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ここしばらくはゲイ&バイ女子アーティストの話題が続きましたが、今回は久々に、ベア・ミュージックの話題です。

以前、このブログでは、スペインの髭熊系オープンリー・ゲイのテクノ・ポップ・デュオ、ヴァニティ・ベアのヴィデオ・クリップを紹介したことがありました(そのときのエントリはこちら)。そして、今回紹介するバルバズール(Barb@zul)もまた、同じくスペイン出身の髭熊系オープンリー・ゲイのテクノ・ポップ・デュオです。

4月21日から YouTube で公開されているバルバズールの新曲「I Don't Care」のヴィデオ・クリップが、アメリカのメジャー・ゲイ雑誌『The Advocate』の公式ブログで話題となっていました。

Singing Bear Duo Produces Steamy Video (Advocate.com, 2010.04.23)

英歌詞で歌われているということもあって、この「I Don't Care」のヴィデオ・クリップは『The Advocate』のブログだけではなく、アメリカの複数の有力ゲイ・ブログでも話題になっています。たぶん最初にこのヴィデオ・クリップを話題として取り上げたアメリカのゲイ・ブログは、下のリンク先のブログだと思われます。

Barb@zul & The Video Of The Year (Pop Trash Addicts, 2010.04.23)

この「I Don't Care」のヴィデオ・クリップは、なんでも実話を基にしているらしいです。ゲイのサッカー選手同士(もちろん2人とも髭熊)の出会いと別れを、バルセロナに実在するゲイ・スポットの様子も交えながら、エロティックに描き出しています。

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2010.04.25 Top↑
ヒップ・ホップはホモフォビックな音楽である、そんな通説も、結局は偏見の一つに他ならないわけですが、しかしメジャー・レーベルと契約している黒人のヒップ・ホップ系アーティストの中にオープンリーのLGBTがほとんどいない、というのは、2010年4月現在、数字の上ではほぼ事実です。

というか、これはヒップ・ホップに限った話ではなく、LGBTであることを公にしているメジャー級の黒人アーティストの数は、白人アーティストに比べて極端に少ないのが現状です。

そんな中、ラッパーのリル・ウェインが設立したヤング・マネー・エンタテインメント(ユニヴァーサル・レコーズ/モータウンの傘下です)と契約している黒人女性ラッパーが、バイセクシュアルであることを公の場で語りました。

その人の名は、ニッキー・ミナージュ

彼女は今年(2010年)に入ってから、マライア・キャリー、リュダクリス、アッシャー、50セントといったヒップ・ホップ系の大物アーティストのシングルに立て続けにフィーチャーされている、まさにこれからが旬の、要注目の新進女性ラッパーです。

ニッキー・ミナージュ バイオグラフィー (Queer Music Experience.) ←読んでね。

2月にデジタル・リリースされたマライアとの共演シングル「Up Out My Face (Remix)」のヴィデオ・クリップを監督したのは、マライア自身。“ハラジュク・バービー”を自称するニッキー・ミナージュとの共演とあって、映像のほうもバービー人形をモチーフとしたものになっていますが、二人の過剰な少女趣味が見事なまでに功を奏して、マライアもニッキーも、ドラァグ・クイーンにしか見えません(注:ホメてます)。

2010.04.24 Top↑
1999年のメジャー・デビュー盤『カンサス(Kansas)』が日本でも発売されていた、アメリカのクリスチャン・フォーク・ミュージシャン、ジェニファー・ナップが、2010年4月13日、アメリカのメジャー・ゲイ雑誌『The Advocate』誌、およびキリスト教誌『Christianity Today』のインタヴューを通じて、レズビアンであることをカミングアウトしました。

Christian Singer Jennifer Knapp Comes Out (The Advocate, 2010.04.13)

Jennifer Knapp Comes Out (Christianity Today, 2010.04.13)

クリスチャン・ミュージックというジャンル区分は、日本人にはあんまり馴染みのないものだと思うし、私自身クリスチャンではないので、クリスチャン・ミュージックの何たるかを正しく把握しているとは言えないのかもしれませんが、クリスチャン・ミュージックを簡単に説明すると、キリスト教信仰をテーマとしたポピュラー音楽、ないしはクリスチャンであることに立脚したポピュラー音楽、のことです。

ゴスペルもクリスチャン・ミュージックの一種です。でも、だからといってクリスチャン・ミュージック=ゴスペル、というわけではありません。あくまでも歌詞の内容やアーティストのパーソナリティに基づいた区分なので、その曲調はさまざまです。ロックあり、ポップスあり、フォークあり、テクノあり。

件のジェニファー・ナップは、クリスチャン・フォーク・ロックに属します。

彼女のこれまでの経歴については、Queer Music Experience.に新しくジェニファー・ナップのバイオグラフィーを掲載したので、そちらも併せてお読みになってください。

ジェニファー・ナップ バイオグラフィー (Queer Music Experience.) ←読んでね。

さてさて、ゲイ女子であることをカミングアウトしたジェニファー・ナップですが、先月末のリッキー・マーティンのカミングアウトに比べると、世間からの反響はそれほど大きくはないみたい。まあ、アーティストの側にしてみれば、あんまり騒いでほしくはないのだと思いますが。

しかし。

アメリカの福音派のクリスチャン・コミュニティのあいだでは、ジェニファー・ナップのカミングアウトは、かなりの一大事であるようです。

Christian musician Jennifer Knapp comes out (AfterEllen.com, 2010.04.13)

ジェニファー・ナップのカミングアウトを報じている、この AfterEllen.com の記事を執筆したヘザー・ホーガンさんも、やはりクリスチャンであり、レズビアンです。そんな彼女の視点から書かれた AfterEllen.com の記事は、ジェニファー・ナップのカミングアウトがアメリカのクリスチャン・コミュニティにとってはどれだけ重大事なのかということを、私のようにクリスチャンではない読者に、リアリティをもって伝えてくれます。

この記事の主要部分を、以下に引用してみます。

2010.04.16 Top↑
英語に堪能というわけではなし。いわんやそれ以外の外国語をや。

だから、そうした地域のエンタテインメント情報も、結局は不得手な英文記事を通してしか知ることのできないアテクシ。

シュガー・リー・フーパーの名前も、AfterEllen.com に4月7日付で掲載された小さな訃報記事を通じて初めて知りました。

シュガー・リー・フーパーは、オランダの女性歌手です。彼女はオープンリー・レズビアンであり、オランダの著名人としては初めての、同性婚を行なった人物でもあります。

そして、彼女は4月4日、62歳でこの世を去りました。

元の記事はこちら。

Dutch Lesbian Singer Sugar Lee Hooper Passed Away at 62 (eurOUT.org, 2010.04.06)

シュガー・リー・フーパーとは、どういうヴィジュアルの人なのかというと、こんな感じ。

2010.04.11 Top↑
先月(2010年3月)23日付のエントリで告知した、鹿嶋敏行さんの単独ライヴ『自分らしく生きる』のレポート記事を、Gay Life Japan にて連載させていただいている「藤嶋隆樹のゲイミュージックワールド」のほうで書きました。

ぜひ読んでくださーい!

第10回 鹿嶋敏行ライブ「自分らしく生きる」 観覧記
http://www.gaylife.co.jp/scene/gaymusic/2157.html

鹿嶋敏行ライブ「自分らしく生きる」


2011年1月2日 追記:
鹿嶋敏行ライブ「自分らしく生きる」 観覧記は、Queer Music Experience.本編に転載いたしました。そちらでお読みいただけます。

鹿嶋敏行ライブ「自分らしく生きる」 観覧記(Queer Music Experience.)


2010.04.07 Top↑
今回のエントリのタイトルは、早見優の「夏色のナンシー」に引っかけたつもりなんですが、思った以上にスベった感が濃厚です。

まあ、いいや。本題。

3月31日に、シガー・ロスのフロントマン、ヨンシーの初のソロ・アルバム『Go』が、日本で先行リリースされました。さっそくアタイも購入したよ!

ヨンシー バイオグラフィー (Queer Music Experience.) ←読んでね。

この『Go』というアルバム、とにかくドラム演奏のインパクトがスゴいです。日本盤のライナー・ノーツによると、ヨンシーが「人間ドラムマシーン」と形容したという、サムリ・コスミネンというドラマー/パーカッショニストの前衛的なドラム・プレイが、むしろ電子音では実現不可能な種類の躍動感を生み出してます。先行シングルの「Go Do」のヴィデオ・クリップの中では、ヨンシーがスーツケースをバシバシと叩いてますが、実際にこの曲のドラムは、サムリ・コスミネンがスーツケースを叩いたり蹴ったりして録音されたものなんだそうです。すげー。

この「Go Do」や、「Animal Arithmetic」「Around Us」といった収録曲は、人工的な電子音が鳴っていないにもかかわらず、サムリ・コスミネンの刻む強烈なビートがあることで、ほぼダンス・ミュージックに近い領域にまで針を振り切ってるんですよね。日本盤ライナー・ノーツの中で執筆者の新谷洋子さんはこのアルバムを「ジャンル無用の華々しく壮大なアンセム集」と評していますが、まさにアンセムです。

このアルバムを聴いて、同じアイスランド出身のビョークのファースト・ソロ・アルバムを初めて聴いたときの衝撃を思い出しました。もちろん音楽性は全然違うんだけど、二人ともバンド時の前衛色はそのままに、ダンス・ミュージック的なビートを取り込むことによって、より以上の大衆性を結果的に獲得している、という。

たぶん、ヨンシーはこのアルバムによって、シガー・ロス以上にポピュラーな存在になるよ。

そのほか、シガー・ロスのアルバムとの大きな違いとして挙げられるのは、全9曲のうち7曲までが、英語で歌われていること。この点について、日本盤ライナー・ノーツに掲載されているインタヴューで、ヨンシーは次のように語っています。

「ほら、アメリカ人のアレックスと暮らしているから、アイスランドでもいつも英語を話している僕にとって、今回英語で歌うことはごく自然な選択だった」

そして、次のようにも言っています。

「何を歌っているか理解されちゃうわけだからものすごく無防備な気分がするけど、それはきっといいことなんだと思う」

これまでのシガー・ロスの作品は、アイスランド語で歌われているほかに、ホープランド語という言語も多く用いられています。このホープランド語というのはシガー・ロスが新たに造り出した言語ですが、実質的にはスキャットのような唱法の一種です。したがって、文法や意味などは存在せず、それ自体はコミュニケーション・ツールとしての機能を持っていません。グラミー賞にもノミネートされた2002年の『( )』はホープランド語のみで歌われているアルバムですが、このようにコミュニケーション機能を持たない言語によって歌われた曲というのは、一種のディスコミュニケーションの表象だという気が、私はするんですよね。リスナーからの理解を単純に拒絶しているというよりも、言語の音声的な側面だけを取り出すことによって、音楽を通じてのコミュニケーションを意図的に韜晦させている、というか。

しかし、『Go』でのヨンシーは、英語で歌うことによって、より広範なリスナーとのあいだにコミュニケーションを発生させています。日本盤ライナー・ノーツの執筆者の新谷洋子さんも、「かつては言葉=音/声=楽器と見做していたというのに、あのマジカルなヴォーカルを前面に押し出して積極的なコミュニケーションに乗り出している」と評していらっしゃいます。

思うに、ヨンシーがホープランド語のディスコミュニケーションの世界から、『Go』のコミュニケーションの世界に足を踏み入れたのは、ボーイフレンドのアレックスの存在が大きいと思うんですよね。アレックスの存在が、コミュニケーションの素晴らしさをヨンシーに教えてくれた。そして、愛する人とのコミュニケーション言語が英語だったから、ヨンシーは英歌詞がメインのアルバムを作った。

――そういった感じの、私生活の充足からもたらされる創作意欲が、このアルバムにはみなぎっています。

各収録曲のテーマ自体は「希望」と「怖れ」の二極に分化しているんだけど、言語によるコミュニケーションがシガー・ロスよりも前面に出ているぶん、「怖れ」がテーマの楽曲も内省的であるよりは対話的で、アルバム全体としてはタイトル通りに突き抜けた、前向きな作品です。

繰り返すけど、ヨンシーはこのアルバムで、シガー・ロス以上にポピュラーな存在になるよ。

"Go Do"
ゴー・ドゥー
(2010)
Jonsi - Go
※この動画はブログに埋め込みができない設定になっているので、
上のキャプチャ画像をクリックして、
YouTube にジャンプしてください。

ゴーゴー
(2010/03/31)
ヨンシー

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2010.04.05 Top↑
先月の初めごろに、ボーイ・ジョージのニュー・シングルのリリースが報じられました。

ボーイ・ジョージ、ニュー・シングルをデジタル・リリース (CD Journal.com, 2010.03.03)

ボーイ・ジョージは2007年4月にインターネットを介して知り合ったエスコート・サーヴィスのノルウェー人男性を自宅に監禁、鎖で殴打した容疑によって逮捕され、2008年12月に有罪評決。2009年1月には禁固15ヶ月の実刑判決が言い渡されました。そして2009年5月に刑務所での服役を4ヶ月で終え、めでたく娑婆に復帰。同年12月に復帰第1作となるクリスマス・シングル「White Xmas」をデジタル・リリース。3月22日にリリースされた今回のニュー・シングル「Amazing Grace」は、復帰第2弾となります(黒人霊歌の「Amazing Grace」とは同名異曲です)。

こうなってくると、そろそろニュー・アルバムも聴きたいところなんですが、CD Journal.com の記事には「前作『チープネス&ビューティ』(1995年)から約15年ぶりとなる最新ソロ・アルバムの制作も進めている」との記述もありました。

アルバムの制作が進められているのは非常に嬉しいニュースなんですが、読んでいてビックリしてしまったのは「約15年ぶり」というフレーズ。

じ、じ、じ、15年?

そんなに長いことアルバムを出してなかったっけか? なんだか実感ないけど。

『Cheepness & Beauty』をリリースしたあと、ボーイ・ジョージはカルチャー・クラブを再結成してライヴ盤とスタジオ盤を各1枚ずつリリース。ソロとしては1998年にファン・クラブ向けに『The Unrecoupable One Man Bandit』を限定リリース(とかいいつつ、普通に輸入CD屋さんでも買えたけど)。2002年には、新曲と再レコーディング曲の混載アルバム『U Can Never B2 Straight』をリリース。

てな具合に、それなりの数でアルバムもリリースしてはいるんだよね。でも、正規のオリジナル・アルバムとなると、確かに15年ものあいだ、1枚も出してません。シングルはちょくちょく出してるんだけど、アルバムのリリースまでには漕ぎつかない、という。

現在製作中のソロ・アルバムも、まさかのアクシデント発生でお蔵入り、なんつーことにはならないよね……? ボーイ・ジョージの場合、それも有り得るから怖い。

あ、そうそう、「Amazing Grace」がリリースされた翌日、BARKS にこんな記事が出てました。

ボーイ・ジョージ、エルトンの「キリストはゲイ」発言を擁護 (BARKS, 2010.03.23)

この記事によると、ボーイ・ジョージはこう言っているそうです。「彼(エルトン)とはいま、いい友人だからね。僕は彼の味方につきたいんだ!」

この少し前には、こんな記事もありました。

ボーイ・ジョージとジョージ・マイケルが20年以上の年月を経てようやく和解したそうです (Gay Life Japan, 2010.03.17)

こちらの記事によると、ボーイ・ジョージはこんなふうに言ってます。「ジョージ・マイケルとぜんぜん会わなかったんだ。でも最近はメールのやりとりをしてるよ。僕らはなかよくやってるんだ。今すぐにでも会おうとしてくれるハズさ」

お騒がセレブとしてのボーイ・ジョージは、彼と同じイギリスのオープンリー・ゲイ・アーティストたちを何かと口撃している、っつーイメージなんですが、やっぱり4ヶ月の服役生活が彼を丸くしたんでしょうか、最近ではエルトン・ジョンともジョージ・マイケルとも仲良くしているみたいです。

こんなふうに、同じオープンリーLGBTアーティスト同士が交流しているのは、ファンにとっては嬉しい話です。ペレス・ヒルトンも、2人のジョージの和解の件について"now it's time for a duet!"とブログに書いていますが、彼と同じことを願っているのは、たぶんアタイだけじゃないはず。

カルチャー・クラブ バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

エルトン・ジョン バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

ジョージ・マイケル バイオグラフィー (Queer Music Experience.)



さてさて、3月22日に発売となった新曲「Amazing Grace」のヴィデオ・クリップですが、2008年10月にリリースされた「Yes We Can」の延長線上にある作品です。

「Yes We Can」という曲はオバマ大統領の演説にインスパイアされて書かれた曲で、逮捕騒動の只中にあってもジョージが前向きな気持ちを失っていないことを示した作品でしたが、一方でそのヴィデオ・クリップは全篇がアニメーションで作られていたため、ボーイ・ジョージの姿が見えないことに何だか不吉な印象もあったんですが(実際、この曲のリリース後にジョージは実刑判決を受けました)、今回の「Amazing Grace」のヴィデオ・クリップは、新たに撮影されたボーイ・ジョージの映像もフィーチャーされていて、「ボーイ・ジョージはちゃんとそこにいる」という安心感を、ファンに与えてくれます。

"Amazing Grace"
(2010)



2010.04.02 Top↑
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