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大変ご無沙汰しております。藤嶋です。

実は心身に不調を来たしてしまい、ここ数ヶ月は更新を休止しておりました。ご心配をおかけして、申し訳ありません。

まだ全快はしていないのですが、リハビリも兼ねて少しずつ更新を再開していく意向なので、結果として今まで以上に不定期な更新になってしまいますが、どうかご容赦のほどを、よろしくお願いいたします。

今回の更新は、上記のような理由で、文章量に反して中身は薄味です。サラッと読み流していただけると幸いです。



さて、藤嶋が沈没していたあいだの出来事なんですが、あのベアフォース1の公式サイトが、なんと先月をもって閉鎖されていました。

ベアフォース1公式サイト


単にサイトを閉じただけなのか、それともグループの活動も休止したのか、そのあたりの詳しい情報が藤嶋にもわからないのですが、もしも活動休止なら、非常に残念です。

インターネットの力によって、本国オランダだけではなく、世界中のゲイのあいだでその存在を知られるようになったベアフォース1。ここ日本でも、ゲイ・ナイトのショータイムで、ゴーゴー・ボーイのみなさんが、ベアフォース1のデビュー・シングル「Bearforce 1」のパフォーマンスをしていた映像を、YouTube で見かけたことがあります。

というわけで、今回のエントリでは、彼らの復活を祈願して、そのデビュー・シングル「Bearforce 1」の原曲群を紹介したいと思います。



「Bearforce 1」という曲は、往年のディスコ・ヒットをメドレー形式でカヴァーした作品ですが、現在30代後半の藤嶋でも、リアル・タイムでは聴いたことのなかった曲が多く含まれていて、今回「Bearforce 1」の原曲調べを通して得た知識も多々あり、私自身、非常に勉強になりました。

では、まずは「Bearforce 1」のヴィデオ・クリップをご覧ください。

"Bearforce 1"
(2007)




それでは引き続き、「Bearforce 1」の原曲群を一つずつ順番に紹介してまいります。



Amanda Lear / Enigma (Give A Bit Of Mmm To Me) (1978)

フランス出身のアマンダ・リアは、シュールレアリスム絵画の巨匠サルバドール・ダリのイメージ・モデルとして有名になった人物であり、'60年代から'70年代のポップ・カルチャー・シーンのイコンとしても有名です。

アマンダ・リアと出会ってからのダリは、社交の場では常に彼女を同伴していました。そこからアマンダも社交界の花形として人々の注目を集めるようになり、やがてファッション・モデルとしての活動も開始。その後、既に妻帯していたデヴィッド・ボウイと恋仲になり、遂には彼女自身もディスコ・シンガーとしてレコード・デビューを果たし、ヨーロッパ各国や日本などで大きな成功を収めました。1978年には来日もしています。

アマンダ・リアは、実はMTFのトランスジェンダーなのではないかという噂が、当時も今も、根強く囁かれています。彼女の中性的な容姿と、特徴的なハスキー・ヴォイスが、こうした噂に真実味を加えているのですが、彼女自身は一貫して噂を否定しています。





Donna Summer / I Feel Love (1977)

'70年代後半から'80年代前半のディスコ・ミュージック黄金期を代表する女性シンガーで、もちろんゲイ・イコンとしても有名です。これまでに放った全米トップ10ヒットは全部で13曲。そのうち4曲が、チャートのトップに上り詰めました。「I Feel Love」は彼女にとって2曲目の全米トップ10ヒットで、最高6位を記録。全英ではナンバー1に輝いています。

ディスコ・ブームが陰りを見せ始めた1980年代初頭は、HIVが本格的な猛威を振るい始めた時期とも重なります。ちょうどこのころ、ゲイ・イコンであったはずのドナ・サマーが「エイズは神がゲイに下した天罰」だと語ったという噂が、メディアを通じて世界中に広まりました。結局この噂はデマだったのですが、ドナ・サマーにとっては大きな打撃となり、ディスコ・ブームが下火になったこととも相まって、'80年代中期以降は、ポップ・チャートでの成功からは遠ざかってしまいました。現時点での最後の全米トップ10ヒットは、ストック/エイトケン/ウォーターマンのプロデュースによる、1989年の「This Time I Know It's For Real」。最高7位を記録しました。

しかし、クラブ・シーンにおけるドナ・サマーの人気は今でも健在で、昨年(2008年)は全米のダンス・チャートで実に3曲のナンバー1ヒットを生み出しています。





Sylvester / You Make Me Feel (Mighty Real) (1978)

シルヴェスターについては、Queer Music Experience.本編にバイオグラフィーを掲載しているので、そちらを参照してください。

シルヴェスター バイオグラフィー





Sabrina / Boys (Summertime Love) (1987)

サブリナはイタリア出身の女性シンガーです。この「Boys (Summertime Love)」は彼女のサード・シングルで、ヨーロッパ各国のヒット・チャートで軒並みトップ5を記録した、彼女の最大のヒット曲です。特に本国イタリアと、フランスおよびスイスの3か国で、ナンバー1を記録しています。





Respectable / Mel & Kim (1987)

メル&キムはイギリス出身の姉妹デュオで、ストック/エイトケン/ウォーターマンのプロデュースを受け、1986年にデビュー。その翌年にリリースしたセカンド・シングル「Respectable」が見事に全英ナンバー1となり、一躍人気アーティストの仲間入りを果たしました。

ヴォーカルとダンスの技量の高さに加えて、ファッション・モデルと見紛う端麗な容姿とプロポーション(実際にメルはモデルの経歴がありました)も併せ持った彼女たちは、イギリス音楽界の期待の星でした。

しかし、この「Respectable」の大成功の直後、妹のメルが体調を崩します。検査の結果は、癌でした。しかし、それを二人は公表せず、病と闘い続けましたが、1990年、残念ながらメルは帰らぬ人となりました。

妹を喪った悲しみを乗り越え、姉のキムはその後ソロ・シンガーとして再出発。2曲の全英トップ10ヒットを出しています。





Yazoo / Don't Go (1982)

イギリスのシンセポップ・バンド、デペッシュ・モードを脱退したキーボード奏者のヴィンス・クラークと、女性ヴォーカリストのアリソン・モイエが1981年に結成したシンセポップ・デュオが、このヤズーです。「Don't Go」は彼らのセカンド・シングルで、全英で最高3位を記録しました。

ヤズーとしての活動期間はわずか2年と短命でしたが、イギリスのポップ・シーンに与えた影響は計り知れず、無機質なシンセ・サウンドとソウルフルな白人ヴォーカルというヤズーの組み合わせは、その後の多くのシンセポップ・グループに踏襲されていきました。

ヤズー解散後、アリソン・モイエはソロとして独立。ヴィンス・クラークは、オープンリー・ゲイのヴォーカリストであるアンディ・ベルと、新たなるシンセポップ・デュオ、イレイジャーを結成。全英トップ10ヒットを次々と放ちました。

イレイジャーについては、Queer Music Experience.本編にバイオグラフィーを掲載しているので、そちらも参照してください。

イレイジャー バイオグラフィー





Dead Or Alive / You Spin Me Round (Like A Record) (1984)

デッド・オア・アライヴについては、Queer Music Experience.本編にバイオグラフィーを掲載しているので、そちらを参照してください。

デッド・オア・アライヴ バイオグラフィー





Fun Fun / Colour My Love (1984)

ファン・ファンはイタリアのポップ・デュオですが、メンバーのフランチェスカとロバータ、そしてロバータ脱退後に加入したエレナの3人は、実際には歌っていません。ヴォーカルはすべて、別のシンガーによるものです。

後の1990年、全米や日本で大きな成功を収め、グラミー賞の最優秀新人賞も受賞したドイツ出身のポップ・デュオ、ミリ・ヴァニリが、やはり実際には歌っていないということがプロデューサーによって暴露され、賞を剥奪されるという前代未聞の騒動が持ち上がりました。ミリ・ヴァニリの場合、彼らが収めた成功の規模が非常に大きかったために、音楽業界を揺るがすほどの一大スキャンダルに発展しましたが、実際のところ、彼らのように歌や演奏を別人が行なっているというケースは、特にプロデューサーが中心になってメンバーが集められることの多かった'70年代から'80年代のディスコ・ミュージック系のグループでは、よく行なわれていたようです。





というわけで、「Bearforce 1」の原曲群の紹介でした。

それではみなさま、どうか健やかに、年末年始をお過ごしくださいませ。



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2009.12.31 Top↑
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