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今回のエントリは、以前、某ソーシャルネットで日記として書いたものを、大幅に加筆・訂正したものです。



自分は、アメフトには全然詳しくありません。

なので、ゲイであることをカミングアウトしたNFLの選手がいるということを、某マイミクが書いた日記を読んで、初めて知りました。

エセラ・トゥアオロという人です。




NFLの選手でカミングアウトしたのは、トゥアオロで3人目なんだそうです。

トゥアオロの伝記本も出版されています。

Alone in the Trenches: My Life As a Gay Man in the NFL Alone in the Trenches: My Life As a Gay Man in the NFL
Esera Tuaolo、John Rosengren 他 (2006/03)
Sourcebooks Inc

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このエセラ・トゥアオロという元アメフト選手は、ガッチリ系のイモっぽい顔で(つまり、ゲイ的にはモロにイケメンであるということ)、しかも社会的ステイタスがあって、おまけに双子の養子までいるらしく、彼氏と子どもたちと4人で、幸せな家庭を築いちゃってるという、なんというか、ハッピー・ゲイ・ライフを絵に描いたような人なんですよ。

もちろん、現役時代には、ゲイであるということでいろいろと苦労したんだろうし、今でもオープンリー・ゲイのセレブとしての苦労が何かとつきまとってはいるんだろうけど、それでもやっぱりうらやましいですよ、この人。

だって、周囲の無理解から来る苦労とかトラブルを除いたら、ゲイとして望み得る全てを手中にしているような感じがしません? この人。

って、即物的な発想かもしれませんが。

で。

ネットであれこれ調べものをしている中で、このエセラ・トゥアオロが、実はCDも出していたということを知りました。

ただでさえ非の打ち所のないゲイ・ライフを送っているというのに、おまけに歌の才能まであるだなんて。むむむむむ。

Esera / First Christmas
2004年12月発売の、クリスマス・マキシ・シングル、
「First Christmas」

こちらで試聴ができます。
http://cdbaby.com/cd/esera


1曲目はR&Bのバラードですが、言われなければ歌っているのが元NFLの選手だとは気づけないくらい、全く遜色のない良質のアーバン・ポップスです。

2曲目は「Silent Night」、つまり「きよしこの夜」ですが、彼はハワイ出身なので、伴奏はウクレレ。そこがちょっと面白いかも。



どうやら彼は、「歌の上手いアスリート」として広く認知されているらしく、レコーディング活動にはそれほど力を入れていないものの、現役時代の1995年には、インディー・レーベルから『One Man's Island』というCDをリリースしています。

その他、『NFL Country』『NFL Jams』といったNFLの公式アンソロジー・アルバムに、デュエットで参加しています。

NFL Country NFL Country
Various Artists (1996/11/26)
Ziriguiboom Brasil

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NFL Jams NFL Jams
Various Artists (1998/10/20)
Intersound

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また、米国版ウィキペディアによると、昨年のゲイ・ゲームズのオープニング・セレモニーでは、エセラ・トゥアオロがアメリカ国歌を歌っているそうです。



さて、トゥアオロのカミングアウト後の初のインタヴューとなった、『The Advocate』誌の2002年11月の記事の中には、トゥアオロが自身の音楽活動について語っている箇所があります。それを翻訳して、以下に掲載してみました。原文はこちら

The Advocate 2002/11/26

あなたが初めて人前で歌ったのは、大学でのスポーツ・イベントでしたよね?

歌への情熱はずっと持ち続けていたんだけど、僕が初めて仕事で歌った大きなギグは、大学のバスケの試合だったね。国歌斉唱だよ。歌はずっと歌ってきてたけど、バスケのチームのトレーナーが、「試合のときに国歌を歌ってみたらどうだい?」って言ってくれたんだ。大きな経験になったよ。

そして、ついにはNFLの試合でも歌いましたね。

NFLで新人だったころに、ナショナル・ゲームの一つで国歌を歌ったね。グリーン・ベイ対シカゴ戦だよ。

あなたの歌を聴いた人たちからの、何か印象に残った反応というのはありますか?

新人時代を終えてから、友達と一緒にキャンプに行ったんだ。フェアファックスのチームにいた友達なんだけど。2人でワシントン・モニュメントを訪れたときに、そこのエレベーター係の男性が、僕のことを、長いことジーッと見てるんだよ。そのうちに、「ああ! ひょっとしたらあんた、フットボールの試合の前に国歌を歌ってなかったかい?」って言ってきたんだよね。そこで友達が、「そうだよ、こいつさ! それがこの男さ! こいつが歌ってたんだよ!」って言ったら、その男性は、「あんたの歌を聴いたら、家族の前だっていうのに涙が出てきちゃったよ」ってね。驚いたよ。なんていうか、「ああ、ゴメンよ、あんたを泣かせたりするつもりはなかったんだけど」っていうかね。素敵なことだよね。

CDのレコーディングもしましたよね?

'95年に、コンピレーション・アルバムを出してる。『One Man's Island』っていうタイトルなんだけど。あと、『NFL Country』と『NFL Jams』もね。評判は良かったけど、でもアルバムを作ろうとまでは思ってないな(笑)。

もしアルバムをレコーディングするとしたら、どういった音楽を歌いたいですか?

R&B。アダルト・コンテンポラリーだね。

あなたの歌声をアーロン・ネヴィルと比較したレヴューを読んだことがあります。

それは嬉しいな。彼は美しい声の持ち主だからね。

このインタヴューが収録されてから、既に5年という時間が経過しているので、アルバムを作る意志はないという彼の言葉は、どうやら本物のようです。

彼は、レコーディング・アーティストとして活動するよりも、ミュージカル俳優の活動に、より強い意欲を見せており、現在は舞台で歌う機会のほうが、もっぱら多いみたいです。

しかしながら、日本で暮らしている我々にとっては、彼がレコーディング・アーティストとして活動してくれたほうが、トゥアオロの歌声に接する機会も増えるわけで、ぜひアルバムのレコーディングも視野に入れてくれたらと思います。



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2007.03.17 Top↑
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