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日本でも郷ひろみが「GOLDFINGER '99」のタイトルでカヴァーした、1999年の世界的ヒット・シングル「Livin' La Vida Loca」で知られるリッキー・マーティンが、昨日(2010年3月29日)、公式サイトを通じて、ゲイであることをカミングアウトしました。

News (Ricky Martin Music, 2010.03.29)

以下は、リッキー・マーティンのカミングアウトの全文翻訳です。

数ヶ月前、僕は回想録を書くことに決めた。僕の人生の驚くべき転機となるだろう計画だ。最初の一文を書いた瞬間から、僕は確信していた。この回想録は、僕が長いあいだ内に抱え続けてきたものから解放される一助となってくれることを。内に秘めておくには、あまりにも重すぎた。この弁明を書くことで、僕は真実の自分に大きく近づいた。これは賞賛に値する。

僕が何の恐れもなく自分の感情と触れ合っていた場所は、何年ものあいだ、たった一箇所だけだった。それがステージだ。ステージに立つと、いろんな意味で、僕の魂は、ほとんど完璧なまでに満たされる。それが僕の悪い癖だ。音楽、ライト、そしてオーディエンスの歓声が、僕にはできないことなんか何もないと思わせてくれる。このアドレナリンの恍惚感には、信じられないくらいの中毒性がある。こうした感覚を、僕は断ち切りたいとは思わない。けれども、僕を今の境地へと至らせてくれたのは、平穏だ。理解、熟考、啓発という、驚嘆すべき感情の境地。いつもならばステージの上でしか感じることのない自由を、同じように感じている今この瞬間、僕ははっきりと、打ち明けなければいけない。

たくさんの人たちがこう言った。「リッキー、それは重要なことではないよ」「何の価値もないことだ」「君の長年の努力と、築き上げてきたものの全てが、台無しになってしまう」「世間の大半は、本当の君を、現実の君を、あるがままの君を、まだまだ受け入れられはしないよ」こうしたアドバイスを、僕は心より愛している人たちからもらった。だから僕は、全く偽りのない僕の姿を世界に打ち明けることなく、人生を送っていく決断をした。不安と恐れにそそのかされるのを自分で自分に許したおかげで、予言は自己成就することとなった。今日、僕は自分が下した決断と行ないの、全ての責任をとる。

もし誰かが、僕に今日、「リッキー、あなたは何が怖いですか?」と尋ねてきたら、僕はこう答えるだろう。「戦時下の国の街路を流れる血……児童奴隷制、テロリズム……一部の権力者たちのシニシズム、信仰の曲解」と。しかし、真実の僕を恐れる気持ちは? 全くない! それどころか、僕は強さと勇気で満たされている。これこそが、僕には特に必要なものだった。僕は今、二人の素晴らしい男の子の父親だ。二人は光に満ちあふれている。二人の前途が、毎日僕に新しいことを教えてくれる。今日までの人生をこのまま続けていったとしたら、僕は子どもたちの持つ輝きを間接的に減じてしまうことになるだろう。もうたくさんだ。こんなことは変えなくちゃいけない。5年や10年前には考えなかったことを、僕は今考えている。今日、僕は僕の人生を、僕の時間を生きる。そして、これが僕の現在だ。

こうした沈黙と熟考の年月が、僕をより強くした。そして、自分で自分を受け入れなければいけないということ、こうした種類の真実が自分でも気づかなかった感情を克服する力を与えてくれたことを、僕に思い出させてくれた。

これからどんなことが起こるのだろうか? そんなのは大した問題じゃない。僕は今現在のことだけに集中している。「幸せ」という言葉は、今日から僕にとって新しい意味を持つことになる。とても激烈なプロセスだった。僕がここに書いている言葉は、一言一句が、愛と受容、公平と真の安堵から発されたものだ。これを書くことは、僕の内なる安らぎと、僕の進化の力の源へと至る確かな一歩となる。

僕は、誇りをもって言う。僕は幸せな同性愛男性だ。僕が僕であることが、すばらしく幸福だ。


以上が全文です。

ファンのかたは既にご存知のことと思いますが、リッキー・マーティンは2008年8月、代理母出産によって、マテオとヴァレンティノという双子の男の子の父親となっています。

そして、このリッキー・マーティンのカミングアウトは、2008年のクレイ・エイケンのカミングアウトに続くものだとも言えます。奇しくもリッキー・マーティンが父親となったのと同じ2008年8月に、クレイもまた、女性プロデューサーのジェイムズ・フォスターとのあいだに、人工授精によって長男を授かっています。その翌月、クレイは『People』誌のインタヴューを通じて、ゲイであることをカミングアウトしました。その理由は、父親となるにあたって、これからは子どものためにこそ、自分に正直でありたいというものでした。

クレイ・エイケン バイオグラフィー (Queer Music Experience.) ←読んでね。

今回のリッキー・マーティンのカミングアウトも、ほぼ同様の理由によるものです。

子どもがいるからクロゼットとして生きるのではなく、我が子の人生にこれ以上の陰を落とさないために、リッキーはゲイであることを世界に向けて告白する道を選びました。

このリッキーのカミングアウトは、さまざまな議論を呼ぶような気がします。しかし私は、このカミングアウトに踏み切った彼の勇気の大きさを、讃えたいと思います。

"Livin' La Vida Loca"
リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ
(1999)


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2010.03.30 Top↑
今月(2010年3月)の22日にリリースされたばかりのゴールドフラップのニュー・アルバム『Head First』が、欧米の複数のLGBT向けニュース・サイトで話題になっています。

ゲイに好まれる要素は確かにたくさんあるんだけど、それにしたところで、ずいぶんと注目を集めているなー、と思っていたら。

先月の末、ヴォーカルのアリソン・ゴールドフラップが、イギリスの『The Sunday Times』紙のインタヴューに応えて、同性の恋人がいることを明らかにしていたんですねー。その直後のリリースということもあって、欧米の多くのゲイ・メディアがゴールドフラップの新作に注目しているのではないかなー、と。そんな気がしました。

Alison Goldfrapp walks alone (Times Online, 2010.02.28)

このインタヴューでアリソン・ゴールドフラップが語っている、彼女の性的指向についての考え方なんですが、サマンサ・フォックスのそれと、非常に似通っているんです。そこが私にはなかなか興味深かったです。

サマンサ・フォックスは、2002年にタブロイド紙『Mirror』のインタヴューに応えて「私は今、女性に恋してるわ。でも、だからってレズビアンということにはならないと思う。女がいいから男に背を向けたなんて、私は一度も言ってないもの。」 と語っています。2004年には、同じく『Mirror』紙のインタヴューで、「レッテルを貼られたくないっていうのは本当。この4年間、私は女性と付き合ってきたけど、それより前は、男とたくさん関係があったもの。私が初めてマイラと付き合い出してから、誰もが私にレッテルを貼りたがったわ。『サム・フォックス、レズビアン』ってね。私にわかってるのは、マイラと恋に落ちたってことだけ。マイラはたまたま女性で、私は人生で初めて、本当に、本当に、恋に落ちたの。」と語っています。

サマンサ・フォックス バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

そしてアリソン・ゴールドフラップは、『The Sunday Times』紙のインタヴューで「あなたは現在レズビアンなのですか?」と問われて、次のように答えているんですね。

「はあ? 私がそんなことを言った? まるで素人セラピストのセッションみたいな気分だわ。いいえ、私はレズビアンじゃないわよ。私は人として、人と人との結びつきとして、すべてを捉えてるのよ。私は素敵な人と、素敵な関係にあるわ。その相手がたまたま女性だったというだけのことよ。男とも素敵な関係はあったんだし。あら失礼、クソみたいな関係の言い間違いだったかしら? みんなもそうなんでしょ? まあ、とにかく、人と人との結びつきというのが、私の性的指向の捉え方なのよ。これは長いこと考え続けた末のもので、私の人生哲学とも合致するの。分類なんかできないし、されるべきだとも思わない。このことは十代のころからずっと考え続けているわ。そんなふうに物事をカテゴリーに押し込めようと考えただけで、いつでも私は閉所恐怖症みたいな気分に陥ってしまうのよ。私の性的指向は、私の音楽や人生と同じ。どうしてラベルを貼る必要があるの?」

……ね? サマンサ・フォックスの発言と似てるでしょ?

メジャー級のオープンリー・レズビアン・アーティストは、今のところは北米地域の出身が多くて、イギリス出身のアーティストは意外と数が少ないんですが、同じイギリス出身のサマンサとアリソン・ゴールドフラップが、2人そろって同じような考え方を述べているのを見ると、これがイギリスのレズビアン・アーティストの標準的な考え方なのかなー、なんてことを考えたり。

まあ、そう決めつけてしまうのもまた先入観の一つでしかないんですが、でもやっぱり、同性愛を公言したイギリスのブロンドのセクシー系ポップ・ディーヴァ2人が、性的指向についてそろって同じような考えを口にしているというのは、興味深い事象です。

というわけで、アリソン・ゴールドフラップのバイオグラフィーを、Queer Music Experience.に新しくアップロードしました。

アリソン・ゴールドフラップ バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

さてさて、肝腎のニュー・アルバム『Head First』なんですが、もろに80's ポップスです。収録曲は全9曲、ってところも、いかにも80's な雰囲気を狙ってます。たとえば、マイケル・ジャクソンの『スリラー』もマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』も、それからプリンスの『パープル・レイン』も、80年代の代表的アーティストの代表的アルバムは、みんな収録曲数が全9曲なんですよねー。

んでもって、アルバムからの1st シングル「Rocket」は、なんだかヴァン・ヘイレンの「Jump」な感じです。もしもこの曲が80's ポップスのコンピレーション・アルバムの中に紛れ込んでいたとしても、何の違和感もなくそのまま聴き流しちゃいそうな勢いです。

日本盤の発売があるのかどうか、このエントリを書いている現時点ではわかりませんが、80's ポップスの好きなかたにはオススメの作品です。

"Rocket"
(2010)
GOLDFRAPP - Rocket
※この動画はブログに埋め込みができない設定になっているので、
上のキャプチャ画像をクリックして、
YouTube にジャンプしてください。

Head FirstHead First
(2010/03/22)
Goldfrapp

商品詳細を見る



(2010年4月3日、追記)
このエントリ投稿後の3月29日に AfterEllen.com に掲載された、アリソン・ゴールドフラップのインタヴューでは、レズビアンとラベリングされることについてどう思うかとの質問に、『The Sunday Times』紙のインタヴューで語っているのとは180度異なる見解を述べていました。

Alison Goldfrapp isn't afraid of labels (After Ellen.com, 2010.03.29)

この AfterEllen.com での発言も、Queer Music Experience.に掲載しているアリソン・ゴールドフラップのバイオグラフィーに追記したので、興味のあるかたは改めてチェックしてみてください。

2010.03.25 Top↑
私は以前、Gay Life Japan のほうで第1回LGBT音楽祭のレポート記事を書かせていただきました。

第1回LGBT音楽祭 観覧記 (Gay Life Japan, 2009.09.13)

この第1回LGBT音楽祭のステージで、「Seasons of Love」や「ヨイトマケの唄」など、心に響く感動的な歌声を聴かせてくださった、トランスジェンダーのシンガー、鹿嶋敏行さんが、来たる3月27日(土)、すこたんソーシャルサービスさんの主催で、初のソロ・ライヴを行います!

すこたんソーシャルサービス presents
鹿嶋敏行ライブ 「自分らしく生きる」


日時:3月27日(土)
開場:午後2時 開演:午後2時30分
場所:豊島区民センター5階 音楽室
   (東京都豊島区/池袋駅から徒歩5分)
カンパ:2500円(学生の方は1900円~)前売り200円引き
主催:すこたんソーシャルサービス


このイヴェントはゲイ・オンリーではなく、どなたでも参加できるミックス・イヴェントです。終演後には鹿嶋さんも交えて、参加者同士の交流会もあるそうです。(ドリンク付き)

チケットの申し込み方法など、詳しい情報は、ぜひ下のバナーをクリック!

すこたんソーシャルサービス presents 鹿嶋敏行ライブ


鹿嶋さんの MySpace では、鹿嶋さんのデモ音源の試聴が可能です。
「鹿嶋敏行さんって、どんな歌を歌っているの?」
と思われたかたは、ぜひこちらで試聴なさってください。
http://www.myspace.com/kajimarlkingdom


そして、鹿嶋さんがこのソロ・ライヴの開催に当たって、すこたんソーシャルサービスさんのサイトに寄稿された言葉を、ここでも引用させていただきます。

「私が一人の歌い手として表現をするとき、私のセクシュアリティーは決して私の音楽に無縁ではありません。それどころか、常々私はこの、生まれ持った私自身のセクシュアリティーをなにかしらのかたちで音楽に昇華してみたいとさえ思っていました。今回のイベントがその完成形であるとは言えないかもしれません。しかし、すこたんソーシャルサービスのみなさんと作り上げるこのひとときは、間違いなく私の音楽にとって大きなステップになるはずなのです。願わくば、みなさんにとっても有意義な、音楽に満ちたひとときとなりますように!」


当日は私こと藤嶋もお伺いさせていただきます。このブログをご覧になってくださっているみなさんも、鹿嶋さんの優しい歌声に包まれるひとときを、ぜひ一緒に過ごしてみませんか?


2010.03.23 Top↑
デビュー・アルバム『For Your Entertainment』が、日本でも3月10日に発売されたアダム・ランバート。そのプロモーションのために初来日したアダムは、まず15日に、西麻布の eleven というクラブにて開催されたスペシャル・イヴェントに出演。日本での初ライヴを行ないました。

このイヴェントの模様は、Gay Life Japan に後藤純一さんによるレポート記事が掲載されています。生でアダムのライヴを観られただなんて、うらやまし過ぎる……。だって応募者1万人だったんだよ、このイヴェント……。

アダム・ランバート初来日ライブをレポート! (Gay Life Japan, 2010.03.17)

そして民放のテレビ番組への出演は、私の把握しているかぎりでは、16日にフジテレビ系列の『笑っていいとも!』に、17日に日本テレビ系列の『スッキリ!!』に生出演。

『笑っていいとも!』のほうは、海外からのゲストが出演するときにはいつもそうであるように、エンディングのみの登場。出演時間は1分未満。増刊号も似たりよったり。これにどの程度の宣伝効果があるのかはわかりませんが、ファン感情は確実に逆撫でされますね……。

一方、『スッキリ!!』のほうは、これが平日の午前に放送されている情報番組であることを考えたら、めっさ力が入っていたと思います。ちゃんと音楽の話が中心になっていて、充実した内容でした。

2010.03.22 Top↑
このブレイクを、いったい誰が予想できたでしょうか?

何の話かというと、オープンリー・ゲイのR&Bシンガー、ノッジ(Nhojj)のミュージック・ヴィデオ「Love」が、MTVの動画サイト MTV Music の Top100で、並み居る旬の人気著名アーティストたちの新作ヴィデオを抑えて、見事 No.1を記録したんです。AfterElton.com が3月15日付で報じています。

Watch and Enjoy: Nhojj Stirs Souls While Finding Chart Success With Sad, Lovely Video (AfterElton.com, 2010.03.15)

ノッジはガイアナ共和国の出身で、現在はニューヨークを拠点にインディペンデントで活動しています。パッと見にはレゲエっぽく見えますが、彼の奏でる音楽は、ジャジーで落ち着いた雰囲気のR&Bです。AfterElton.com の記事ではシャーデーの名前が引き合いに出されていますが、確かに“ゲイ版シャーデー”といった風情が漂っています。

というわけで、Queer Music Experience.のほうにもノッジのバイオグラフィーを新しくアップロードしました。

ノッジ バイオグラフィー (Queer Music Experience.) ←読んでね。

LGBTミュージック専門の動画共有サイト The Q Tube のほうでは、ノッジの「Love」は飛び抜けた視聴数があるわけではありません。それが今回、あの MTV の動画サイトの Top100で、旬の著名なアーティストたちの新作を抑えての No.1ですよ!? いったいどんなきっかけがあったのでしょうか? そのあたりはわかりませんが、この事実をみなさんもスクリーンショットでご覧になってみてください。→スクリーンショットはこちら

この驚くべき快挙を受けて、ノッジは公式サイト上で「夢が叶った」と3月9日付でコメントを寄せています。

「このことは、自分に正直に生きていく上で本当に励みになる――このヴィデオを、ある小さなウェブサイトに投稿したとき、管理人は同性愛表現を快くは思わなかったんだ。でも、最終的には必ず愛と真実が勝利することがわかって嬉しいよ。」

私も嬉しいです。おめでとう、ノッジ!

"Love"
(2009)


ノッジ公式サイト
http://www.nhojj.com/


2010.03.17 Top↑
全米では4月9日から公開される映画『ザ・ランナウェイズ』の話題が、日本の eiga.com でも紹介されました。

下着姿のダコタ・ファニングが熱唱!衝撃的なPV「チェリー・ボム」が公開 (eiga.com, 2010.03.12)

この『ザ・ランナウェイズ』は、1975年に女性のみで結成されたアメリカのハード・ロック・バンド、ザ・ランナウェイズのリード・ヴォーカルだったシェリー・カーリーの自伝を映画化したものです。

ランナウェイズは、本国アメリカよりも、ここ日本で、より大きな人気を獲得したバンドです。1977年の来日公演の模様もライヴ・アルバム化されています。

"Cherry Bomb"
悩殺爆弾
(1976)


Live in JapanLive in Japan
(2004/01/13)
The Runaways

商品詳細を見る


そして、今回の映画のプロデューサーは、ランナウェイズのオリジナル・メンバーであったジョーン・ジェットが務めています。

リズム・ギターを担当していたジョーンは、1977年にシェリー・カーリーがランナウェイズを脱退してからは、リード・ヴォーカルも兼任しました。そして1979年のバンド解散後は、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツを結成して、1982年にシングル「I Love Rock 'n Roll」を発表。この曲は全米で7週連続 No.1を記録する大ヒットとなっています。

そのジョーン・ジェットは、上記の eiga.com の記事の中で「レズビアンであるボーカル&ギターのジョーン・ジェット」と紹介されています。

実際、今日ではジョーン・ジェットはレズビアンであると一般的にも認識されています。たとえば音楽出版社から2004年に刊行されたムック本『ウーマン・イン・ロッククロニクル――40人&400枚で知る女性とロックの20世紀』に掲載されている、レズビアン・アーティストについてのコラムの中でも、やはりジョーン・ジェットの名前が挙げられています。

が、しかし。

ジョーン・ジェットは、自分の性的指向について、実は明言していないんです。

Wikipedia のジョーン・ジェットの記事を見てみると、ページ下部にある関連カテゴリ一覧には、LGBTに関するカテゴリは、いっさい含まれていません。これはおそらく、彼女が自身の性的指向について明言をしていないのを受けてのことだと思います。

それゆえ、ジョーン・ジェットをオープンリー・レズビアンとカテゴライズするのは、本来ならば非常に乱暴で危うい行為ではあります。

が、いろいろと調べていくうちに、カミングアウトという命題に対するジョーンのアーティストとしての立ち位置には一種独特な、興味深いものがあることがわかったので、それらの情報を整理して、あえて Queer Music Experience.にバイオグラフィーとして新しくアップロードしてみました。

ジョーン・ジェット バイオグラフィー (Queer Music Experience.) ←読んでね。



さて、ここで話を元に戻しますと、ジョーン・ジェットが自らプロデューサーも務めた映画『ザ・ランナウェイズ』は、当然のことながら、本国アメリカのゲイ&バイ女子向けエンタテインメント・ニュース・サイト AfterEllen.com でも、話題になっています。こちらの記事では、『Spin』誌に掲載されたシェリー・カーリーのインタヴューの内容が紹介されています。

ダコタ・ファニングによって演じられたシェリー・カーリーその人は、『ザ・ランナウェイズ』の試写を観て、いったい何を感じたのでしょうか――?

2010.03.15 Top↑
自分でも気づかないうちに、CDのネット通販やダウンロード販売を当たり前のこととし過ぎていて、CDショップに実際に足を運ぶ機会が、すっかり少なくなっていました。

いかん。いかんわ。

自分の欲しい商品だけを即座に見つけてこられるのが、ネット・ショッピングの良いところではあるんだけど、これといった目当てもなくウィンドウ・ショッピングをしている最中に思わぬ掘り出し物に出会う、という素敵なめぐり合わせは減ります。

どんなCDが平積みになっているのか。どんなCDにポップ広告が付いているのか。そうした店頭の様子を眺めることによって、世間一般の流行とか全体的な動向も実は把握ができたりするんだけど、ネット通販やダウンロード販売への依存が高まってからは、そうした外部の動向に、すっかり疎くなってしまいました。

流行りモノを押さえておかなくちゃダメ! みたいな強迫観念は、特にはないんです。もともと音楽以外の流行りモノについては最初から凄まじく疎いし、それがコンプレックスになったこともないの。でも、音楽については今までは敏感に反応できていたのに、今ではすっかり疎くなっちまって。

これってさー、なんだか自分が劣化したみたいじゃない?

それはちょっとイヤだなー、と。

それを思い知らされたのが、先月(2月)22日のエントリで紹介したアポテケの存在に、自分では長いあいだ気づけなかった、という事実。

LGBTミュージックについてのサイトやブログを運営していながら、アポテケのようにゲイ・プライドにあふれた日本人アーティストの存在に気づけなかったっつーのは、これはもう、藤嶋のアンテナが劣化したとしか思えないじゃありませんか。

いかん。いかんわ。

そんなわけで、もっと最新の情報にも気を配らなくちゃ! と焦る中で見つけたのが、以下のリンクの記事。

Vampire Weekend Keyboardist Rostam Batmanglij Confirms He's Gay, Talks Love Songs. (AfterElton.com, 2010.02.22)

この記事は、アメリカのアフロ・ポップ・バンド、ヴァンパイア・ウィークエンドのキーボーディスト/ギタリストのロスタム・バトマングリが、アメリカのゲイ雑誌『Out』のインタヴューで、自身の性的指向について語った、というニュースです。

といっても、ここで初めてカミングアウトしたわけではなくて、ゲイであることは以前からオープンにしていたみたい。

この記事を読むまで、藤嶋はヴァンパイア・ウィークエンドの名前を知りませんでした。そこで彼らについて調べてみたところ……。

2010.03.12 Top↑
先月(2月)26日、中村中さんが出演されていた舞台『ガス人間第1号』の模様が、NHK教育テレビにて放映されました。この作品は、1960年公開の同名の東宝特撮映画が原作です。

映画のほうは未見でしたが、中さんの演技が観たかったので、予習もなくいきなり舞台版を観てみました。

いやー、素晴らしかったです! 中さんも、作品そのものも。

ちなみに、この舞台版の放映から4日後の3月2日には、デアゴスティーニから刊行中の分冊百科シリーズ『東宝特撮映画DVDコレクション』の最新号として、原作映画の『ガス人間第1号』の廉価版DVDも発売されました。もちろん購入。オリジナルとリメイクの優劣を判じたかったんじゃなくて、単純に二者の差異を確認したくて。

舞台版では時代設定が変更されていたり、コメディ色が加味されていたり、ディテールや演出の面でいろいろな変化が施されているんだけど、筋の運び自体は、至って原作に忠実。テーマにも全くブレがありません。あとから映画版を観たおかげで、この舞台版の脚色には原作への愛情があふれていることが、すっごくよくわかりました。

その他にも、東宝特撮映画の常連俳優のお一人であった水野久美さんが、舞台版では原作にないキャラクター役で出演されていたり、伊原剛志さん演じる主人公の刑事のケータイの着メロが『ゴジラ』のテーマ曲であったり、マニアックな遊び心が随所にちりばめられた、東宝特撮映画へのオマージュにもなっています。

原作映画でヒロインの春日藤千代を演じていたのは、八千草薫さん。日本舞踊の春日流家元という設定です。そしてガス人間と化した男、水野は、愛する藤千代が資金難のために発表会を開催できず困っているのを見て、銀行強盗に走ってまでして藤千代を支えようとします。

原作映画『ガス人間第1号』予告篇


そして舞台版『ガス人間第1号』で春日藤千代に当たるヒロイン、藤田千代を演じているのが、中村中さんです。

2010.03.10 Top↑
ここしばらくはゲイ女子アーティストについて全然書いていなかったので、久しぶりにその話題です。

アメリカのゲイ&バイ女子向けエンタテインメント・ニュース・サイト、AfterEllen.com に、2月3日付で掲載されていたのが、あのクリスティーナ・アギレラと、女子3ピースのエレクトロクラッシュ・バンド、ル・ティグラがコラボレーションを行ない、それがクリスティーナの次のアルバムに収録される、というニュース。ル・ティグラの公式サイト上で発表されたそうです。

Le Tigre confirms collaboration with Christina Aguilera (AfterEllen.com)

このブログや Queer Music Experience.本編では、これまでル・ティグラについては詳しいことを書いてこなかったので、ここで改めてル・ティグラを紹介したいと思います。
2010.03.05 Top↑
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