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私こと藤嶋が運営している Queer Music Experiecne.には、全てのコンテンツの英訳も掲載しようという計画が以前にはありました。

で、いざ着手してはみたものの。

自分で英文をスラスラと書けるほどには英語に熟達しているわけでもなく、そのうえ全てのコンテンツを英訳しようとすると、実は結構膨大な量になることに後から気づき(最初から気づけよ)、結局は中途で止まってしまっています。

決して計画を放棄したわけじゃないんですけどね。でも現状ではなかなか手が着かなくて。

ただ、必要最低限度の情報として、「このサイトを運営しているのがどこの誰で、いったい何を目的に、どういったコンセプトでサイトを運営しているのか」ということについてだけは、日本語が読めない海外の人たちから見てもわかってもらえるようにしておきたかったんですよ。

だから、Queer Music Experience.の主旨について書いたページと、Queer Music の定義について記したページと、管理人のプロフィールについては、英訳も掲載しているんです。

その甲斐あってか、時折、海外のかたからもメールをいただくようになりました。大抵の場合は、「僕は日本語が読めないから、何が書いてあるのか詳しくはわからないんだけど」と断わりを入れた上で、「君のやっていることに賛意を表する」と励ましの言葉を送ってきてくださいます。

私が英訳したコンテンツは、Queer Music Experience.の総情報量のうちの、ほんの数パーセントに過ぎません。でも、そのほんの数パーセントの部分こそが、実は Queer Music Experience.というサイトのコアなんですね。だから、そこさえ英訳しておけば、たとえ日本語を読めない海外の人であっても、藤嶋という人間が Queer Music Experience.というサイトを通じて何をやろうとしているのかということだけは、ちゃんと理解してもらえるはずだと思ったし、事実、そうなってくれているみたいです。



で、先月の末にもまた一通、アメリカのかたからメールをいただきました。

Eric さんという、シカゴ在住のかたです。

Eric さんは、シカゴのラジオ局のDJで、クイアー・ミュージックが中心のラジオ番組『Think Pink Radio』のパーソナリティーを務められています。

Eric さん曰く、クイアー・ミュージック中心のラジオ番組は、たとえゲイ・カルチャーの先進国のアメリカにあっても、シカゴではまだまだ珍しいんだそうです。

で、このエントリで紹介したいのは、その『Think Pink Radio』のブログ版。
ブログ版『Think Pink Radio』は、以下のURLからどーぞ。
http://thinkpinkradio.com/


すごいですよ、このブログ。

何がすごいって、藤嶋の知ってるLGBTアーティストの名前が、ほんのちょびっとしか出てこないの。

言いかえると、藤嶋がまだ名前すらも知らなかったLGBTアーティストが世界にはたくさんいて、それらのアーティストの話題こそがこのブログでは圧倒的に中心、ってこと。

たまにはザ・ゴシップとかスティーブン・ソンドハイムとかダフト・パンク(LGBTじゃないけど)とかのメジャーどころの話題も出てくるんだけど、中心となっているのは、日本ではほとんど知られていないLGBTアーティストの話題。

それもそのはずで、Eric さんから送られてきたメールには、「僕はいつでも、新しいクイアー・ミュージックを求めている」と書いてありました。

つまり、Eric さんが『Think Pink Radio』でプッシュしているアーティストの多くは、たぶんアメリカでもそれほど知名度の高くないアーティストが中心なんだろうと思います。

自分が Queer Music Experience.でやろうとしていることの1つは、「日本ではほとんど知られていない海外のLGBTアーティストを、ただリンクを貼るのではなく、きちんと日本語で紹介する」ことにあるんですが、そうした自分の姿勢に、たぶん Eric さんはシンパシーを抱いてくれたんじゃないかと、私はそう思っています。

『Think Pink Radio』のブログを読むと、自分のLGBTミュージックの知識量なんて、全然大したことねーよなー、と思わされます。

(でも、まあ自分はアメリカ在住じゃないんだし、ネイティヴ・イングリッシュ・スピーカーでもないんだし、と自分を励ましてみる:笑)




で、ですね。

たとえ全世界的にメジャーなアーティストについて書かれたブログであっても、それが英語で書かれている場合には、よほど熱心なファンのかたでない限り、そのブログを進んで読もうとする日本のかたは、あまりいないだろうなーとは思うんですよね。ましてや、そこで紹介されているのが英語圏でもマイナーなアーティストの話題であった場合には、大半の日本人のかたは、そんなブログを自ら進んで読んでみようとは思わないだろうという気がします。

だからこそ、藤嶋は「日本語で紹介する」という部分にこだわっているんだけれども。

でも、もしもこれを読んでくださっているアナタが、LGBTミュージックに興味があった上でこのブログをチェックされているのであれば、ぜひ、『Think Pink Radio』のブログも覗いてみてください。

クイアー・ミュージック、つまりLGBTミュージックの面白さというのは、まず1つには、「これってメジャー・レーベルに所属のアーティストにはまず無理だよなー」っていう表現もバンバン行なわれているところにあるんですよ。

んでもって、そうした面白さっていうのは、世間での知名度を基準にしてアーティスト情報の取捨選択を行なっている限りは、絶対に出会えない種類の面白さなんですよね。

レコード会社の仕掛けた宣伝が向こうのほうからこちらのアンテナに飛び込んでくるのを待っているのではなく、こちらのほうから「何か面白い音楽はないのか、面白いアーティストはいないのか」と自ら探しに行かない限り、LGBTであることに立脚した表現を行なっているアーティストの作品とは、なかなか出会えないんですよね。

まあ、そうした構造から読み取れる情報というのもいろいろあるわけだけれども、それらの分析はここではひとまず置いといて。

『Think Pink Radio』のブログについては、日本人が読むことを前提にはしていないので、当然すべて英語で書かれています。だから、それをまともに咀嚼しようとすると、かなり骨が折れると思います。でも、音声ファイルへのリンクや YouTube の動画もふんだんに貼りつけてあるので、それらをクリックしてみるだけでも、それなりに楽しめるんじゃないかと、私は思います。



で、この『Think Pink Radio』のブログを通じて初めて知ったアーティストのうちの1組を、ヴィデオ・クリップで簡単に紹介。

リズム・キング・アンド・ハー・フレンズという、ドイツ出身のゲイ女子エレクトロニカ・バンド。デビュー時にはトリオ形態だったみたいですが、これから紹介する「No Picture of the Hero」が収録されている最新のセカンド・アルバムでは、デュオ形態になっているようです。

Eric さんのブログによると、リズム・キング・アンド・ハー・フレンズはまだアメリカではデビューしていないようですが、日本ではいくつかのCDショップが輸入盤を扱っているみたいです。


こういうチープでミニマルなエレクトロニカは、アメリカのワシントンを拠点にしていたトレイシー&ザ・プラスティックス(ザ・ゴシップとのコラボレーションEPもリリースしてます)あたりも得意としていたサウンドなんだけど、日本のゲイ女子アーティストには、不思議とこういう作風の人って出てきませんねー。

んでもって、このヴィデオ・クリップが面白かったのは、ゾロッとした付け睫毛を口ひげに見立てて鼻の下にくっつけて歌っちゃうところ。

そーゆーのって大好き。

"No Picture of the Hero"
(2007)




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2007.12.24 Top↑
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