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去る2月11日に日本武道館で行なわれた、cali≠gari のマストライブ「解体」を、私こと藤嶋も、観てまいりました。

まず最初に白状しておきますが、実は藤嶋、cali≠gari の曲をあんまり聴いたことがなかったんですよねー。って、こんなことを書くと、観に行きたくとも行けなかったという熱心なファンのみなさんからは怒られそうな話なんですけど、今回のセットリストのうち、私が知っていたのは、実は「マグロ」だけなんです。すいません。

2003年の cali≠gari 活動休止後にリーダーの桜井青さんが結成した FIGURE'71については、すごく身近なんです。ライヴも観てるし、CDも持ってるし。特に「東京負け犬エレジー」はホントに大好きな曲で。藤嶋自身は青さんと直接の面識はないけれど、対バンで共演させていただいたこととかも、実はあったりするし。

にもかかわらず。

ちゃんと聴いてなかったんですよね、cali≠gari は。

まあ、そんなわけで、甚だ予習不足という体たらくで臨んだ、今回のマストライブ「解体」だったんですが。

もうね、すっっっっさまじく、楽しかったです。

だから、声を大にして言っちゃうよ。

cali≠gari 最高ー!



今までちゃんと聴いたことがなかったからこそ、今回のライヴを観ていちばん意外だったのは、cali≠gari の音楽性の幅広さ、でした。ヴィジュアル系という分類は特定の音楽性を説明するものではないと個人的には思ってるんだけど、それでもやっぱり、ヴィジュアル系=縦ノリ、という先入観が、どこかで働いていたみたいで。

だもんで、4曲目の「ハラショー!めくるめく倒錯」のダンス・ミュージック的なグルーヴには、結構ビックリしました。この曲のカラーは、ヴォーカルの石井秀仁さんのものなのかな? 8ビートにはつい無条件で横ノリになってしまう藤嶋なんですが、しかし他のオーディエンスのみなさんは縦ノリのままだったので、

「横に動いてるのはアタイだけっ!?」

とムダに焦ってしまったのは、実は内緒です。

音楽性が幅広いだけじゃなくて、どの曲もすごーくポップだと思った。音楽ジャンルとしてのポップではなく、すんなりと耳に入ってくるという意味での、親しみやすいという意味での、ポップ。

たとえ詞の内容が暗鬱であったり陰惨であったりしても、ライヴのあり方そのものが、めいっぱいエンタテインメントしてた。演奏中の映像演出も、MCも、凝りに凝ったジョークも、すべてがオーディエンスを楽しませるためのものだった。それに、曲名が逐一スクリーンに映し出されていたのも、空間演出の一部として最高にクールでありつつも、藤嶋みたいに予習不足なオーディエンスにとっては嬉しくなるほどの優しい配慮だったし(実際、藤嶋が置いてけぼり感を全く喰らわずに全篇を気持ち良ーく楽しめたのは、この演出に負うところも大でした)。

そういうライヴだったからこそ、全くの予習不足で臨んだにもかかわらず、かなりの長丁場であることを、これっぽっちも感じなかった(もちろん、出演されていたみなさんは、長丁場を全身で感じられていたでしょうけど)。



ちなみにですね、ゲイである藤嶋の目から見て、この日のライヴでいちばんアガッた場面と言えば、やっぱり、1回目のアンコールでの「エロトピア」。

これを生で観ることができた自分は幸せ者だー! とまで思ったよ。

だってさー、通常なら新宿二丁目のようなゲイ・タウンでのクラブ・イヴェントでしか観られないような演出を、何十倍にもスケール・アップした、酒池肉林、魑魅魍魎、百鬼夜行なスペクタクル・パフォーマンスを、あろうことか日本武道館というロック・アーティストの聖地で観られたという、この突き抜けたような爽快感。

これはねー、ちょっと他では味わえないよー、うん。

桜井青さんは、クイアーコアを過不足なく体現している、日本ではただ一人のアーティストさんなので、そうした文脈から言っても、今回のライヴは充分に快挙だったとは思うんだけど、アンコールでの「エロトピア」のパフォーマンスを観て自分が感じた爽快感は、それとはまたちょっと違うんだよね。

例えるならば、ふだんはなかなか食べる機会に恵まれない高級スイーツとか、あるいは珍味とか、そういう類のものを、何の気兼ねもなく、いくらでも思う存分に大喰らいできるときの、「嗚呼、幸せ……!」っていう喜悦感。強いて言うなら、それがいちばん近い感覚かな。

つまりね、ヲカマ丸出しのキャムプな演出が、とにかく藤嶋は大・大・大好きなんですよ。だから、ゲイ・リブ的に見てどうこうとかいう難しい話をここでしたいわけでは全ッッッッ然なくて、もう、ごくごく単純に、自分の嗜好性にピッタリ叶ったパフォーマンスが、夢にも思い描いたことがないくらいにまでスケール・アップされて、日本武道館の巨大なステージ上に現出したという、その「よくぞここまでやってくれましたー!」的な爽快感こそが、自分がここで書き記しておきたいこと。

もーね、破水するかと思いました。つーか、したくてもできないけど。でも、それくらいの勢いで、激しくアガッた。



ライヴの最後で予告されていたニュウアルバム、今からすんげー楽しみです。

今回のライヴは予習不足だったぶん、ニュウアルバムに備えて、復習も兼ねた予習を、今度はちゃんとしておかなくちゃ。


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2010.02.14 Top↑
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