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ピーターさんがアイドル歌手として大活躍していた1970年代前半、藤嶋はまだ幼稚園に入る前の、乳幼児でした。というか、そもそもピーターさんが芸能界にデビューしたとき、私はまだ受精卵ですらありません。

だから、ピーターさんのアイドル時代を、私はリアルタイムでは存じ上げていません。ただ、物心ついたころには、藤嶋は既にピーターさんのことを、「テレビによく出ている人気タレント」のお一人として認識していました。

そして、子どものころから藤嶋は、ピーターさんのことを「女の人の格好をした男のタレント」とは見ていませんでした。そうではなく、ピーターさんは「男の役も女の役もできる、両方の要素を兼ね備えたタレント」であると、子どもながらにも、そのように理解していました。

ピーターさんは、「男の格好をしているのに女のような所作や言葉遣いをするタレント」ではありません。男役のときはとことん男性的で男前で、反対に女役のとき(というか、女物の服を着ているとき)のピーターさんは、男性であることを感じさせません。もっと正確に言うならば、「男性的な気風の良さがある綺麗な女性」にしか見えません。そのように、2つの性のあいだを柔軟に行き来するピーターさんの個性は、まだセックスのことなどこれっぽっちも知らなかった子ども時代の藤嶋にも、はっきりと違いがわかるものでした。

ピーターさんは近年でも、映画やTVドラマの中で、女性ではなく男性の役柄を演じていらっしゃいます。つまり、デビューから40年という月日を経た現在でも、ピーターさんは、その芸名の由来となった「男の子のような、女の子のような、性のない、ピーターパンのような子」という個性に、全くブレが見られません。

そして、その個性ゆえに、ピーターさんは、俗に言う「オカマのタレント」とか、今日でいうところの「オネエキャラ」とは、同じオープンリーのLGBTのタレントさんであっても、全く違うポジションにいらっしゃるかたです。



そう、ピーターさんの芸能生活は、今年でちょうど40周年というメモリアル・イヤーを迎えているんです。
ピーター バイオグラフィー(Queer Music Experience.)

デビュー曲「夜と朝のあいだに」が発売されたのが、1969年の10月1日。それから40年の今年9月30日に、新録作品としては1974年の『ピーターヒット歌謡/愛の遍歴』以来、実に35年ぶりとなるニュー・アルバム『私が愛した女たち』と、そしてベスト・アルバム『GOLDEN☆BEST ピーター』の2タイトルが、同時発売されます!

GOLDEN☆BEST ピーターGOLDEN☆BEST ピーター
(2009/09/30)
ピーター

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いやはや、35年ぶりっすよ、35年ぶり!

前回の新録作品が発売されたのは1974年。このとき藤嶋はまだ赤ん坊。自分でレコードを買うような歳では全然ないし、当時テレビやラジオで流れていた流行歌も、リアルタイムで聴いていたなどという記憶は、当然のことながら全くありません。

だから、今回のニュー・アルバムは、藤嶋にとっては生まれて初めてリアルタイムで体験する、ピーターさんの新録アルバムというわけです。

大袈裟な書き方に思われるかもしれませんが、「歌手・ピーター」のCDをコレクションしている私は、今からとてもワクワクしています。



今年の1月に、ピーターさんはスポーツ報知からのインタヴューを受けています。この中で、ピーターさんは既にニュー・アルバムの発売とコンサート・ツアーの計画があることを語っておられます。しかし、具体的な内容については「日本の名曲やシャンソンも入れると思う。」とあるだけで、それ以上の詳しい情報は、まだ伏せられていました。

歌手ピーターも「まだまだ現役」…芸能生活40周年「数十年ぶり」アルバム
(スポーツ報知、2009年1月17日)

ピーターさんの公式ブログ『P's cafe oziba』で、この新作アルバムについての話題が登場したのは5月5日。このエントリの中で、アルバムのレコーディングの開始が報告されました。本文中には「ピーが選んだ、『おんな唄』の名曲をカバー」との記述があり、新作はカヴァー・アルバムであることがはっきりと判明。

レコーディングは、舞台『頭痛肩こり樋口一葉』の地方公演や、さまざまなテレビ番組のロケの合間を縫ってのスケジュールで進められていたため、終了したのは7月17日。

そして、マス・メディアによるニュー・アルバムの情報公開が解禁されたのが8月1日。各スポーツ紙や ORICON などが、ピーターさんの35年ぶりの新作について、一斉に報じました。

ピーターが35年振りに新譜、最新技術で故・越路吹雪とデュエット
(ORICON STYLE、2009年8月1日)

ピーター11年ぶりアルバム…越路吹雪、テレサ・テンと夢デュエット
(スポーツ報知、2009年8月1日)

なんと、このアルバムでは、ピーターさんのアイドルであった越路吹雪さんと、親交の深かったテレサ・テンさんのお二人が遺された生前のヴォーカル・トラックを用いて、故人であるお二人とピーターさんとのデュエットを実現しているんだそうです。

越路吹雪さんの熱心なファンであられたピーターさんは、2003年から2006年まで、舞台『越路吹雪物語』に主演されていました。この作品のクライマックスで演じられるリサイタルの場面では、まるで越路吹雪さんの霊がピーターさんに降りてきているとしか思えないくらい、マイクの握り方やワイヤーの捌き方といった細かい仕草の一つひとつまで忠実に再現した凄まじい演技で、ピーターさんは観客のみなさんを魅了されました。そして今回、ピーターさんはこの35年ぶりの新作の中で、ついに憧れの越路吹雪さんとのデュエットを実現させた、というわけです。

ORICON STYLE の記事では、アルバム収録曲の全容も公開されています。それをここでも紹介させていただきます。(括弧内は、オリジナル・ヴァージョンのアーティスト名です)

1.誰もいない海 Duet with 越路吹雪
2.夜と朝のあいだに 2009 Version(ピーター)
3.つぐない Duet with テレサ・テン
4.ジェラシー(井上陽水)
5.愛のままで(秋元順子)
6.かもめの街(ちあきなおみ)
7.八月の濡れた砂(石川セリ)
8.爪(ペギー葉山)
9.終着駅(奥村チヨ)
10. 江戸ポルカ(一青 窈)
11. 帰り来ぬ青春 40thヴァージョン(シャンソン曲)~夜と朝のあいだに(ピーター)
12. Outro~江戸ポルカ

一青 窈さんや秋元順子さんの曲も収録されていますが、全体としては昭和歌謡の色合いが強いアルバムとなっている模様です。個人的にはちあきなおみさんの「かもめの街」がどんなふうに生まれ変わっているのか、今からとても楽しみです。

そして、このアルバムには「夜と朝のあいだに」の2009 Version も収録されています。5年前の2004年に、芸能生活35周年を記念してリリースされたマキシ・シングル「帰らざる日々」の中でも、ピーターさんはこの「夜と朝のあいだに」をセルフ・リメイクされていますが、このときはピアノ・クインテットによる演奏で、シンプルでありながらも非常に荘厳な、まるで何かの鎮魂歌のような趣の作品となっていました。さて、今回の40周年記念ヴァージョンでは、いったいどんなアレンジになっているのでしょうか? わくわく。

夜と朝のあいだに夜と朝のあいだに
(2004/08/21)
ピーター

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というわけで、「夜と朝のあいだに」のオリジナル・ヴァージョンの動画をご覧くださいませ。

“夜と朝のあいだに”
(1969)


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2009.08.13 Top↑
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