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ここ日本でも FOX JAPAN を通じて放映されている、アメリカの国民的人気オーディション番組、『アメリカン・アイドル』。日本では現在、第8シーズンが放映中ですが、本国アメリカでは既に最終結果が出ています。

この第8シーズンで準優勝したのが、今回のエントリの主役、アダム・ランバート

現在はデビュー・アルバムの製作中だそうですが、アルバムのリリースを待たずして早くも『ローリング・ストーン』誌の表紙を飾ってしまうなど、異例の人気ぶりです。

『Rolling Stone』表紙


アダム・ランバートがここまで支持される理由、それは単に歌が上手いだけではなく、どんな人をもハッとさせずにはおかない、万人から愛される爽やかな笑顔の持ち主であることも大きいと思います。万人から愛されるということは、裏を返せば「当たり障りがない」ということでもあるのですが、アダム・ランバートの場合は、目元を妖しく縁取るアイライナーや、黒いマニキュアといった、グラム・ロック・スターのようなメイクとの併せ技によって、単なる優等生ではない、毒のある個性が演出されています。正統派の美形アイドルのファンからも、個性派のポップ・スターを好む人たちからも等しく支持される、それがアダム・ランバートのずば抜けたスター性の理由だと思います。

アメリカのショー・ビジネス界のゴシップ記事を日本語で紹介している ABC 振興会さんのほうでも、アダム・ランバートについての報道を詳しく追いかけているので、ぜひ参照してみてください。(ABC 振興会さんのおかげで、今回のエントリを書くにあたってのリサーチはかなり楽でした。ありがとうございます)

ABC 振興会さんに掲載されているアダム・ランバートの記事一覧




さて、このアダム・ランバートなんですが、既に『アメリカン・アイドル』の第8シーズン放映中から、ゲイではないかという噂がメディア上に流れ始めていました。彼が男性とフレンチ・キスを交している写真もインターネット上に流出しました。

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2009.07.27 Top↑
今回のエントリは、本来なら Gay Life Japan のほうで連載させてもらっている「藤嶋貴樹のゲイミュージックワールド」に掲載するつもりだった、日本のゲイ・インディーズの話題です。

が。

非常に情けないことに、藤嶋は取材後に体調を大幅に崩してしまいまして、なんとか起き上がれるようになってからも、しばらくはパソコンの画面と長時間向かい合っているのがきつい状態が続きました。そのパソコンも、機種が古いために動作の不具合が多く、リカバリ等の余分な作業に時間を取られがちのため、執筆が大幅に遅れてしまいました。これがアーティストの紹介記事ならば、記事の完成が遅れたとしても「ゲイミュージックワールド」に掲載するのに支障はなかったのですが、いかんせん内容がライヴ・イヴェントのレポートだったため、適切な掲載の時期を完全に逸してしまいました。関係者のみなさま、本当に申し訳ありません……。

しかし、「記事を書きます!」と宣言したからには、たとえ時間が開いてしまっても、ちゃんと記事の形にしてまとめておきたかったので、即時性を著しく欠いてはしまいましたが、こちらのブログ版 Queer Music Experience.のほうに掲載させていただきます。



去る5月28日、新宿2丁目の club ArcH にて、マダム・ピロガネーゼさんの4th シングル「わがままアリスはブギウギモード♪」のレコ発パーティー『キャバレー☆ピロガネーゼ歌謡祭 2009春』が開催されました。

(うわああああ、もう2ヶ月近い時間が経っちゃってるよ……。ピロガネーゼさん、ごめんなさいぃぃぃぃ)

さて、「ゲイミュージックワールド」のほうでは既に何度かご紹介させていただいているのですが、マダム・ピロガネーゼさんは「歌うドラァグ・クイーン」です。

↓↓↓ 試聴はこちら! ↓↓↓
マダム・ピロガネーゼ MySpace
http://www.myspace.com/piroganaise


ドラァグ・クイーンのみなさんのパフォーマンスというと、リップシンクが主流というイメージがなんとなくあるんですが、生歌でパフォーマンスされるドラァグクイーンのみなさんも、もちろんたくさんいらっしゃいます。

たとえば、日本のドラァグ・クイーンの最古参のお一人であるシモーヌ深雪さんは、シャンソン歌手でいらっしゃいます。CDのリリースも行なわれているかたとしては、他にオナン・スペルマーメイドさんが2001年に組曲的なコンセプトのシャンソンのマキシ・シングル『Blue Child』を、そしてギャランティーク和恵さんが2007年に日本の歌謡曲のカヴァー・アルバム『Beautiful Album~ビューティフル・アルバム』をリリースされています。

BLUE CHILDBLUE CHILD
(2001/12/23)
ONAN SPELMERMAID

商品詳細を見る


ビューティフル・アルバムビューティフル・アルバム
(2007/11/21)
ギャランティーク和恵

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シモーヌ深雪さんやオナン・スペルマーメイドさんはシャンソン、そしてギャランティーク和恵さんは歌謡曲ですが、それ以外のジャンルとしては女性アイドル・ポップス路線の楽曲を歌うドラァグ・クイーンのかたがたもいらっしゃいます。

その代表格は、博多あややさん。

2004年ごろから2006年ごろにかけて、日本全国を股にかけて数々のゲイ・クラブ・イヴェントのショー・タイムで活躍しただけでなく、ゲイ・インディーズ・シーンでも非常に大きな功績を遺しました。博多あややさんのファースト・シングルは、ゲイ・インディーズ・シーンでリリースされた数多のCDの中でも、最も高いセールスを記録した作品の一つです。

博多あややさんの特徴は、そのお名前からもわかるとおり、「既存の女性アイドルのパロディ」であったことでした。これは博多あややさんに限らず、田中守さんやミルフィーユといった、ゲイ・インディーズ・シーンの女性アイドル路線のアーティストさん全般に共通して言える要素です。

対して、マダム・ピロガネーゼさんは、既存の女性アイドルの戯画ではなく、「マダム・ピロガネーゼというオリジナルの女性アイドルを、ゼロから創造する」というコンセプトのドラァグ・クイーンです。

戯画という性質が希薄だからこそ、ピロガネーゼさんのメイクや髪型、衣装には、ドラァグ・クイーンの大きな特徴である過剰さも希薄です。ドラァグ・クイーンという存在は「女性性の戯画」というところからスタートしているので、その点からもピロガネーゼさんは異色の存在です。



そんなピロガネーゼさんのレコ発ライヴでもあった、5月28日の『キャバレー☆ピロガネーゼ歌謡祭 2009春』は、ゲストの出演者のみなさんも、ピロガネーゼさんと同じく、全員がゲイ・アイドル路線のアーティストさんやドラァグ・クイーンのかたがたでした。

女性アイドル路線のドラァグ・クイーンのかたがたが集まったクラブ・イヴェントは、これ以前にも開催されているようです。私の知っている限りでは、2005年10月に、大阪で『堂山アイドル祭り』というイヴェントが開催されて、博多あややさんを始めとしたアイドル路線のドラァグのかたがたがショーを行なったそうです。

しかし、この『キャバレー☆ピロガネーゼ歌謡祭 2009春』が画期的であったのは、出演者の顔触れがドラァグ・クイーンのかたがたに限られてはいなかった、ということです。今回のイヴェントには、岡本忍さんと虹組ファイツという、ゲイ・インディーズ・シーンにおける女性アイドル・ポップス路線の流れを継いだ、女装とは異なるアプローチの2組のアーティストさんも出演されました。

つまり、今回の『キャバレー☆ピロガネーゼ歌謡祭 2009春』は、ゲイ・クラブ・シーンとゲイ・インディーズ・シーンという2つの世界でそれぞれ独自に進化を遂げてきた「ゲイ・アイドル」という存在が、一堂に会したイヴェントだったんです。

そして、この日に新しくリリースされたピロガネーゼさんの新曲「わがままアリスはブギウギモード♪」の作・編曲を手がけているのは、日本のゲイ・インディーズ・シーンにおける女性アイドル・ポップス路線の第一人者である、田中守さん。

このコラボレーションに象徴されるように、マダム・ピロガネーゼさんは、ゲイ・クラブ・シーンとゲイ・インディーズ・シーンの橋渡し役を担うことによって、日本のゲイ・カルチャーに「ゲイ・アイドル」という一大領域を築き上げつつあるのです。



さて、この日のライヴは二部構成。

第一部は、これまでのピロガネーゼさんのシングルを手がけてこられたサトベタケシさんのピアノ伴奏による、アコースティック・ライヴからスタート。

2009.07.25 Top↑
環境音楽、あるいはミニマル・ミュージックといったジャンルには、あまり馴染みがないせいで、恥ずかしながら藤嶋、シガー・ロスというバンドの名前を、これまで全く知らずにいました。

私がシガー・ロスのことを知ったのは、このブログを数年前からご覧になってくださっているという、フロリーさんというかたからいただいたメールがきっかけです。

そこで藤嶋、自分でもシガー・ロスについていろいろと調べてみたんですが、彼らは2000年に初来日公演を敢行して以来、何度も日本でライヴを行なっているんですねー。レディオヘッドの来日公演にオープニング・アクトとして出演したり、2005年にはフジロックフェスティバルにも出演していたり、実は何かと日本に縁のあるバンドだったんですね。これまでに発表した7枚のアルバムもすべて日本で紹介されており、うち3枚が現在では EMI Music Japan から発売されています。

EMI Music Japan シガー・ロス日本版オフィシャルサイト
http://www.emimusic.jp/intl/sigurros/


国際的な評価も既に高いようで、音楽通のかたであれば疾うの昔にチェックしていたであろうシガー・ロスなんですが、藤嶋の場合、フロリーさんからメールをいただかなければ、藤嶋のアンテナの感度だけではシガー・ロスの存在をキャッチするのは難しかっただろうと思います。でも、フロリーさんのおかげで、藤嶋のアンテナの範囲が、また一つ拡がりました。

読者のかたからの情報提供は、本当にありがたいです。どうもありがとうございました!



さて、シガー・ロスのプロフィールについて簡単にご紹介します。
2009.07.21 Top↑
4月18日付のエントリで紹介させていただいたガックリ・カヴァー曲ブログの管理人(というご紹介の仕方もアレかとは存じますが:笑)である hina さんとは、作家の伏見憲明さんがマスターを勤めていらっしゃる、通称「Fメゾ」にて、よくお会いいたします。

その「Fメゾ」の席で hina さんから教えていただいたのが、1980年代中期のアメリカのハード・ロック・バンド、キング・コブラのヴォーカリストであったマーク・フリーが、性適合手術を受けて現在では女性ロック・ミュージシャンのマーシー・フリーとして活動している、という情報。この話は、藤嶋にはちょっとした衝撃でした。

というのも、ハード・ロック、あるいはヘヴィ・メタル界のLGBTアーティストというと、藤嶋の知る限りではジューダス・プリーストのヴォーカリストのロブ・ハルフォードぐらいしかこれまでは思いつかなかったので、ましてやMtFのアーティストがハード・ロック界に存在していたという事実は、正直なところ、藤嶋には意外でした。これがパンク・ロックの場合なら、既に Queer Music Experience.本編でバイオグラフィーを掲載しているジェイン・カウンティを筆頭に、MtFのミュージシャンは何組か存在しています。パンク・ロックという音楽はカウンター・カルチャーであることこそがその基本性質ですから、既存の価値観を打ち破らんとする部分において、LGBTカルチャーとの親和性は実は意外と高いのですが(トム・ロビンソンがまさにその好例ですよね)、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルの分野で活躍しているオープンリーのLGBTミュージシャンとなると、これはもう本当に少数です。

80年代のハード・ロック/ヘヴィ・メタルは、そのヴィデオ・クリップの多くが、グラマラスな美女の悩殺映像をフィーチャーしています。それだけを根拠にして、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルは男尊女卑的な音楽だと決めつけるのは、これもまた偏見の一つに他ならないとは思うのですが、やっぱり一般的なポップスと比べたときに、ハード・ロック/ヘヴィ・メタルにはマッチョな指向性があるのは、ある程度は否めない事実だと思うんですよね。あくまでも相対的に見ての話ですが。

心と体の性が一致しない苦しみを抱えながら、マッチョな指向の強いハード・ロックの世界に身を置いていたマーク・フリー。それがマーシー・フリーという本来あるべき自分を生きることができるようになるまで、いったいどれほどの葛藤を、彼女は経てきたのでしょうか。



キング・コブラの代表曲として最も有名なのは、1986年の映画『アイアン・イーグル』の主題歌「Iron Eagle (Never Say Die)」ではないかと思います。この曲のヴィデオ・クリップは、当時の日本の洋楽番組でも比較的頻繁にオンエアされていたように記憶しています。一聴しただけで覚えられる親しみやすいサビを持った佳曲です。

2009.07.20 Top↑
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