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No. 90
坂本龍一 featuring Holly Johnson / Love And Hate
(1994)

1983年に発表したデビュー曲が、イギリス音楽史に残る超特大級のヒットとなった、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド。そのヴォーカリストだったホリー・ジョンソンは、1987年のフランキー解散後、2枚のソロ・アルバムを発表しています。デビュー時からゲイであることを公にしていたホリーは、1993年、自身がHIV陽性であることも公にしました。

「Love And Hate」は、その翌年に発表されたシングルで、坂本龍一の1994年のアルバム『Sweet Revenge』からのものです。

坂本龍一のクールで硬質なサウンドをバックに、マイノリティ同士で憎み合うことの空しさ、愚かしさを、ホリーが訴えています。

"Love And Hate"
ラヴ・アンド・ヘイト
(1994)


ホリー・ジョンソンの詳しいバイオグラフィーは、こちらでどうぞ。
フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド バイオグラフィー(Queer Music Experience.)



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No. 89
Junior Senior / Move Your Feet
(2003)

小柄な美青年のジュニアと、ヒゲで巨漢のシニアの2人による、デンマーク出身のバブルガム・ポップ・ユニットが、ジュニア・シニアです。ジュニアはストレートですが、シニアがゲイであることを公にしています。

「Move Your Feet」は、彼らのデビュー曲。全英ヒット・チャートで最高3位を記録しました。

詳しいバイオグラフィーと「Move Your Feet」のヴィデオ・クリップは、こちらでどうぞ。
ジュニア・シニア バイオグラフィー(Queer Music Experience.)



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No. 88
Alex Parks / Maybe That's What It Takes
(2003)

アレックス・パークスは、イギリスのオーディション番組『Fame Academy』の第2シーズンの優勝者です。番組放映中にレズビアンであることをカミングアウトしていたアレックスは、視聴者からの支持を勝ち得て優勝。結果、デビュー時からレズビアンであることを公にしていた、イギリス初のメジャー・アーティストとなりました。

「Maybe That's What It Takes」は、アレックスのデビュー曲で、全英のヒット・チャートで最高3位を記録する大ヒットとなりました。

"Maybe That's What It Takes"
(2003)


詳しいバイオグラフィーは、こちらでどうぞ。
アレックス・パークス バイオグラフィー(Queer Music Experience.)



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No. 87
Azis / No kazvam ti stiga
(2004)

社会主義から民主主義に移行したブルガリアで、現在最も支持されているスーパースターの1人がアジスです。ゲイであることを前面に押し出したアジスの表現は、一面ではブルガリアの表現の自由を象徴しているとも言えます。

アジスについての詳細と、楽曲のヴィデオ・クリップは、当ブログ内のアジスのカテゴリを参照してください。
ブログ版Queer Music Experience. Azis



No. 86
Boy George / Same Thing In Reverse
(1995)

ボーイ・ジョージの1995年の自伝的アルバム『Cheapness & Beauty』からのシングルで、ゲイ・パレードを題材とした、フォーク・ロック調のプライド・ソングです。

"Same Thing In Reverse"
リヴァース
(1995)


『Cheapness & Beauty』の国内盤に付いている歌詞カードの対訳は、解釈そのものが誤っている上に、文法上の誤訳も多々含まれていて、プロの仕事とはお世辞にも言えないほどの劣悪なシロモノなので、詳しい歌詞の内容は、ぜひこちらを参照してください。
“ゲイのラヴ・ソング”としてのカルチャー・クラブ(Queer Music Experience.)



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No. 85
Sinead O'connor / No Man's Woman
(2000)

アイルランド出身のシネイド・オコナーは、2000年6月、アメリカのレズビアン雑誌『Curve』のインタヴューに応え、レズビアンであることを告白しました。そのカミングアウトと全く同時期に発表されたアルバム『Faith and Courage』からのシングル「No Man's Woman」も、女性同性愛を題材にしたものではないかという憶測を呼びました。

詳しいバイオグラフィーと「No Man's Woman」のヴィデオ・クリップは、こちらでどうぞ。
シネイド・オコナー バイオグラフィー(Queer Music Experience.)



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No. 84
Will Young / Leave Right Now
(2003)

ウィル・ヤングは、イギリスのアイドル・オーディション番組『Pop Idol』の第1シーズンに優勝してポップス界にデビュー。ファースト・シングルのリリースから程なくして、ウィルはゲイであることをカミングアウトしました。

しかし、ゲイだからといってウィルの人気が落ちることはなく、以後もウィルは、トップ・アイドルとして支持され続けています。

セカンド・アルバムからのシングル「Leave Right Now」は、数字的には必ずしもウィル最大のヒット曲というわけではありません。しかし、カヴァー曲が主体だったデビューの頃に比べて、ウィルならではのカラーが確立されたのが、この曲でした。見事に全英1位を記録しています。

詳しいバイオグラフィーと「Leave Right Now」のヴィデオ・クリップは、こちらでどうぞ。
ウィル・ヤング バイオグラフィー(Queer Music Experience.)



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No. 83
Tegan And Sara / Walking With A Ghost
(2004)

ティーガン&サラは、カナダ出身の双子の姉妹によるオルタナティヴ・フォーク・ロック・デュオです。2人とも、デビュー時からレズビアンであることを公にしています。

「Walking With A Ghost」は、2004年のサード・アルバム『So Jealous』からのシングルで、既に他のアーティストによってカヴァーもされている、彼女たちの代表曲です。

"Walking With A Ghost"
ウォーキング・ウィズ・ア・ゴースト
(2004)


ティーガン&サラの詳しいバイオグラフィーは、こちらでどうぞ。
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No. 82
k.d. Lang / If I Were You
(1995)

メジャー級のアーティストとしては初めて、レズビアンであることを公にした先駆者、k.d.ラング。彼女はカナダ出身のカントリー・シンガーです。

「If I Were You」は、1995年のアルバム『All You Can Eat』からのシングルで、リミックス・ヴァージョンも製作され、全米のダンス・チャートで1位を記録しています。

"If I Were You"
あなたを夢みて
(1995)




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No. 81
Stephen Gately / New Beginning
(2000)

アイルランド初のボーイバンド、ボーイゾーン。その二枚看板の1人だったスティーブン・ゲイトリーは、1999年に、オランダのボーイバンド、コート・イン・ジ・アクトの元メンバーのイロイ・デ・ヨングとの交際を明らかにして、ゲイであることをカミングアウトしました。現役の男性トップ・アイドルのカミングアウトは、スティーブンが最初でした。

「New Beginning」は、そのカミングアウトの翌年に発表された、スティーブンのファースト・ソロ・アルバムのタイトル曲です。全英で最高3位を記録するヒット曲となりました。

詳しいバイオグラフィーと「New Beginning」のヴィデオ・クリップは、こちらでどうぞ。
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続きは、また後日。


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コメント

藤嶋さま、こんにちは。

ホリージョンソンと坂本龍一の“LOVE AND HATE”、こちらで初めて聴きました☆
坂本さんのハウス系の音楽は20代半ばの私には、ぎりぎりリアルタイムかな?…なんですが、この曲すごく素敵です。

…ですのでFGTHもモチロン同時代じゃないのですが、あの頃からホリージョンソンはカリスマティックなオーラが出ていた人だと思ってます。ボンテージファッションに身を包んでいた時も、個人的には“エロさ”を感じさせません。お顔立ちも雰囲気も素敵な方ですよね☆

現在は闘病されてるのですね。youtubeで2000年頃のインタビュ映像を見ると、風貌もふくよかになられてました。生きていて欲しい方です。

“love and hate”は、リスニング苦手のワタシに英語が聴き取れないんです…(哀)が、CDと歌詞カードを探して聴きながらちゃんと読みたいと思いました☆

>まりゅさん

コメント、ありがとうございます。(^^

この「Love and Hate」は、私も実は、最近になって知った曲です。Q.M.E.本体でFGTHの記事を書くために、いろいろと調べていて、この曲の存在を知りました。

で、まりゅさんと同じように、「うわー、イイ曲だー」と思って、TOP100に食い込ませてみました。

このヴィデオ・クリップのヴァージョンは、たぶんシングル用にリミックスしたもののエディット・ヴァージョンで、坂本龍一のアルバムに入っているヴァージョンとはアレンジが異なっています。私個人としては、このシングル用のアレンジのほうが好きなんですが、アルバム・ヴァージョンのほうも、クールでカッコいいです。

ホリーの体調は安定しているようなので、これからも(主にアートの分野になるかと思いますが)どんどん活躍してくれるものと思います!

坂本龍一の『Sweet Revenge』は、それほど入手の難しくないCDだと思うので、ぜひアルバムを手にとってみてください。

ちなみに、私は図書館で借りました(笑)。ホリー目当てだったもんで。あはは。
(^^;

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