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今回のエントリも、前回のエントリ同様、本来なら先月のうちにアップロードしていなければいけなかった話題です。プッシュする適切なタイミングを結果として外してしまった形で、本当に申し訳ない。

今回の話題は、日本のインディーのLGBTアーティストの新作の話題です。


Queer Music Experience.
本編で既にバイオグラフィーを掲載している、札幌のインディーLGBTミュージック・ユニット、ROD(Rights of Dark)が、先月の11日に、実に5年ぶりとなるニュー・シングル「最愛/ヨアケノカナタニ」をリリースしました。

ROD/最愛・ヨアケノカナタニ


ROD を知らないというかたは、ぜひ以下のリンクをクリックして、彼らのバイオグラフィーを読んでみてくださいねー。

RIGHTS OF DARK バイオグラフィー(Queer Music Experience.)

以前の Queer Music Experience.がいちばん力を入れていたのは、日本のインディーのLGBTアーティストの紹介のはずだったんですが、ここ数年は、「LGBTミュージック・シーンで活動を行なってはいるんだけど、LGBTであることがバレたら困る」というアーティストたちのアウティングを避けるために、日本のインディーのLGBTアーティストについての話題(特にライヴ観覧記)をネット上で公開するのは避けざるを得ない、という状況が続いているんですよ。

なので、以前に比べると日本のインディーのLGBTアーティストについての記事を書く機会は激減していて、最近になってからこのブログをご覧になってくださるようになったという皆さんの多くは、ROD のことをご存知ないような気がするんですが、「Queer Music Experience.で記事を書いてくれても全然オッケーよん」と言ってくれている数少ないアーティストのうちの一組が、この ROD なんです。ぜひ彼らのバイオグラフィーを、読んでみてください。



で。

今回リリースされたダブルAサイド・シングル「最愛/ヨアケノカナタニ」は、実に5年ぶりの新作となるわけですが、その5年のあいだ、彼らは活動を休止していたわけでは全くありません。ROD としてのライヴ活動は、ずっと継続していました。しかし、新作のリリースは、別ユニットやソロのほうが結果として先行していて、気がつきゃ既に5年という時間が経過していた、という具合。

今回のダブルAサイドのうち、「ヨアケノカナタニ」は、既にライヴでも先行披露されていたナンバーで、従来の ROD の路線を引き継いだものと言えます。というより、2人のメンバーのうち、NAOHIRO のカラーが強く前面に出ているナンバーと言ったほうが、たぶん正確。この「ヨアケノカナタニ」というオール片仮名表記のタイトルも、たぶん NAOHIRO の好みによるものだと思います。

それとは対照的に、このシングルによって初めてお目見えとなった新曲「最愛」は、どちらかといえばもう1人のメンバーである MASATO のカラーが、より強く反映された楽曲のように、少なくとも私の耳には聴こえました。

とは言っても、実際にクレジットを見てみると、作曲とアレンジは NAOHIRO の手によるものなんですが(笑)。

でも、たとえばBメロを挟まずにAメロからサビに移る構成とか、アップテンポではなくミドルテンポのダンスナンバーであるというあたりは、NAOHIRO のカラーというよりは、MASATO が2005年にリリースしたソロ作「LOST HEAVEN」に、より近い感じがするんですよ。ソングライターとしての NAOHIRO が得意としているのは、たぶんこうしたタイプの楽曲ではなく、「Aメロ+Bメロ+サビ」という構成の、日本人好みのオーソドックスなダンス・ナンバーのはず。

「最愛」というタイトルにしても、漢字2字のタイトルを好んで多用するのは、たぶん NAOHIRO ではなく MASATO のカラーのような気がするんですよね。「LOST HEAVEN」のカップリング曲のタイトルも「愛終」という、漢字2字路線だったし。



総じて言えるのは、この「最愛」という楽曲は、前回の ROD のリリースであったフル・アルバム「LOCUS」から直結したものと考えるよりは、そこから約5年のあいだに積み重ねられた、メンバー2人の他ユニットでの活動やソロ活動の成果が反映された作品であろう、ということですね。

これまでの ROD を継承したものというよりは、たぶん、MASATO/F としての MASATO のソロ活動や、Device Thousand としての NAOHIRO の活動の合流点が、この「最愛」という楽曲に結実している。

と、私は感じました。



んでもって、この「最愛」は、福岡で活動しているアーティスト、S-rush が、英歌詞を手がけているんですが、その英歌詞の中身は、CDの歌詞カードには掲載されていません。(12月14日追記:すいません、このエントリを書く前に NAOHIRO からメールで聞かされていた内容の理解に行き違いがありました。歌詞カードに掲載されていないのは、英歌詞の和訳でした)

その英歌詞和訳を、このブログで公開するのもアリだという言葉を、NAOHIRO のほうから既にいただいているので、件の英歌詞和訳を含めた全文を、ここで公開しちゃいます。



最愛
written by ROD
English written by S-rush
music and arranged by NAOHIRO



What are this strange feelings?
この奇妙な感情は何なんだ?

Whatever happened, I believed you
たとえ何が起きようとも あなたを信じていた

The first time ever I kissed you and you were mine
初めてあなたにキスをして、私のものになったとき

I had everything but I was still lonely
満ち足りていても、わたしは孤独だった

I can't touch you now
今はあなたに触れる事ができない

These arms are empty
この腕は空っぽなんだ

探しても 探しても
見つからないそう遠くに
戻れない日々が流れて流れて
通り過ぎてくだけ

抱きしめたその小さな温もりも
いつか いつか 孤独崩れてく
ゆるされるならその手で奪いさって
あなたに染まりたい XXX


I never dreamed that it would last
続くなど思ってもいなかった

Through your smile
あなたの微笑を思い返す

Long before I knew, what's the best for you
ずっと前から気付いていた、あなたに何が一番良いのかを

Am I wrong?
わたしは間違ってるのか?

And then you've gone
そしてあなたは行ってしまった

And took away the wonderful years
そして素晴らしい日々も過ぎ去った

If you are here now
もし此処にあなたがいてくれたら

It's all coming back to me
何もかも戻ってくる

愛しても 愛しても
変わることのないあなたに
信じたい気持ちだけが
わたしの心を蝕むだけ

傷ついたこのガラスの破片から
いつか いつか 心乱れてく
分かり合えないくらいに冷めた瞳
すべてが崩れてく XXX

抱きしめたその小さな温もりも
いつか いつか 孤独崩れてく
ゆるされるならその手で奪いさって
あなたに染まりたい


さよならと言ったあなたの唇が
きっと きっと すべて忘れてく
ゆるされぬ愛なら最後はその温もり
感じて眠りたい XXX




「最愛/ヨアケノカナタニ」の購入は、こちらからどーぞ。
所属レーベル、M STUDIO の通販ページ


ちなみに ROD は、来年1月20日に、新宿のライヴ・ハウス Future Nature Valve にて行なわれるライヴ・イベントに出演予定です。東京およびその近郊に在住の皆さんは、ぜひ足を運んでみてください。


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2007.12.10 Top↑
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