キヨシローさんが亡くなったことは凄くショックだったし、キヨシローさんの功績や人物を伝える記事がバンバン出ていることにも否定的な感想は抱いてないんだけど、高英男(こう・ひでお)さんの訃報がキヨシローさんの陰に隠れてしまっているのが非常に残念な藤嶋です。
まあ、今の時代、高英男さんの名前を知らない人のほうが多いだろうから、仕方のないことなんだろうけど……。
「雪の降る街を」シャンソン歌手・高英男さん死去(読売新聞、5月4日13時58分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090504-00000411-yom-ent
Queer Music Experience.でも藤嶋ブログでも未だに詳しくは紹介していないんですが、高英男さんは、日本で初めてのシャンソン歌手です。そして、雑誌『それいゆ』などで有名なイラストレーターであり、日本初のマルチ・クリエイターでもある、あの中原淳一さんの、生涯の恋人でした。高さんがレコード・デビューするにあたってプロデュースを手がけたのは、中原さんでした。
高英男さんは、「メイクをした男性歌手」の第一号としても有名です。ただし、高英男さんのメイクは、のちの美輪明宏さんやピーターさんのような女形(おやま)的なものではなく、宝塚歌劇団の男役スターの妖艶さを男性歌手が演じる、というものでした。中原淳一さんのアイデアによるという、この高英男さんの個性は、今でも唯一無二のものです。
俳優としても、SFホラー『吸血鬼ゴケミドロ』(今年に入ってから、廉価版DVDが発売されています)に主演。これにより、特撮ファンのあいだでは、高英男さんはカルトホラー俳優としてよく知られています。裏を返せば、高英男さんが歌手であることを知らないファンも数多い、ということなのですが、あの美輪明宏さんでさえ、近年のスピリチュアル・ブームを通じて美輪さんのファンになったという若いかたたちのあいだでは、美輪さんが歌手であることを知らない人も多いということを、美輪さんご本人がテレビ番組で述べておられたので(NHK総合『SONGS』第63回、2008年10月15日放送分)、いわんや高英男さんをや。これもまた、仕方のないことかもしれません。
比較的近年に、コラムニストの竜超(りゅう・すすむ)さんが、ゲイ雑誌『バディ』誌での連載コラムの中で、中原淳一さんと高英男さんについて書かれていたことがありました。その記事を読んだ若い読者のかたは、ひょっとしたら高英男さんの名前を記憶していらっしゃるかもしれません。しかし、CD化されている高さんの録音は必ずしも多くはなく(おそらく、現存している音源が少ないことが理由だと思います)、再評価の機運が大きく高まることのないまま、高さんは5月4日、天国へと旅立たれてしまいました。
中原淳一さんは、最晩年の病床の世話を、奥さんの葦原邦子さんや息子さんにではなく、高英男さんに頼んだといいます(ちなみに、葦原邦子さんは戦前の宝塚歌劇団の男役スターとして有名だったかたです)。中原さんの死後、中原さんの息子さんは著書の中で、「男の愛人に父を奪われた」という趣旨のことを書かれています。お父上が同性愛者であったという事実と向かい合う作業は、私が想像する以上に大きな困惑と混乱を伴うとは思いますが、それにしたところで、当時は高さんがご存命だった以上、これって事実上のアウティングですよね……。
高英男さんのおくやみ記事を読むと、喪主は姪御さんとなっているので、高さんはおそらく、生涯独身を貫いたのではないかと思います(このエントリを書いている時点では、高さんが結婚されていたという話をネット上で確認することができなかったので)。竜超さんは、高英男さんの訃報について「月並みな物言いだが、彼岸の中原先生とぶじ再会できることを祈るばかり。合掌。」とブログで記されています。私も同じ気持ちです。
亡くなる半年前まで、90歳の現役歌手としてステージに立ち続けていた高英男さん。日本のLGBTアーティストの源流に位置する偉大なお一人として、いずれ Queer Music Experience.のほうに、このエントリで書いた内容を整えて、バイオグラフィーとしてアップロードしようと思っています。
“雪の降る街を”
(Live, 1976)
ちなみに、『吸血鬼ゴケミドロ』の予告篇はこちら。
まあ、今の時代、高英男さんの名前を知らない人のほうが多いだろうから、仕方のないことなんだろうけど……。
「雪の降る街を」シャンソン歌手・高英男さん死去(読売新聞、5月4日13時58分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090504-00000411-yom-ent
Queer Music Experience.でも藤嶋ブログでも未だに詳しくは紹介していないんですが、高英男さんは、日本で初めてのシャンソン歌手です。そして、雑誌『それいゆ』などで有名なイラストレーターであり、日本初のマルチ・クリエイターでもある、あの中原淳一さんの、生涯の恋人でした。高さんがレコード・デビューするにあたってプロデュースを手がけたのは、中原さんでした。
高英男さんは、「メイクをした男性歌手」の第一号としても有名です。ただし、高英男さんのメイクは、のちの美輪明宏さんやピーターさんのような女形(おやま)的なものではなく、宝塚歌劇団の男役スターの妖艶さを男性歌手が演じる、というものでした。中原淳一さんのアイデアによるという、この高英男さんの個性は、今でも唯一無二のものです。
俳優としても、SFホラー『吸血鬼ゴケミドロ』(今年に入ってから、廉価版DVDが発売されています)に主演。これにより、特撮ファンのあいだでは、高英男さんはカルトホラー俳優としてよく知られています。裏を返せば、高英男さんが歌手であることを知らないファンも数多い、ということなのですが、あの美輪明宏さんでさえ、近年のスピリチュアル・ブームを通じて美輪さんのファンになったという若いかたたちのあいだでは、美輪さんが歌手であることを知らない人も多いということを、美輪さんご本人がテレビ番組で述べておられたので(NHK総合『SONGS』第63回、2008年10月15日放送分)、いわんや高英男さんをや。これもまた、仕方のないことかもしれません。
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比較的近年に、コラムニストの竜超(りゅう・すすむ)さんが、ゲイ雑誌『バディ』誌での連載コラムの中で、中原淳一さんと高英男さんについて書かれていたことがありました。その記事を読んだ若い読者のかたは、ひょっとしたら高英男さんの名前を記憶していらっしゃるかもしれません。しかし、CD化されている高さんの録音は必ずしも多くはなく(おそらく、現存している音源が少ないことが理由だと思います)、再評価の機運が大きく高まることのないまま、高さんは5月4日、天国へと旅立たれてしまいました。
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中原淳一さんは、最晩年の病床の世話を、奥さんの葦原邦子さんや息子さんにではなく、高英男さんに頼んだといいます(ちなみに、葦原邦子さんは戦前の宝塚歌劇団の男役スターとして有名だったかたです)。中原さんの死後、中原さんの息子さんは著書の中で、「男の愛人に父を奪われた」という趣旨のことを書かれています。お父上が同性愛者であったという事実と向かい合う作業は、私が想像する以上に大きな困惑と混乱を伴うとは思いますが、それにしたところで、当時は高さんがご存命だった以上、これって事実上のアウティングですよね……。
高英男さんのおくやみ記事を読むと、喪主は姪御さんとなっているので、高さんはおそらく、生涯独身を貫いたのではないかと思います(このエントリを書いている時点では、高さんが結婚されていたという話をネット上で確認することができなかったので)。竜超さんは、高英男さんの訃報について「月並みな物言いだが、彼岸の中原先生とぶじ再会できることを祈るばかり。合掌。」とブログで記されています。私も同じ気持ちです。
亡くなる半年前まで、90歳の現役歌手としてステージに立ち続けていた高英男さん。日本のLGBTアーティストの源流に位置する偉大なお一人として、いずれ Queer Music Experience.のほうに、このエントリで書いた内容を整えて、バイオグラフィーとしてアップロードしようと思っています。
(Live, 1976)
2009.05.06 Top↑
このエントリでは、5月1日(金)に福岡で開催される、HAKATA RIOT VOL.2をドーンと宣伝させていただきます!
この HAKATA RIOT VOL.2のキャッチ・コピーは、
「マイノリティな人々が、マジョリティの世界で、垣根を越えて、みんなのために送るROCKイベント」
こうしたコンセプトを、明文化してキャッチとして掲げているライヴ・イヴェントは、残念ながら日本ではまだまだ少数派です。だからこそ、このキャッチからはロックを愛するマイノリティとしての誇りが強くあふれ出しています。
VOL.1は、ゲイ・オンリーのイヴェントだったそうなんですが、今回はゲイもビアンも、バイもトランスも、そして異性愛のかたも、みーんなウェルカムのロック・イヴェントとなっているそうです。
実は藤嶋、今回の VOL.2でDJとして参加される KAORIE さんからメールをいただいて、初めて HAKATA RIOT のことを知りました。お恥ずかしい限りです。
KAORIE さんは、HAKATA RIOT VOL.2の宣伝担当として、公式ブログも運営されているのですが、以前から藤嶋の Queer Music Experience.をご覧になってくださっていたそうで、HAKATA RIOT VOL.2の公式ブログの中で、わざわざ1エントリを割いて Queer Music Experience.のことを紹介してくださっているんですよー。
KAORIE さん、ありがとうございまーす!!
こういうふうにして、音楽をきっかけに物理的距離とか性的指向の違いを超えて繋がっていけるのって、藤嶋が Queer Music Experience.を通じて目指していることの1つだったりするので、本当に嬉しいなあ。
このイヴェントを大いに盛り上げるべく、KAORIE さんは公式ブログの更新に力を注いでおられます。博多およびその近郊に在住のみなさん、そしてそれ以外の地域のみなさんも、5月1日(金)は、ぜひぜひ HAKATA RIOT VOL.2に足をお運びくださいませ! よろしくお願いしまーす!!
HAKATA RIOT official blog
http://hakatariot.blog10.fc2.com/
ちなみに、今回の出演バンドは、東京の momo と、福岡の mahina apple band。
momo のほうは、結成から間もなくのころのライヴを、何度か拝見しています。Queer Music Experience.のほうで実は以前にもライヴ・レヴューを書いているので、興味のあるかたはぜひそちらも参照してみてください。
Queer Music Review. - Live Review - (Queer Music Experience.)
mahina apple band さんのほうは、今回初めて名前をお伺いしました。HAKATA RIOT VOL.2の公式ブログで紹介されていた動画を観てみたんですが、これがまた、すんげーカッコ良い!
ジャンル的にはファンクになるのかな? ライヴではDJがプレイするようにノンストップで進行するスタイルを採っているそうなんですが、この動画だと、前半はファンク、後半はサイケデリックなレゲエ調。生演奏ならではのカッコ良さを追求したダンス・ミュージック・バンド、という印象を受けました。間奏でフルートの生演奏が入っていたりするのも、既存のゲイ・インディーズにはないカッコ良さです。
ヴォーカルを担当するマヒナ・アップルさんも、コケティッシュな魅力を振りまきつつ、実にソウルフル。
これはぜひ生で観てみないと……!
てなわけで、5月1日(金)は、HAKATA RIOT VOL.2! お見逃しなく!
この HAKATA RIOT VOL.2のキャッチ・コピーは、
「マイノリティな人々が、マジョリティの世界で、垣根を越えて、みんなのために送るROCKイベント」
こうしたコンセプトを、明文化してキャッチとして掲げているライヴ・イヴェントは、残念ながら日本ではまだまだ少数派です。だからこそ、このキャッチからはロックを愛するマイノリティとしての誇りが強くあふれ出しています。
VOL.1は、ゲイ・オンリーのイヴェントだったそうなんですが、今回はゲイもビアンも、バイもトランスも、そして異性愛のかたも、みーんなウェルカムのロック・イヴェントとなっているそうです。
実は藤嶋、今回の VOL.2でDJとして参加される KAORIE さんからメールをいただいて、初めて HAKATA RIOT のことを知りました。お恥ずかしい限りです。
KAORIE さんは、HAKATA RIOT VOL.2の宣伝担当として、公式ブログも運営されているのですが、以前から藤嶋の Queer Music Experience.をご覧になってくださっていたそうで、HAKATA RIOT VOL.2の公式ブログの中で、わざわざ1エントリを割いて Queer Music Experience.のことを紹介してくださっているんですよー。
KAORIE さん、ありがとうございまーす!!
こういうふうにして、音楽をきっかけに物理的距離とか性的指向の違いを超えて繋がっていけるのって、藤嶋が Queer Music Experience.を通じて目指していることの1つだったりするので、本当に嬉しいなあ。
このイヴェントを大いに盛り上げるべく、KAORIE さんは公式ブログの更新に力を注いでおられます。博多およびその近郊に在住のみなさん、そしてそれ以外の地域のみなさんも、5月1日(金)は、ぜひぜひ HAKATA RIOT VOL.2に足をお運びくださいませ! よろしくお願いしまーす!!
http://hakatariot.blog10.fc2.com/
ちなみに、今回の出演バンドは、東京の momo と、福岡の mahina apple band。
momo のほうは、結成から間もなくのころのライヴを、何度か拝見しています。Queer Music Experience.のほうで実は以前にもライヴ・レヴューを書いているので、興味のあるかたはぜひそちらも参照してみてください。
Queer Music Review. - Live Review - (Queer Music Experience.)
mahina apple band さんのほうは、今回初めて名前をお伺いしました。HAKATA RIOT VOL.2の公式ブログで紹介されていた動画を観てみたんですが、これがまた、すんげーカッコ良い!
ジャンル的にはファンクになるのかな? ライヴではDJがプレイするようにノンストップで進行するスタイルを採っているそうなんですが、この動画だと、前半はファンク、後半はサイケデリックなレゲエ調。生演奏ならではのカッコ良さを追求したダンス・ミュージック・バンド、という印象を受けました。間奏でフルートの生演奏が入っていたりするのも、既存のゲイ・インディーズにはないカッコ良さです。
ヴォーカルを担当するマヒナ・アップルさんも、コケティッシュな魅力を振りまきつつ、実にソウルフル。
これはぜひ生で観てみないと……!
てなわけで、5月1日(金)は、HAKATA RIOT VOL.2! お見逃しなく!
2009.04.18 Top↑
すっかりご無沙汰してしまっております。藤嶋です。
本当はもっと早い時期にアップロードしておくべきだったトピックが、ずいぶんと溜まってしまいました。関係者のみなさまにはご迷惑をおかけしております。本当に申し訳ありません。
かなりの遅れ馳せではありますが、それらのトピックを順次書いていきます。
☆
まず最初は、キッチュなテイストについつい反応してしまうという洋楽ファンのかたには強くお薦めのブログの話題です(笑)。
藤嶋が常日頃からお世話になっている新宿二丁目のバー、mf(メゾフォルテ)は、水曜日のみ、作家の伏見憲明さんがマスターを勤めていらっしゃいます。その通称「Fメゾ」に過日お邪魔した際に、たまたまカウンターでご一緒させていただいた女性のお客様が、なんとありがたいことに、藤嶋の Queer Music Experience.をご覧になってくださっていたんですね。
hina さんとおっしゃるそのお客様と藤嶋は、音楽の話題で大盛り上がり。
そして、hina さんが目下のところハマっていらっしゃるのが、これがまた非常にユニークなご趣味なんですが、洋楽のガックリ・カヴァー曲を集めること。
ガックリ・カヴァー曲っていうのは何かというと、それは、オリジナル・ヴァージョンとのイメージの落差があまりにも大き過ぎて、思わずガックリきてしまうようなカヴァー曲。
しかも、ただガックリするだけじゃなく、そのガックリさ加減が、逆に一種の快感を呼び起こさせるような、そんなカヴァー曲群を指します。
(と、勝手に定義してみました:笑)
ガックリ・カヴァー曲についての hina さんの造詣は、ほとんどマリアナ海溝級の深さ。まさにこの道(どの道?)の第一人者です。
その造詣の深さに悶絶した藤嶋は、「これをテーマにしてブログを開設すべき!」と hina さんに進言。そのリクエストに応えて hina さんが開設してくれたのが、こちらのブログです。
hina さんによるガックリ・カヴァー曲集ブログ
what did *** do deserve this?
オリジナル・ヴァージョンのほうに慣れ親しんでいるかたであれば、思わず苦笑&失笑せずにはいられないカヴァー曲の珍品・迷品の数々が、「これでも喰らえ!」と言わんばかりの勢いで、次から次へと動画で紹介されています。Queer Music Experience.的には、ジェシカ・シンプソンの「You Spin Me Round (Like A Record)」がガックリ度ピカイチ!(笑)
てなわけで、hina さんのブログで紹介されていた動画を、こちらでも掲載。
hina さんのブログでは、シザー・シスターズの「Comfortably Numb」もガックリ・カヴァーに含まれています。藤嶋はLGBTアーティストびいきなので、シザーズ・ヴァージョンの「Comfortably Numb」も実は大好きだったりするんですが(笑)、ピンク・フロイドのオリジナル・ヴァージョンをこよなく愛する人にとっては、シザーズのカヴァー・ヴァージョンはかなりの噴飯モノなんだろうなー、とは思います。
ちなみに、hina さんはブログだけではなく、hina さんお薦めのガックリ・カヴァー曲を集めたオリジナルCDも作成して、藤嶋にプレゼントしてくださいました。
こちらのCDには、サマンサ・フォックスが歌う「(I Can't Get No) Satisfaction」も収録されていました。オリジナルはもちろん、ローリング・ストーンズ。LGBTアーティストびいきの藤嶋は当然サマンサ・フォックスも大好きで、このカヴァー・ヴァージョンが収録されている彼女のセカンド・アルバムも、もちろん愛聴盤です。しかし、さすがにファンの私からみても、「この曲をカヴァーするのは無謀だろー」という印象は、最初のリリースから二十数年を経た今も変わっていません(笑)。なので、これは納得の選曲。
hina さん作成の、このオリジナルCDに収録されたラインナップの中で、藤嶋を最も悶絶させたのが、羽賀健二(現:研二)が熱唱する「ネバーエンディング・ストーリーのテーマ」。
なんで羽賀研二がネバエン!?
という、その1点だけでも十分に悶絶モノなのに、歌詞がいかにも80年代的な青春アイドル歌謡ふうに書き換えられていて、出だしの「よ〜せよ〜、強がりは〜、俺の前で」だけで、全身が総毛立つこと間違いなしです。
うわあああああああああああああ〜!(←悶絶中)
洋楽が大好きで、しかもキッチュなテイストについつい反応してしまうという、そこのアナタ! ぜひ hina さんのブログをご覧になってみてください。
本当はもっと早い時期にアップロードしておくべきだったトピックが、ずいぶんと溜まってしまいました。関係者のみなさまにはご迷惑をおかけしております。本当に申し訳ありません。
かなりの遅れ馳せではありますが、それらのトピックを順次書いていきます。
まず最初は、キッチュなテイストについつい反応してしまうという洋楽ファンのかたには強くお薦めのブログの話題です(笑)。
藤嶋が常日頃からお世話になっている新宿二丁目のバー、mf(メゾフォルテ)は、水曜日のみ、作家の伏見憲明さんがマスターを勤めていらっしゃいます。その通称「Fメゾ」に過日お邪魔した際に、たまたまカウンターでご一緒させていただいた女性のお客様が、なんとありがたいことに、藤嶋の Queer Music Experience.をご覧になってくださっていたんですね。
hina さんとおっしゃるそのお客様と藤嶋は、音楽の話題で大盛り上がり。
そして、hina さんが目下のところハマっていらっしゃるのが、これがまた非常にユニークなご趣味なんですが、洋楽のガックリ・カヴァー曲を集めること。
ガックリ・カヴァー曲っていうのは何かというと、それは、オリジナル・ヴァージョンとのイメージの落差があまりにも大き過ぎて、思わずガックリきてしまうようなカヴァー曲。
しかも、ただガックリするだけじゃなく、そのガックリさ加減が、逆に一種の快感を呼び起こさせるような、そんなカヴァー曲群を指します。
(と、勝手に定義してみました:笑)
ガックリ・カヴァー曲についての hina さんの造詣は、ほとんどマリアナ海溝級の深さ。まさにこの道(どの道?)の第一人者です。
その造詣の深さに悶絶した藤嶋は、「これをテーマにしてブログを開設すべき!」と hina さんに進言。そのリクエストに応えて hina さんが開設してくれたのが、こちらのブログです。
what did *** do deserve this?
オリジナル・ヴァージョンのほうに慣れ親しんでいるかたであれば、思わず苦笑&失笑せずにはいられないカヴァー曲の珍品・迷品の数々が、「これでも喰らえ!」と言わんばかりの勢いで、次から次へと動画で紹介されています。Queer Music Experience.的には、ジェシカ・シンプソンの「You Spin Me Round (Like A Record)」がガックリ度ピカイチ!(笑)
てなわけで、hina さんのブログで紹介されていた動画を、こちらでも掲載。
hina さんのブログでは、シザー・シスターズの「Comfortably Numb」もガックリ・カヴァーに含まれています。藤嶋はLGBTアーティストびいきなので、シザーズ・ヴァージョンの「Comfortably Numb」も実は大好きだったりするんですが(笑)、ピンク・フロイドのオリジナル・ヴァージョンをこよなく愛する人にとっては、シザーズのカヴァー・ヴァージョンはかなりの噴飯モノなんだろうなー、とは思います。
![]() | シザー・シスターズ (2004/07/21) シザー・シスターズ 商品詳細を見る |
ちなみに、hina さんはブログだけではなく、hina さんお薦めのガックリ・カヴァー曲を集めたオリジナルCDも作成して、藤嶋にプレゼントしてくださいました。
こちらのCDには、サマンサ・フォックスが歌う「(I Can't Get No) Satisfaction」も収録されていました。オリジナルはもちろん、ローリング・ストーンズ。LGBTアーティストびいきの藤嶋は当然サマンサ・フォックスも大好きで、このカヴァー・ヴァージョンが収録されている彼女のセカンド・アルバムも、もちろん愛聴盤です。しかし、さすがにファンの私からみても、「この曲をカヴァーするのは無謀だろー」という印象は、最初のリリースから二十数年を経た今も変わっていません(笑)。なので、これは納得の選曲。
![]() | サマンサ・フォックス・グレイテスト・ヒッツ (2005/02/23) サマンサ・フォックス 商品詳細を見る |
hina さん作成の、このオリジナルCDに収録されたラインナップの中で、藤嶋を最も悶絶させたのが、羽賀健二(現:研二)が熱唱する「ネバーエンディング・ストーリーのテーマ」。
なんで羽賀研二がネバエン!?
という、その1点だけでも十分に悶絶モノなのに、歌詞がいかにも80年代的な青春アイドル歌謡ふうに書き換えられていて、出だしの「よ〜せよ〜、強がりは〜、俺の前で」だけで、全身が総毛立つこと間違いなしです。
うわあああああああああああああ〜!(←悶絶中)
洋楽が大好きで、しかもキッチュなテイストについつい反応してしまうという、そこのアナタ! ぜひ hina さんのブログをご覧になってみてください。
2009.04.18 Top↑
前回のエントリや「藤嶋貴樹のゲイミュージックワールド」の最新回で紹介した、ブレット・エヴリーのアルバム『Camping Out』の収録曲の歌詞について、SNS 経由で次のようなご意見をいただきました。
「日本語にトランスレートして日本のシーンで共有する作業があってもよいでしょうね。 」
そのご意見を受けまして、『Camping Out』の収録曲の日本語訳を、今回作成してみました。
作成にあたって最も重視したのは「原詞のニュアンスをなるべくそのまま、わかりやすい日本語で伝える」ということでした。そこで、原詞にはない言葉も適宜付け加えたり、思い切った意訳を施している箇所も少なからずあるので、これが直訳だとは決して思わないでください。
(よもや、直訳こそがもっとも正しい翻訳のあり方だと思ってる人もいないでしょうが)
それにしても、英歌詞に日本語訳をつけるという作業は、たぶん、Queer Music Experience.に掲載している「“ゲイのラヴ・ソング”としてのカルチャー・クラブ」を書いたとき以来だと思うんだけど、なんかね、もー、すげー楽しかったですわ。原詞のニュアンスにピタリと当てはまるフレーズが浮かんだときの快感っていったら、もー(笑)。
日本語つけながら、泣いちゃったりとかしましたよ。って書くと、自分がつけた対訳に自分自身で酔い痴れてるみたいに勘違いされちゃいそうだけど。
英歌詞を訳す作業をしていると、ただ原詞を読んだだけでは気づけなかった細かいニュアンスなんかが、すごくクリアに見えてくるんですよね。「ああ、こういう意味が実は隠されていたんだー」みたいな新しい発見が、どの曲にも必ずあるんです。それが楽しくって。
ブレット・エヴリーの書いた詞って、自分が思ってた以上にもっと、もっと、素晴らしくロマンティックな世界なんだってことが改めてわかって、そしたら泣けてきちゃって。
「全篇がゲイのラヴ・ソング」のアルバムって、ホント良いです。
今はまだ2月だけど、このブレット・エヴリーの『Camping Out』は、今年度の藤嶋的レコード・オブ・ジ・イヤーの最有力候補ですわ。

『Camping Out』アルバム・ジャケット
てなわけで。
ブレット・エヴリーの『Camping Out』の収録曲を、ぜひ一度、対訳を読みながら聴いてみてください。
では以下が対訳です。
「日本語にトランスレートして日本のシーンで共有する作業があってもよいでしょうね。 」
そのご意見を受けまして、『Camping Out』の収録曲の日本語訳を、今回作成してみました。
作成にあたって最も重視したのは「原詞のニュアンスをなるべくそのまま、わかりやすい日本語で伝える」ということでした。そこで、原詞にはない言葉も適宜付け加えたり、思い切った意訳を施している箇所も少なからずあるので、これが直訳だとは決して思わないでください。
(よもや、直訳こそがもっとも正しい翻訳のあり方だと思ってる人もいないでしょうが)
それにしても、英歌詞に日本語訳をつけるという作業は、たぶん、Queer Music Experience.に掲載している「“ゲイのラヴ・ソング”としてのカルチャー・クラブ」を書いたとき以来だと思うんだけど、なんかね、もー、すげー楽しかったですわ。原詞のニュアンスにピタリと当てはまるフレーズが浮かんだときの快感っていったら、もー(笑)。
日本語つけながら、泣いちゃったりとかしましたよ。って書くと、自分がつけた対訳に自分自身で酔い痴れてるみたいに勘違いされちゃいそうだけど。
英歌詞を訳す作業をしていると、ただ原詞を読んだだけでは気づけなかった細かいニュアンスなんかが、すごくクリアに見えてくるんですよね。「ああ、こういう意味が実は隠されていたんだー」みたいな新しい発見が、どの曲にも必ずあるんです。それが楽しくって。
ブレット・エヴリーの書いた詞って、自分が思ってた以上にもっと、もっと、素晴らしくロマンティックな世界なんだってことが改めてわかって、そしたら泣けてきちゃって。
「全篇がゲイのラヴ・ソング」のアルバムって、ホント良いです。
今はまだ2月だけど、このブレット・エヴリーの『Camping Out』は、今年度の藤嶋的レコード・オブ・ジ・イヤーの最有力候補ですわ。

『Camping Out』アルバム・ジャケット
てなわけで。
ブレット・エヴリーの『Camping Out』の収録曲を、ぜひ一度、対訳を読みながら聴いてみてください。
では以下が対訳です。
2009.02.18 Top↑
ゲイのためのライフスタイル提案型オンラインマガジン『Gay Life Japan』にて私こと藤嶋が連載をいただいている「藤嶋貴樹のゲイミュージックワールド」が、昨日(2月14日)更新されましたよー。
今回紹介しているのは、オーストラリアはシドニー出身のオープンリー・ゲイ・アーティスト、ブレット・エヴリーです。
藤嶋貴樹のゲイミュージックワールド
第6回 ブレット・エヴリー『Camping Out』
http://www.gaylife.co.jp/scene/gaymusic/903.html
Gay Life Japan 編集部からサンプル盤とプレスリリースをいただいて、藤嶋は初めてブレット・エヴリーの存在を知ったんですが、昨年リリースされた彼のデビュー・アルバム『Camping Out』はなかなかのオススメ盤です。

『Camping Out』アルバム・ジャケット
このアルバム、収録曲のすべてが「ゲイのラヴ・ソング」なんですね。
音楽的にはジャズやブルースが中心なので、J-POP とか歌謡曲が好きな人にはひょっとしたら退屈に聴こえるかもしれないし、当然すべて英語で歌われているので、大半の日本人には一聴してすぐに感情移入ができる音楽ではないかもしれません。
ただ、ここで改めて注目していただきたいのは、「全篇がゲイのラヴ・ソング」のアルバムは、実は意外と少ない、ということです。
曲の中に出てくる「彼女」を頭の中でいちいち「彼」に置き換える必要もなく、歌詞の中の情景をそのまんまイメージするだけですぐに感情移入できる、そういうラヴ・ソングだけで埋め尽くされたアルバムって、実はそんなにないでしょ?
でも、ブレット・エヴリーの『Camping Out』は、まさにそうした「全篇がゲイのラヴ・ソング」のアルバムなんです。
たとえば、1曲めの「Sailor」は、寄港地の酒場でたまたまめぐり会った水兵との一夜の恋を描いた物語。
4曲めのタイトル・トラック「Camping Out」は、映画『ブロークバック・マウンテン』の一場面のように、キャンプファイヤーの傍らで互いを温め合っている2人の青年の姿を描いた、穏やかな幸福感にあふれた曲。
6曲めの「Devereaux」は、仕事で帰宅が遅くなっている「彼」の帰りを待ちわびているという曲。7曲めの「William」は、喧嘩別れしたウィリアムという恋人に「今なら僕たちはやり直せるよ」と歌っている曲。
ジャズやブルースの泥臭さと、すごく苦みばしったブレットのヴォーカルが相まって、あたかもマッチョな雰囲気を醸し出しているかのようにも聴こえるんだけど、よぉぉく歌詞に耳を傾けてみると、実はとってもロマンティックな曲ばかりなんです。
この『Camping Out』は、iTunes Store で購入可能です。iTunes Store で購入した場合、歌詞カードはついてきませんが、ブレットの公式サイトでは、カヴァー・ソング2曲を除いた残り8曲の歌詞がすべて公開されています。(ちなみに、CDで購入した場合でも、付属の歌詞カードにはカヴァー・ソング2曲の歌詞は掲載されていません)
iTunes Store の『Camping Out』購入ページ
ブレット・エヴリーはプロモーション・ヴィデオの製作は現時点では行なっていないようなので、YouTube で視聴ができるのは、家庭用ヴィデオ・カメラで撮影されたとおぼしきライヴ・ヴィデオのみです。いちおう参考資料ということで。
"Prince Charming"
(Live, 2007)
ブレット・エヴリー公式サイト
http://www.brettevery.com/
ブレット・エヴリー MySpace
http://www.myspace.com/brettevery
今回紹介しているのは、オーストラリアはシドニー出身のオープンリー・ゲイ・アーティスト、ブレット・エヴリーです。
藤嶋貴樹のゲイミュージックワールド
第6回 ブレット・エヴリー『Camping Out』
http://www.gaylife.co.jp/scene/gaymusic/903.html
Gay Life Japan 編集部からサンプル盤とプレスリリースをいただいて、藤嶋は初めてブレット・エヴリーの存在を知ったんですが、昨年リリースされた彼のデビュー・アルバム『Camping Out』はなかなかのオススメ盤です。

『Camping Out』アルバム・ジャケット
このアルバム、収録曲のすべてが「ゲイのラヴ・ソング」なんですね。
音楽的にはジャズやブルースが中心なので、J-POP とか歌謡曲が好きな人にはひょっとしたら退屈に聴こえるかもしれないし、当然すべて英語で歌われているので、大半の日本人には一聴してすぐに感情移入ができる音楽ではないかもしれません。
ただ、ここで改めて注目していただきたいのは、「全篇がゲイのラヴ・ソング」のアルバムは、実は意外と少ない、ということです。
曲の中に出てくる「彼女」を頭の中でいちいち「彼」に置き換える必要もなく、歌詞の中の情景をそのまんまイメージするだけですぐに感情移入できる、そういうラヴ・ソングだけで埋め尽くされたアルバムって、実はそんなにないでしょ?
でも、ブレット・エヴリーの『Camping Out』は、まさにそうした「全篇がゲイのラヴ・ソング」のアルバムなんです。
たとえば、1曲めの「Sailor」は、寄港地の酒場でたまたまめぐり会った水兵との一夜の恋を描いた物語。
4曲めのタイトル・トラック「Camping Out」は、映画『ブロークバック・マウンテン』の一場面のように、キャンプファイヤーの傍らで互いを温め合っている2人の青年の姿を描いた、穏やかな幸福感にあふれた曲。
6曲めの「Devereaux」は、仕事で帰宅が遅くなっている「彼」の帰りを待ちわびているという曲。7曲めの「William」は、喧嘩別れしたウィリアムという恋人に「今なら僕たちはやり直せるよ」と歌っている曲。
ジャズやブルースの泥臭さと、すごく苦みばしったブレットのヴォーカルが相まって、あたかもマッチョな雰囲気を醸し出しているかのようにも聴こえるんだけど、よぉぉく歌詞に耳を傾けてみると、実はとってもロマンティックな曲ばかりなんです。
この『Camping Out』は、iTunes Store で購入可能です。iTunes Store で購入した場合、歌詞カードはついてきませんが、ブレットの公式サイトでは、カヴァー・ソング2曲を除いた残り8曲の歌詞がすべて公開されています。(ちなみに、CDで購入した場合でも、付属の歌詞カードにはカヴァー・ソング2曲の歌詞は掲載されていません)
iTunes Store の『Camping Out』購入ページ
ブレット・エヴリーはプロモーション・ヴィデオの製作は現時点では行なっていないようなので、YouTube で視聴ができるのは、家庭用ヴィデオ・カメラで撮影されたとおぼしきライヴ・ヴィデオのみです。いちおう参考資料ということで。
(Live, 2007)
ブレット・エヴリー公式サイト
http://www.brettevery.com/
ブレット・エヴリー MySpace
http://www.myspace.com/brettevery
2009.02.15 Top↑
年が明けてから、まだ一度もこのブログを更新してませんでした。いっかーん!
にもかかわらず、某ソーシャル・ネットでの日記はそこそこ更新していたので、そちらのほうをチェックされるようになったかたも何人かいらっしゃるようで、ご心配をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。m(_ _)m
このブログを放置しているあいだに、GAY LIFE JAPAN での連載「ゲイミュージックワールド」も、2度ほど更新しています。よろしければ、そちらもご覧くださいませ。
「ゲイミュージックワールド」第4回は、昨年の12月25日更新。その前月の22日に、新宿2丁目の Club ArcH にて開催されたゲイ&レズビアンのライヴ・イヴェント、GLAP のレポートです。
第4回 GLAP 観覧記
http://www.gaylife.co.jp/scene/gaymusic/712.html
そして第5回は、1月18日更新。メランジュ・ラヴォンヌという、アメリカのインディーのゲイ女子ヒップホップ・ラッパーを紹介しています。
第5回 メランジュ・ラヴォンヌ「Gay Bash」
http://www.gaylife.co.jp/scene/gaymusic/799.html
この第5回の記事で紹介している「Gay Bash」という曲のヴィデオ・クリップを、このブログをご覧のみなさまにも観ていただきたく思います。そして、この映像や楽曲が心に響いたかたは、ぜひ「ゲイミュージックワールド」本文もお読みになってください。よろしくお願いいたします。
"Gay Bash"
(2007)
にもかかわらず、某ソーシャル・ネットでの日記はそこそこ更新していたので、そちらのほうをチェックされるようになったかたも何人かいらっしゃるようで、ご心配をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。m(_ _)m
このブログを放置しているあいだに、GAY LIFE JAPAN での連載「ゲイミュージックワールド」も、2度ほど更新しています。よろしければ、そちらもご覧くださいませ。
「ゲイミュージックワールド」第4回は、昨年の12月25日更新。その前月の22日に、新宿2丁目の Club ArcH にて開催されたゲイ&レズビアンのライヴ・イヴェント、GLAP のレポートです。
第4回 GLAP 観覧記
http://www.gaylife.co.jp/scene/gaymusic/712.html
そして第5回は、1月18日更新。メランジュ・ラヴォンヌという、アメリカのインディーのゲイ女子ヒップホップ・ラッパーを紹介しています。
第5回 メランジュ・ラヴォンヌ「Gay Bash」
http://www.gaylife.co.jp/scene/gaymusic/799.html
この第5回の記事で紹介している「Gay Bash」という曲のヴィデオ・クリップを、このブログをご覧のみなさまにも観ていただきたく思います。そして、この映像や楽曲が心に響いたかたは、ぜひ「ゲイミュージックワールド」本文もお読みになってください。よろしくお願いいたします。
(2007)
2009.01.28 Top↑
当ブログの12月19日付のエントリで紹介させていただいた、大阪のゲイ・インディーズ・ライヴ・イヴェント、LIVE STARTING OVER のオーガナイザーであるうとさくさんのネットラジオ『STARTING OVER』が、昨日、更新されました。
今回の『STARTING OVER』には、先日の LIVE STARTING OVER にも出演した大吾ちゃんがゲストで登場して、うとさくさんと楽しいトークを繰り広げています。
その中で大吾ちゃんが、このブログ版 Queer Music Experience.に藤嶋が書いた、LIVE STARTING OVER の記事について、ちょろっと触れてくれてるんですね。
ゲイ・インディーズのネットラジオで藤嶋ブログのことが話題になったのって、今までほとんどなかったので、かなーり嬉しかったです。
大吾ちゃん、どうもありがとー!
んでもって、パーソナリティーのうとさくさんも、『STARTING OVER』のブログの本文中で、藤嶋ブログへのリンクを貼ってくださいました。
うとさくさんも、どうもありがとうございまーす!
てなわけで、このブログをご覧のみなさまも、うとさくさんのネットラジオ『STARTING OVER』を、ぜひぜひ、お聴きになってくださーい!
今回の更新が第135回めの、人気コンテンツです。
ネットラジオ『STARTING OVER』
http://blog.livedoor.jp/utosaku/
今回の『STARTING OVER』には、先日の LIVE STARTING OVER にも出演した大吾ちゃんがゲストで登場して、うとさくさんと楽しいトークを繰り広げています。
その中で大吾ちゃんが、このブログ版 Queer Music Experience.に藤嶋が書いた、LIVE STARTING OVER の記事について、ちょろっと触れてくれてるんですね。
ゲイ・インディーズのネットラジオで藤嶋ブログのことが話題になったのって、今までほとんどなかったので、かなーり嬉しかったです。
大吾ちゃん、どうもありがとー!
んでもって、パーソナリティーのうとさくさんも、『STARTING OVER』のブログの本文中で、藤嶋ブログへのリンクを貼ってくださいました。
うとさくさんも、どうもありがとうございまーす!
てなわけで、このブログをご覧のみなさまも、うとさくさんのネットラジオ『STARTING OVER』を、ぜひぜひ、お聴きになってくださーい!
今回の更新が第135回めの、人気コンテンツです。
ネットラジオ『STARTING OVER』
http://blog.livedoor.jp/utosaku/
2008.12.22 Top↑
今回のエントリは、クリスマス特集でーす。
えっとですね、日本のゲイ・インディーズでも、オリジナルのクリスマス・ソングをリリースされているアーティストさんは、たくさんいらっしゃいます。シングルのAサイドとしてクリスマス・ソングをリリースされているのは、パッと思いつくところでは、BACKDRAFT BOYS、NAOYUKI、I.C.M、などなど。シングルのカップリング曲やアルバム収録曲としてリリースされているのは、屋良朝友、ROD、borderless あたりかな。「冬の歌」というだけなら、他にもかなりの数のゲイ・インディーズ・アーティストさんが、クリスマス・シーズンを意識した楽曲を発表されています。
それらの楽曲のほとんどは、ヴィデオ・クリップが存在していないので、ここで実際にお聴かせすることは、残念ながらできません。これがネットラジオだったら、ガンガンにかけまくっちゃうとこなんだけどねー。
ネットラジオもやってみたいんだけど、やり方がよくわかんなくって。(^^;
まあ、そんなわけで、今回のクリスマス特集は動画で聴ける曲のみですが、定番曲ばかりだと記事としては面白味に欠けるので、今回はこれまで紹介したことのないジャンルに、思い切って踏み込んでみたいと思います。
それはね、合唱曲。
アメリカやイギリス、オーストラリアといった国々では、ゲイ・メンズ・コーラス、つまりゲイ・オンリーの男声合唱団の活動が盛んなんです。
ここ日本でも、ゲイ・オンリーの男声合唱団はいくつもあります。表立ってゲイ・メンズ・コーラスの看板を掲げているわけではないのですが、そのコンサートでは、ゲイゲイしい演出の施された寸劇的な一幕もあったりして、クラシック音楽に詳しくない人でも充分に楽しめます。
アメリカやイギリス、オーストラリアのゲイ・メンズ・コーラスの場合、コンサート活動だけではなく、CDのリリースも行なっている例がたくさんあります。
それらのCDは、インターネットを利用すれば、日本で暮らしている私たちでも、もちろん購入可能です。
てなわけで。
今回のエントリでは、こうした海外のゲイ・メンズ・コーラスのうち、クリスマス・アルバムをリリースしていて、しかもそれらが iTunes Store で購入できて、その場ですぐに聴けちゃうよっ! というグループの動画を紹介します。
ただし、これから紹介する動画の楽曲は、いずれのクリスマス・アルバムにも未収録なんですけどね(汗)。でも、まあ、これらの動画をきっかけにして、海外のゲイ・メンズ・コーラスの歌声に関心を持っていただけたら、と思ってます。
えっとですね、日本のゲイ・インディーズでも、オリジナルのクリスマス・ソングをリリースされているアーティストさんは、たくさんいらっしゃいます。シングルのAサイドとしてクリスマス・ソングをリリースされているのは、パッと思いつくところでは、BACKDRAFT BOYS、NAOYUKI、I.C.M、などなど。シングルのカップリング曲やアルバム収録曲としてリリースされているのは、屋良朝友、ROD、borderless あたりかな。「冬の歌」というだけなら、他にもかなりの数のゲイ・インディーズ・アーティストさんが、クリスマス・シーズンを意識した楽曲を発表されています。
それらの楽曲のほとんどは、ヴィデオ・クリップが存在していないので、ここで実際にお聴かせすることは、残念ながらできません。これがネットラジオだったら、ガンガンにかけまくっちゃうとこなんだけどねー。
ネットラジオもやってみたいんだけど、やり方がよくわかんなくって。(^^;
まあ、そんなわけで、今回のクリスマス特集は動画で聴ける曲のみですが、定番曲ばかりだと記事としては面白味に欠けるので、今回はこれまで紹介したことのないジャンルに、思い切って踏み込んでみたいと思います。
それはね、合唱曲。
アメリカやイギリス、オーストラリアといった国々では、ゲイ・メンズ・コーラス、つまりゲイ・オンリーの男声合唱団の活動が盛んなんです。
ここ日本でも、ゲイ・オンリーの男声合唱団はいくつもあります。表立ってゲイ・メンズ・コーラスの看板を掲げているわけではないのですが、そのコンサートでは、ゲイゲイしい演出の施された寸劇的な一幕もあったりして、クラシック音楽に詳しくない人でも充分に楽しめます。
アメリカやイギリス、オーストラリアのゲイ・メンズ・コーラスの場合、コンサート活動だけではなく、CDのリリースも行なっている例がたくさんあります。
それらのCDは、インターネットを利用すれば、日本で暮らしている私たちでも、もちろん購入可能です。
てなわけで。
今回のエントリでは、こうした海外のゲイ・メンズ・コーラスのうち、クリスマス・アルバムをリリースしていて、しかもそれらが iTunes Store で購入できて、その場ですぐに聴けちゃうよっ! というグループの動画を紹介します。
ただし、これから紹介する動画の楽曲は、いずれのクリスマス・アルバムにも未収録なんですけどね(汗)。でも、まあ、これらの動画をきっかけにして、海外のゲイ・メンズ・コーラスの歌声に関心を持っていただけたら、と思ってます。
2008.12.21 Top↑
既に先月の話となってしまいましたが、11月16日、大阪で年に一回開催されているゲイ・インディーズのライヴ・イヴェント、LIVE STARTING OVER に、藤嶋も行ってまいりました。
今年で4回目の開催ですが、藤嶋にはこれが初体験。
毎年 LIVE STARTING OVER を観ていらっしゃるかたには自明のことばかりを書いちゃうかもしれませんが、藤嶋にとっては新鮮な発見がたくさんありました。
たとえば、オーディエンスのみなさんが醸し出していた一体感。
これは福岡の SOUND SUMMIT を観たときにも感じたことなんだけど、この種の一体感って、東京のゲイ・インディーズ・ライヴには、あんまりないんだよねー。
東京以外の地域で活動されているゲイ・インディーズのアーティストさんが、東京でライヴをされたときに、その感想を個人的に伺うと、ぶっちゃけた話、「東京は演りづらい」という言葉をいただくことが、結構多いんですわ。
なにがどう演りづらいのか、その理由というのは、たとえば福岡の SOUND SUMMIT や、今回の LIVE STARTING OVER を実際に体験してみると、なんとなくわかります。
東京以外の地域で開催されているゲイ・インディーズ・ライヴのオーディエンスのみなさんの雰囲気って、すごくフレンドリーなんだよね。
出演者に対してもフレンドリーだし、オーディエンスのみなさん同士も、すごくフレンドリー。
もっと具体的に言うと、「ライヴの楽しみ方」とか「楽しいと感じるツボ」みたいなものが、出演者も含めた箱全体で、しっかりと共有されている、という感じ。
一方。
東京、というか新宿エリアで開催されるゲイ・インディーズ・ライヴのお客さんは、そうした「ライヴの楽しみ方」とか「楽しいと感じるツボ」が、完全にまちまちなんだよね。
どういう人脈を通じてそのライヴに足を運んだかによって、「ライヴの楽しみ方」が、もー全然違う。
しかも、ただ違うだけならともかく、ノリとかツボが自分とは異なる人に対して、東京のオーディエンスのみなさんって、すんごい冷ややかなんですよねえ……。「お前、空気読めよ!」みたいな視線が、箱のあちこちで盛んに飛び交ってるの(笑)。
結局、地域性に基づいた共有感覚がないということが、新宿の地域性なんだよね。
ゆえに、箱全体のまとまりが、あんまりない。
と断言しちゃうのも乱暴かもしれないけど、とにかく「オーディエンスのあいだの温度差」を感じるケースがすごく多い。
東京以外の地域で活動しているゲイ・インディーズのアーティストのみなさんにとって、だから東京でのライヴっていうのは、箱全体の空気をつかむのが、とにかく難しい。笑いのツボも、お客さんによってホントにまちまちだから、MCがすべっちゃうこともままある。
そういう難しい空気が当たり前になっちゃってる藤嶋にとっては、東京以外の地域のゲイ・インディーズ・ライヴに接したときに先ず感じるのが、「箱全体の一体感」、なんですよね。
特に、今回初めて体験した LIVE STARTING OVER の、オーディエンスのみなさんの一体感。これはもう、新宿のライヴ・イヴェントでは実現がすごく難しいだろうなー。
たとえば、出演者を同じ1つの人脈だけで固めちゃうとか、あるいはすべての出演者を同じ系統で固める(打ち込み系オンリーとか、バンド系オンリーとか、ガチムチ系オンリーとか、要するに「出演者の多様性を排する」形に)しないと、対バン形式のライヴ・イヴェントでオーディエンスが1つになって盛り上がるということは、少なくとも新宿では、今のところは難しい気がする。
まあ、もちろん、どのようにライヴを楽しむかは、完全にお客さん1人ひとりの自由であって、一定の楽しみ方を強制するべきではないし、むしろ自分は強制されたくないタイプなんだけどね(笑)。わはは。
でも、LIVE STARTING OVER の雰囲気っていうのは、すごくフレンドリーでウェルカムだから、こちらのほうから自然と積極的に、郷に入っては郷に従ってしまいたくなる感じ。
その意味で、今回 LIVE STARTING OVER を観て藤嶋が思ったのは、とにかく、「うらやましい」ということですね。
こんなふうに、「出演者の多彩さという『多様性』を実現した上で、出演者もオーディエンスも一緒に、箱全体で盛り上がれるゲイ・インディーズ・ライヴ・イヴェント」が定期開催されているということが、藤嶋にはとにかくうらやましかった。
んでもって、大阪以外の地域で活動しているゲイ・インディーズ・アーティストにとっても、LIVE STARTING OVER は、お客さんから手応えがちゃんと得られて、しかもみなさんすごくフレンドリーだから、1回出演したらまた出演したくなっちゃうライヴ・イヴェントなんじゃないかと思うんですよ。しかも、地元アーティストのみなさんは、そうしたアウェー組をも、ちゃんと「ファミリーの一員」として受け入れてる雰囲気が、客席から観ているだけの藤嶋にも、ちゃんと伝わってくるんですよね。ROD とか大吾ちゃんのようなアウェー組が、毎年 LIVE STARTING OVER に欠かさず出演を続けてるのって、たぶんそういう理由も大きいんじゃないかなー、と思います。
1組につき40分×7組という、非常に長時間のイヴェントで、観ている側にもそれなりの持久力が要求されてくるんだけど、それでも最初から最後まで楽しく観ることができたのは、やっぱり箱全体が一体感をもってまとまっていたという、イヴェント全体の雰囲気の良さ、これに尽きます。
☆
アウェー組である ROD と大吾ちゃん、そして東京でも頻繁にライヴを行なっている屋良朝友さん以外は、どの出演者のかたも、藤嶋にとっては初めてパフォーマンスを拝見させていただくアーティストさんばかりでした。
トップバッターは、ふぐりさん。
今年で4回目の開催ですが、藤嶋にはこれが初体験。
毎年 LIVE STARTING OVER を観ていらっしゃるかたには自明のことばかりを書いちゃうかもしれませんが、藤嶋にとっては新鮮な発見がたくさんありました。
たとえば、オーディエンスのみなさんが醸し出していた一体感。
これは福岡の SOUND SUMMIT を観たときにも感じたことなんだけど、この種の一体感って、東京のゲイ・インディーズ・ライヴには、あんまりないんだよねー。
東京以外の地域で活動されているゲイ・インディーズのアーティストさんが、東京でライヴをされたときに、その感想を個人的に伺うと、ぶっちゃけた話、「東京は演りづらい」という言葉をいただくことが、結構多いんですわ。
なにがどう演りづらいのか、その理由というのは、たとえば福岡の SOUND SUMMIT や、今回の LIVE STARTING OVER を実際に体験してみると、なんとなくわかります。
東京以外の地域で開催されているゲイ・インディーズ・ライヴのオーディエンスのみなさんの雰囲気って、すごくフレンドリーなんだよね。
出演者に対してもフレンドリーだし、オーディエンスのみなさん同士も、すごくフレンドリー。
もっと具体的に言うと、「ライヴの楽しみ方」とか「楽しいと感じるツボ」みたいなものが、出演者も含めた箱全体で、しっかりと共有されている、という感じ。
一方。
東京、というか新宿エリアで開催されるゲイ・インディーズ・ライヴのお客さんは、そうした「ライヴの楽しみ方」とか「楽しいと感じるツボ」が、完全にまちまちなんだよね。
どういう人脈を通じてそのライヴに足を運んだかによって、「ライヴの楽しみ方」が、もー全然違う。
しかも、ただ違うだけならともかく、ノリとかツボが自分とは異なる人に対して、東京のオーディエンスのみなさんって、すんごい冷ややかなんですよねえ……。「お前、空気読めよ!」みたいな視線が、箱のあちこちで盛んに飛び交ってるの(笑)。
結局、地域性に基づいた共有感覚がないということが、新宿の地域性なんだよね。
ゆえに、箱全体のまとまりが、あんまりない。
と断言しちゃうのも乱暴かもしれないけど、とにかく「オーディエンスのあいだの温度差」を感じるケースがすごく多い。
東京以外の地域で活動しているゲイ・インディーズのアーティストのみなさんにとって、だから東京でのライヴっていうのは、箱全体の空気をつかむのが、とにかく難しい。笑いのツボも、お客さんによってホントにまちまちだから、MCがすべっちゃうこともままある。
そういう難しい空気が当たり前になっちゃってる藤嶋にとっては、東京以外の地域のゲイ・インディーズ・ライヴに接したときに先ず感じるのが、「箱全体の一体感」、なんですよね。
特に、今回初めて体験した LIVE STARTING OVER の、オーディエンスのみなさんの一体感。これはもう、新宿のライヴ・イヴェントでは実現がすごく難しいだろうなー。
たとえば、出演者を同じ1つの人脈だけで固めちゃうとか、あるいはすべての出演者を同じ系統で固める(打ち込み系オンリーとか、バンド系オンリーとか、ガチムチ系オンリーとか、要するに「出演者の多様性を排する」形に)しないと、対バン形式のライヴ・イヴェントでオーディエンスが1つになって盛り上がるということは、少なくとも新宿では、今のところは難しい気がする。
まあ、もちろん、どのようにライヴを楽しむかは、完全にお客さん1人ひとりの自由であって、一定の楽しみ方を強制するべきではないし、むしろ自分は強制されたくないタイプなんだけどね(笑)。わはは。
でも、LIVE STARTING OVER の雰囲気っていうのは、すごくフレンドリーでウェルカムだから、こちらのほうから自然と積極的に、郷に入っては郷に従ってしまいたくなる感じ。
その意味で、今回 LIVE STARTING OVER を観て藤嶋が思ったのは、とにかく、「うらやましい」ということですね。
こんなふうに、「出演者の多彩さという『多様性』を実現した上で、出演者もオーディエンスも一緒に、箱全体で盛り上がれるゲイ・インディーズ・ライヴ・イヴェント」が定期開催されているということが、藤嶋にはとにかくうらやましかった。
んでもって、大阪以外の地域で活動しているゲイ・インディーズ・アーティストにとっても、LIVE STARTING OVER は、お客さんから手応えがちゃんと得られて、しかもみなさんすごくフレンドリーだから、1回出演したらまた出演したくなっちゃうライヴ・イヴェントなんじゃないかと思うんですよ。しかも、地元アーティストのみなさんは、そうしたアウェー組をも、ちゃんと「ファミリーの一員」として受け入れてる雰囲気が、客席から観ているだけの藤嶋にも、ちゃんと伝わってくるんですよね。ROD とか大吾ちゃんのようなアウェー組が、毎年 LIVE STARTING OVER に欠かさず出演を続けてるのって、たぶんそういう理由も大きいんじゃないかなー、と思います。
1組につき40分×7組という、非常に長時間のイヴェントで、観ている側にもそれなりの持久力が要求されてくるんだけど、それでも最初から最後まで楽しく観ることができたのは、やっぱり箱全体が一体感をもってまとまっていたという、イヴェント全体の雰囲気の良さ、これに尽きます。
アウェー組である ROD と大吾ちゃん、そして東京でも頻繁にライヴを行なっている屋良朝友さん以外は、どの出演者のかたも、藤嶋にとっては初めてパフォーマンスを拝見させていただくアーティストさんばかりでした。
トップバッターは、ふぐりさん。
2008.12.19 Top↑
かれこれ5〜6年前の話になるんだけど、当時 genetic LOAD PROJECT のヴォーカリストからソロ・アーティストに転じた前後の NAOYUKI くんから、「台湾からもファン・メールをすごくよくもらう」という話を聞いたことがありました。
台湾が大好きという日本のゲイのかたたちは多いし、日本が大好きという台湾のゲイのかたたちも多くいらっしゃって、そうした交流の中で、日本のゲイ・インディーズの音源とか情報が、草の根的に台湾に輸出されているんじゃないかなー、と藤嶋は思ってます。
日本のゲイ・インディーズの黎明期を支えた、いくつかのユニットの名前でググってみると、中国語のサイトが現在でも結構ヒットしてきます。
たとえば、こことか。
ネット上からパチってきたであろう、genetic LOAD PROJECT と GALE と borderless の画像が満載。
新宿 HEAD POWER の2階席から撮影されたであろうライヴの画像なんかもあるので、たぶん実際にライヴに足を運ばれていたかたが書かれているんだろうとは思いますが。
あるいはこことかね。
藤嶋は中国語が全然わからないんですが、そんな藤嶋でも、このページに記載されている春日亮二のプロフィールが最新のものであるということぐらいはわかります。
そうなんです。
日本のゲイ・インディーズを支持してくださっている中国のかたたちって、ちゃんと最新の情報もしっかりチェックしてくださってるんですよ。
上にリンクを張った2つのエントリが投稿されたのは、いずれも2007年。
決して古い記事ではありません。
genetic LOAD PROJECT が解散したのは2002年3月。GALE が解散したのは2003年1月。そして borderless が解散したのは2005年6月。いずれのユニットも、解散してからそれなりの年数が経っていることを考えると、台湾のファンのかたたちからの支持は非常に根強いんだなあ、と感じます。
ただ、中には無断で mp3 音源をアップロードしちゃってる人もいたりして、それはさすがに困るんですけどねー。
自分は著作権についてエラそうなことが言える人間ではありませんが、いくらなんでも音源や映像を無断でアップロードすることまではしてませんからね。
そうそう、藤嶋が Queer Music Experience.に掲載している GOLDEN ROSE のバイオグラフィーのほぼ全文を、そのままコピペして使用している中国語ブログも見つけました。
自分がこのブログや Queer Music Experience.で書いている文章というのは、音楽という他者の創作物の上に成り立っている、言ってみれば一種の二次創作なので、声高に著作権を主張することはしていませんが、ほぼ全文をコピペ使用するのであれば、せめて元記事である Queer Music Experience.へのリンクぐらい張ってくれ、って感じです。
えーっと、閑話休題。
日本のゲイ・インディーズを紹介している中国語のブログをいくつかチェックして、面白いなーと思ったのは、
「髭・短髪・ガチムチ系のアーティストばかりが支持されている」という点です。
まあ、もともと日本のゲイ・インディーズは、髭・短髪・ガチムチ系のアーティストさんの比率が最初から高いんですけど。
でも、そうではないアーティストさんだってちゃんといるし、支持も評価も得ています。
ところが。
日本のゲイ・インディーズについて書かれている中国語ブログを見ると、髭・短髪・ガチムチではないアーティストさんたちの存在って、見事にスルーされているんですよ。
この偏り具合は何? 何なの?
……って思ってたんですが、どうやらそれなりの理由があるっぽいです。
えっとですね、genetic LOAD PROJECT について紹介しているブログのドメインを見てみると、「cnbear.net」となっているんですよ。
cnbear、つまり、チャイナ・ベア。
ということは、ですね。
日本のゲイ・インディーズは、中国のゲイ・コミュニティから注目されているというよりも、「中国のベア・コミュニティから注目されている」と言ったほうが、たぶん正確なのではないか、と。
そんな気がします。
中国にも、アメリカと同じように、ベア・コミュニティがあるんです。熊系に特化した出会い系ポータルサイトだってあります。
で、ですね。
中国のベア・コミュニティが、日本の髭・短髪・ガチムチ系のゲイ・インディーズ・アーティストを支持しているのは、そうしたアーティストが自国である中国にはいないからではないか、と私は勝手に想像してたんですよ。
というのもですね、私が海外のLGBTアーティストの音楽も好んで聴いている理由の1つには、日本のゲイ・インディーズにはない要素を、海外のLGBTミュージック・シーンに求めているという側面もあったりするので。
ところが。
いましたよ。
中国産のゲイ・インディーズ・アーティストが。
その名も、BEAR.CHINA。
この動画は、既にいくつかの日本のゲイ・ブログで紹介されているので、観たことがあるという人もいらっしゃるかも。
まあ、ご覧になってみてください。
“愛 因為在心中”
(2006)
ちなみに、この「愛 因為在心中」という曲は、BEAR.CHINA のオリジナルではありません。
日本でも人気のある台湾のアーティスト、王力宏(ワン・リーホン)のカヴァーです。
カヴァーっていうか、たぶん、王力宏のオリジナルのオケを、そのまま使ってます。
なので、私は BEAR.CHINA のことを「中国産のゲイ・インディーズ」と仰々しく紹介しましたが、実は継続的に活動しているインディー・ユニットではなく、熊系ポータル・サイトとの連動による、イヴェント的な性質の企画モノではなかろうか、と推し量っています。音源も存在しているわけではなく、たぶんこの動画のみなんじゃないかな。なにしろ、オリジナルのオケをそのまま使ってるわけだから。
まあ、自分は中国語が読めるわけではないし、中国のゲイ事情に詳しいわけでもないので、BEAR.CHINA について自分がここで書いていることは、どれも単なる憶測です。
誰か BEAR.CHINA について詳しいことをご存知のかたがいらっしゃいましたら、情報提供をお願いいたします。m(_ _)m
ちなみに、王力宏のオリジナル・ヴァージョンですが、こちらは2005年のアルバム『蓋世英雄』(邦題「ヒーローズ・オブ・アース」、日本発売は2006年)に収録されています。
これから紹介するヴィデオ・クリップを観ていただければわかるとおり、この曲は王力宏が前面に立った曲ではありません。
レコーディングに参加しているのは、王力宏のファンのかたたちだそうです。
「愛が心にあるからこそ」というタイトルのとおり、愛こそが人々の共感を可能にし、繋いでいくのだというこの曲のメッセージを、BEAR.CHINA は、ベア・コミュニティの連帯という、ゲイ・プライド・ソングの文脈に置き換えて歌ったのではないでしょうか。
“愛 因為在心中”
(2005)
以上、久方ぶりのアジアンLGBTミュージックの話題でした。
台湾が大好きという日本のゲイのかたたちは多いし、日本が大好きという台湾のゲイのかたたちも多くいらっしゃって、そうした交流の中で、日本のゲイ・インディーズの音源とか情報が、草の根的に台湾に輸出されているんじゃないかなー、と藤嶋は思ってます。
日本のゲイ・インディーズの黎明期を支えた、いくつかのユニットの名前でググってみると、中国語のサイトが現在でも結構ヒットしてきます。
たとえば、こことか。
ネット上からパチってきたであろう、genetic LOAD PROJECT と GALE と borderless の画像が満載。
新宿 HEAD POWER の2階席から撮影されたであろうライヴの画像なんかもあるので、たぶん実際にライヴに足を運ばれていたかたが書かれているんだろうとは思いますが。
あるいはこことかね。
藤嶋は中国語が全然わからないんですが、そんな藤嶋でも、このページに記載されている春日亮二のプロフィールが最新のものであるということぐらいはわかります。
そうなんです。
日本のゲイ・インディーズを支持してくださっている中国のかたたちって、ちゃんと最新の情報もしっかりチェックしてくださってるんですよ。
上にリンクを張った2つのエントリが投稿されたのは、いずれも2007年。
決して古い記事ではありません。
genetic LOAD PROJECT が解散したのは2002年3月。GALE が解散したのは2003年1月。そして borderless が解散したのは2005年6月。いずれのユニットも、解散してからそれなりの年数が経っていることを考えると、台湾のファンのかたたちからの支持は非常に根強いんだなあ、と感じます。
ただ、中には無断で mp3 音源をアップロードしちゃってる人もいたりして、それはさすがに困るんですけどねー。
自分は著作権についてエラそうなことが言える人間ではありませんが、いくらなんでも音源や映像を無断でアップロードすることまではしてませんからね。
そうそう、藤嶋が Queer Music Experience.に掲載している GOLDEN ROSE のバイオグラフィーのほぼ全文を、そのままコピペして使用している中国語ブログも見つけました。
自分がこのブログや Queer Music Experience.で書いている文章というのは、音楽という他者の創作物の上に成り立っている、言ってみれば一種の二次創作なので、声高に著作権を主張することはしていませんが、ほぼ全文をコピペ使用するのであれば、せめて元記事である Queer Music Experience.へのリンクぐらい張ってくれ、って感じです。
えーっと、閑話休題。
日本のゲイ・インディーズを紹介している中国語のブログをいくつかチェックして、面白いなーと思ったのは、
「髭・短髪・ガチムチ系のアーティストばかりが支持されている」という点です。
まあ、もともと日本のゲイ・インディーズは、髭・短髪・ガチムチ系のアーティストさんの比率が最初から高いんですけど。
でも、そうではないアーティストさんだってちゃんといるし、支持も評価も得ています。
ところが。
日本のゲイ・インディーズについて書かれている中国語ブログを見ると、髭・短髪・ガチムチではないアーティストさんたちの存在って、見事にスルーされているんですよ。
この偏り具合は何? 何なの?
……って思ってたんですが、どうやらそれなりの理由があるっぽいです。
えっとですね、genetic LOAD PROJECT について紹介しているブログのドメインを見てみると、「cnbear.net」となっているんですよ。
cnbear、つまり、チャイナ・ベア。
ということは、ですね。
日本のゲイ・インディーズは、中国のゲイ・コミュニティから注目されているというよりも、「中国のベア・コミュニティから注目されている」と言ったほうが、たぶん正確なのではないか、と。
そんな気がします。
中国にも、アメリカと同じように、ベア・コミュニティがあるんです。熊系に特化した出会い系ポータルサイトだってあります。
で、ですね。
中国のベア・コミュニティが、日本の髭・短髪・ガチムチ系のゲイ・インディーズ・アーティストを支持しているのは、そうしたアーティストが自国である中国にはいないからではないか、と私は勝手に想像してたんですよ。
というのもですね、私が海外のLGBTアーティストの音楽も好んで聴いている理由の1つには、日本のゲイ・インディーズにはない要素を、海外のLGBTミュージック・シーンに求めているという側面もあったりするので。
ところが。
いましたよ。
中国産のゲイ・インディーズ・アーティストが。
その名も、BEAR.CHINA。
この動画は、既にいくつかの日本のゲイ・ブログで紹介されているので、観たことがあるという人もいらっしゃるかも。
まあ、ご覧になってみてください。
(2006)
ちなみに、この「愛 因為在心中」という曲は、BEAR.CHINA のオリジナルではありません。
日本でも人気のある台湾のアーティスト、王力宏(ワン・リーホン)のカヴァーです。
カヴァーっていうか、たぶん、王力宏のオリジナルのオケを、そのまま使ってます。
なので、私は BEAR.CHINA のことを「中国産のゲイ・インディーズ」と仰々しく紹介しましたが、実は継続的に活動しているインディー・ユニットではなく、熊系ポータル・サイトとの連動による、イヴェント的な性質の企画モノではなかろうか、と推し量っています。音源も存在しているわけではなく、たぶんこの動画のみなんじゃないかな。なにしろ、オリジナルのオケをそのまま使ってるわけだから。
まあ、自分は中国語が読めるわけではないし、中国のゲイ事情に詳しいわけでもないので、BEAR.CHINA について自分がここで書いていることは、どれも単なる憶測です。
誰か BEAR.CHINA について詳しいことをご存知のかたがいらっしゃいましたら、情報提供をお願いいたします。m(_ _)m
ちなみに、王力宏のオリジナル・ヴァージョンですが、こちらは2005年のアルバム『蓋世英雄』(邦題「ヒーローズ・オブ・アース」、日本発売は2006年)に収録されています。
これから紹介するヴィデオ・クリップを観ていただければわかるとおり、この曲は王力宏が前面に立った曲ではありません。
レコーディングに参加しているのは、王力宏のファンのかたたちだそうです。
「愛が心にあるからこそ」というタイトルのとおり、愛こそが人々の共感を可能にし、繋いでいくのだというこの曲のメッセージを、BEAR.CHINA は、ベア・コミュニティの連帯という、ゲイ・プライド・ソングの文脈に置き換えて歌ったのではないでしょうか。
(2005)
以上、久方ぶりのアジアンLGBTミュージックの話題でした。
2008.10.25 Top↑







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