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久しぶりの更新です。何ヶ月も間が空いてしまい、申し訳ありませんでした。

そして、これまた久しぶりに、今回のエントリの内容は、海外からの話題です。



トランスジェンダーであることを公にしている男性シンガー/ミュージシャンの数は、世界的に見ても、それほど多くはありません。

ここ日本では、オープンリーの FtM (Female to Male)の4人組のアイドル・グループ、Girls to Men が、2010年9月23日にライヴ・デビュー。そして12月1日にはファースト・シングル「声を聴いて~エコーズ~」を全国リリースしましたが、残念ながら2011年3月31日付をもって、グループとしての活動は休止となってしまいました。

Girls to Men オフィシャルサイト

こうした寂しい状況の中、UK発の人気オーディション番組『The X Factor』のオーストラリア版に、トランスジェンダーの男性が出場したというニュースが飛び込んできました。The Advocate.com が9月2日付の記事で報じています。

Trans Singer Rocks Oz X Factor (The Advocate.com, 2011.09.02)

男性の名は、ペイジ・エリオット・フェニックスさん。35歳。

ペイジ・エリオット・フェニックスさん
(画像は The Advocate.com より)


フェニックスさんは、俗に言う「パス度」の非常に高いかたです。ゆえに、自身がトランスジェンダーであるということを公にせずにオーディションに参加して、そのまま勝ち抜いていくことだって、充分にできたと思います。

しかし、ありのままの自分を知ってもらいたいと願うフェニックスさんは、自身がトランスジェンダーの男性であるという事実を、番組の中で公にしました。

その勇気を、私は大いに讃えたいと思います。



さて、オーストラリア版『The X Factor』の現在の審査員は、オープンリー・ゲイの男性アイドルの嚆矢であった、故・スティーブン・ゲイトリーと共に、ボーイゾーンのリード・ヴォーカルを務めてきたローナン・キーティング、それから元スパイス・ガールズのメル・B、そして歌手兼女優のナタリー・バッシングスウェイトの3人。

オーディションに臨むフェニックスさんに、ローナン・キーティングは「なぜ、X Factor に出ようと思ったのか?」「なぜ、今このタイミングで出ようと思ったのか?」という問いを投げかけます。その答えの中で、フェニックスさんは自身が FtM のトランスジェンダーであることを告白しました。

オーディエンスからは大きな拍手が起こり、ローナン・キーティングもフェニックスさんの勇気と誠実さを讃えました。

そしてフェニックスさんが歌ったのは、オーストラリアが生んだスーパー・バンド、インエクセスの「ネヴァー・ティアー・アス・アパート (Never Tear Us Apart)」。世界中で大ヒットした1987年のアルバム『キック (Kick)』の収録曲で、翌1988年にアルバムからの4枚目のシングルとしてカットされ、全豪で最高14位、全米では最高7位を記録しています。

このフェニックスさんのパフォーマンスを、3人の審査員は絶賛。フェニックスさんは第2ステージの「ブートキャンプ」へと駒を進めることになりました。

控え室に戻ってきたフェニックスさんは、サン・フランシスコに暮らしているガールフレンドに、Skype で合格を報告。その模様も、番組ではオン・エアされました。

それでは、実際の番組の映像をご覧ください。



"Never Tear Us Apart"
(from TV "The X Factor", 2011)

http://youtu.be/cyZIagtyiUo




はたしてフェニックスさんは、どこまで勝ち残るのか。オーディションの行方は誰にもわかりませんが、このオーストラリア版『The X Factor』第3シーズンへの出演を通じて、フェニックスさんがメジャー・デビューへの切符を手にすることができたとしたら、それは実に画期的な出来事になると思います。

その日が来ることを、私は大いに期待しています!


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2011.09.03 Top↑
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