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今月(2010年3月)の22日にリリースされたばかりのゴールドフラップのニュー・アルバム『Head First』が、欧米の複数のLGBT向けニュース・サイトで話題になっています。

ゲイに好まれる要素は確かにたくさんあるんだけど、それにしたところで、ずいぶんと注目を集めているなー、と思っていたら。

先月の末、ヴォーカルのアリソン・ゴールドフラップが、イギリスの『The Sunday Times』紙のインタヴューに応えて、同性の恋人がいることを明らかにしていたんですねー。その直後のリリースということもあって、欧米の多くのゲイ・メディアがゴールドフラップの新作に注目しているのではないかなー、と。そんな気がしました。

Alison Goldfrapp walks alone (Times Online, 2010.02.28)

このインタヴューでアリソン・ゴールドフラップが語っている、彼女の性的指向についての考え方なんですが、サマンサ・フォックスのそれと、非常に似通っているんです。そこが私にはなかなか興味深かったです。

サマンサ・フォックスは、2002年にタブロイド紙『Mirror』のインタヴューに応えて「私は今、女性に恋してるわ。でも、だからってレズビアンということにはならないと思う。女がいいから男に背を向けたなんて、私は一度も言ってないもの。」 と語っています。2004年には、同じく『Mirror』紙のインタヴューで、「レッテルを貼られたくないっていうのは本当。この4年間、私は女性と付き合ってきたけど、それより前は、男とたくさん関係があったもの。私が初めてマイラと付き合い出してから、誰もが私にレッテルを貼りたがったわ。『サム・フォックス、レズビアン』ってね。私にわかってるのは、マイラと恋に落ちたってことだけ。マイラはたまたま女性で、私は人生で初めて、本当に、本当に、恋に落ちたの。」と語っています。

サマンサ・フォックス バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

そしてアリソン・ゴールドフラップは、『The Sunday Times』紙のインタヴューで「あなたは現在レズビアンなのですか?」と問われて、次のように答えているんですね。

「はあ? 私がそんなことを言った? まるで素人セラピストのセッションみたいな気分だわ。いいえ、私はレズビアンじゃないわよ。私は人として、人と人との結びつきとして、すべてを捉えてるのよ。私は素敵な人と、素敵な関係にあるわ。その相手がたまたま女性だったというだけのことよ。男とも素敵な関係はあったんだし。あら失礼、クソみたいな関係の言い間違いだったかしら? みんなもそうなんでしょ? まあ、とにかく、人と人との結びつきというのが、私の性的指向の捉え方なのよ。これは長いこと考え続けた末のもので、私の人生哲学とも合致するの。分類なんかできないし、されるべきだとも思わない。このことは十代のころからずっと考え続けているわ。そんなふうに物事をカテゴリーに押し込めようと考えただけで、いつでも私は閉所恐怖症みたいな気分に陥ってしまうのよ。私の性的指向は、私の音楽や人生と同じ。どうしてラベルを貼る必要があるの?」

……ね? サマンサ・フォックスの発言と似てるでしょ?

メジャー級のオープンリー・レズビアン・アーティストは、今のところは北米地域の出身が多くて、イギリス出身のアーティストは意外と数が少ないんですが、同じイギリス出身のサマンサとアリソン・ゴールドフラップが、2人そろって同じような考え方を述べているのを見ると、これがイギリスのレズビアン・アーティストの標準的な考え方なのかなー、なんてことを考えたり。

まあ、そう決めつけてしまうのもまた先入観の一つでしかないんですが、でもやっぱり、同性愛を公言したイギリスのブロンドのセクシー系ポップ・ディーヴァ2人が、性的指向についてそろって同じような考えを口にしているというのは、興味深い事象です。

というわけで、アリソン・ゴールドフラップのバイオグラフィーを、Queer Music Experience.に新しくアップロードしました。

アリソン・ゴールドフラップ バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

さてさて、肝腎のニュー・アルバム『Head First』なんですが、もろに80's ポップスです。収録曲は全9曲、ってところも、いかにも80's な雰囲気を狙ってます。たとえば、マイケル・ジャクソンの『スリラー』もマドンナの『ライク・ア・ヴァージン』も、それからプリンスの『パープル・レイン』も、80年代の代表的アーティストの代表的アルバムは、みんな収録曲数が全9曲なんですよねー。

んでもって、アルバムからの1st シングル「Rocket」は、なんだかヴァン・ヘイレンの「Jump」な感じです。もしもこの曲が80's ポップスのコンピレーション・アルバムの中に紛れ込んでいたとしても、何の違和感もなくそのまま聴き流しちゃいそうな勢いです。

日本盤の発売があるのかどうか、このエントリを書いている現時点ではわかりませんが、80's ポップスの好きなかたにはオススメの作品です。

"Rocket"
(2010)
GOLDFRAPP - Rocket
※この動画はブログに埋め込みができない設定になっているので、
上のキャプチャ画像をクリックして、
YouTube にジャンプしてください。

Head FirstHead First
(2010/03/22)
Goldfrapp

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(2010年4月3日、追記)
このエントリ投稿後の3月29日に AfterEllen.com に掲載された、アリソン・ゴールドフラップのインタヴューでは、レズビアンとラベリングされることについてどう思うかとの質問に、『The Sunday Times』紙のインタヴューで語っているのとは180度異なる見解を述べていました。

Alison Goldfrapp isn't afraid of labels (After Ellen.com, 2010.03.29)

この AfterEllen.com での発言も、Queer Music Experience.に掲載しているアリソン・ゴールドフラップのバイオグラフィーに追記したので、興味のあるかたは改めてチェックしてみてください。

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2010.03.25 Top↑
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