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少し前の話になりますが、今月の8日に新宿某所で開催された某LGBTライヴ・イベントに、私、出かけて参りました。

そのライヴに出演したバンドの中には、メンバーがゲイであることは表向きには伏せられているバンドも含まれていて、かつこのイベント自体、これがLGBTのライヴ・イベントであることが表面上は特には謳われていないので、出演アーティストのアウティングを避けるという理由から、このブログでは以前にも Queer Music Experience.でライヴ・レヴューを書いたことのある出演アーティストについてのみ、以下に記したいと思います。






まずは SPEEDER

SPEEDER は、当ブログの5月28日付のエントリで紹介した、尾辻かな子さんのシングル「Running to the rainbow」の作詞を手がけたゲイ女子アーティスト、kkjk 率いる3ピース・バンドです。

今回のライヴで出色だったのは、やっぱり「少女A」のカヴァーでしょう。

その理由はいくつもあるんだけど、まず1つには、アレンジが非常に秀逸だったこと。オリジナルの雰囲気を、3ピースで過不足なく完全に再現していたんだから本当に凄い。特に tam さんのギター・アレンジが最大限に効力を発揮してました。オリジナルにちりばめられたさまざまなサウンドを、1本のギターでいくつも再現しているんだもん。tam さんの技量の高さが存分に活かされていた1曲でした。

このライヴが終わった数日後、私は偶然、SPEEDER のドラムスの yachi くんから、この「少女A」のカヴァーについて、いろいろとお話をうかがう機会がありました。SPEEDER の「少女A」は、原則的にはオリジナルの雰囲気に忠実なアレンジだったんだけど、私にはドラムスの鳴らし方がそこはかとなくディスコ・ミュージックっぽく聴こえたので、それは何でなのかしらってことを、yachi くんに訊いてみたんですよ。そうしたら彼曰く、「それは、ハイハットのせいだろう」と。

yachi くんによると、SPEEDER の「少女A」は、オリジナルの「少女A」にあったホーンの音を、一部ハイハットに置き換えていたんだって。だから、通常の歌謡曲よりもハイハットが多く鳴っていて、それが理由でディスコ・ミュージックっぽく聴こえたのではないか、と。

この説明を聞いて、藤嶋、大いに納得。

ていうか、オリジナルとの差異を「なんかディスコ・ミュージックっぽい」という曖昧な印象でしか伝えられなかった私のぶきっちょな説明を適確に汲み取って、素人の藤嶋にもわかりやすく解説してくれた yachi くんが凄いよ(笑)。

それとですね、kkjk のヴォーカルがとっても活き活きとしていたのも、この「少女A」の大きな収穫だと思います。

yachi くんによると、「少女A」をカヴァーすることに決めたのは、SPEEDER のオーディエンスの主要年齢層だったら誰でも知ってる曲を演奏するためだったんだそうなんだけど、そこで選ばれたのが「少女A」だった理由は、この曲が kkjk の声域にいちばん合っていたからなんだって。

そうした計算に加えて、「少女A」における kkjk のヴォーカルには、これが半分はネタであるからこその、思い切りの良さがあったんですよね。オリジナル曲を歌っているときに比べると明らかに肩の力が抜けていて、そのことによって kkjk のヴォーカルにはオリジナル曲を歌っているとき以上の勢いがありました。

総じて言えるのは、今回の「少女A」のカヴァーは、SPEEDER の3人のアレンジの巧さとかパフォーマーとしての長所を、存分にアピールするものだった、ということですね。

yachi くん曰く、「少女A」のパフォーマンスのとき、オーディエンスはドッと沸くのではなくシーンとしていたので、「うわ、やっちゃったー」って思っちゃったんだって。でもオーディエンスはドン引きしていたわけでは全然なくて、みんな思わず聴き入っちゃってただけなんだよね。SPEEDER の3人のアレンジの巧さと、パフォーマンスの充実ぶりに。

たぶん、半分はネタとしての意味合いもあったであろう「少女A」ですが、これっきりでおしまいにはせず、これからも SPEEDER のレパートリーの1つとして演奏し続けてほしいです。もちろん、ライヴのたびに「少女A」っていうのは微妙かもしれないけど(笑)、変化球的な1曲として、これからのライヴでも「少女A」は大いにアリだと思います。







それから、札幌を拠点に活動している、LOOSE36

この LOOSE36は、2005年8月13日に開催された TLGP2005(東京レズビアン&ゲイ・パレード2005)の G-men フロートでリード・ヴォーカリストを務めた TAKASHI と(そのときの様子は、このブログの2005年8月15日のエントリを参照してください)、そして前回のエントリでも紹介している ROD の NAOHIRO が、メンバーとして参加しています。ただし、今回の東京ライヴでは、NAOHIRO はお休み。

TAKASHI バイオグラフィー(Queer Music Experience.)
ROD バイオグラフィー(Queer Music Experience.)


LOOSE36のオリジナル曲がどういう役割分担で書かれているのかを自分は知らないので、作詞を担当しているのが TAKASHI なのかどうかは私にはわからないんですが、少なくともこれまで TAKASHI が歌ってきたオリジナル楽曲は、TAKASHI のコミカルなキャラとは裏腹に(笑)、たとえそれがラヴ・ソングであったにしても、総じて重ための内容が多かったように思います。borderless 時代もそうだったし、ソロ・シングル「野性の花」もそう。比較的ライトだった Device Thousand にしても、「永遠」とか「NEVER」とか、わりと強めの言葉が好んで使われている。

常に極限まで張り詰めた雰囲気とか世界観が、TAKASHI の書く曲にはあったと思います。

それが自分の好きなポイントでもあるんだけど。

でも、今回 LOOSE36のパフォーマンスを観て私が感じたのは、そうした張り詰めた世界観ではなく、バンド名にもある通り、「緩さ」だったんですよね。

パフォーマンスが緩いというのではなく、歌詞の内容がすごくリラックスしていて、「これでイイじゃん」的な雰囲気がある。

そうした雰囲気の曲を TAKASHI が歌っているということが、藤嶋にはとても新鮮でした。



あと、SPEEDER が「少女A」をカヴァーしていたのに対して、こちらの LOOSE36は、今回はピンク・レディーの「UFO」をカヴァーしてたんだよね(笑)。SPEEDER 以上にネタとしての色合いが強かった(笑)。

ホンット、可笑しかったです。

TAKASHI の「UFO」のパフォーマンスを観ていると、別に彼は女装していたわけでは全然なかったし、基本カッコいいオッサン(失礼)なんだけど、どーゆーわけか、自分の目には彼がどんどんディヴァインに見えてきたんだよね(笑)。TAKASHI がリード・ヴォーカルを務めた TLGP2005の G-men フロートでは、藤嶋もコ・プロデューサーとして参加させてもらっていて、TAKASHI にはディヴァインの「I'm So Beautiful」を歌ってもらったんだけど、やっぱり TAKASHI にはディヴァインが似合うわーっつーことを、改めて再認識しました(笑)。

ちなみに、そのとき藤嶋のとなりで一緒に LOOSE36のパフォーマンスを観ていた、TLGP2005の G-men フロートのプロデューサーでもあった南部直史も、藤嶋にコソッと「やっぱりディヴァインに見えるよね」と耳打ちしてきたのがスゴい笑えました。「ああ、やっぱり同じことを同時に考えていたのか」と。

参考までに、ディヴァインのバイオグラフィーは、Q.M.E.本編を参照して下さいね(笑)。「I'm So Beautiful」を含む3曲のヴィデオ・クリップが観られるようになってます。

ディヴァイン バイオグラフィー(Queer Music Experience.)

まあ、それはそーとして。

今回の LOOSE36のパフォーマンスで惜しむらくは、音響の調子が良くなくて、TAKASHI のテンションが途中から下がっちゃったことかな。でも、こればっかりはホント不可抗力なので、何らマイナス印象は持ってません。それどころか、次回こそはベストの状態での LOOSE36のパフォーマンスを観たい! と強く思った次第です。

つーか、たまには藤嶋のほうが札幌に出向かなきゃいけないんだけどねー(笑)。来年こそは是非。







てなわけで、全ての出演バンドについて語ってはいませんが、今回のライヴ観覧記はここまで。




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2007.12.23 Top↑
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