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トム・ジャドソン以前、このブログの『歌うゲイ・ポルノ・スターたち』シリーズでも紹介した、ガス・マトックスこと、トム・ジャドソン(Tom Judson)の新しいインタヴューが、11月11日、Out.com に掲載されました。

Need to Know: Tom Judson (Out.com, 2010.11.11)

トム・ジャドソンは、80年代から90年代にかけては作曲家として映画やテレビに楽曲を提供。00年代に入ると、ヒット・ミュージカル『キャバレー(Cabaret)』や『42nd Street』の全米公演に、端役で出演しました。そして巡業先のミネアポリスのゲイ・バーで、ゲイ・ポルノ監督のシー・シー・ラルーと出会い、43歳でゲイ・ポルノ界に転身。ゲイ・ポルノ・スターのガス・マトックスとして有名になります。

しかし、約2年後にゲイ・ポルノ俳優を引退。昨年(2009年)からは、ヴィンテージのキャンピング・カーで全米各地を巡りながら、自伝的内容のワンマン・ショー『Canned Ham』を上演しています。脚本も楽曲もすべて自作の『Canned Ham』は、少しずつ変貌を遂げながら、現在でもツアー続行中です。

こうしたトム・ジャドソンの経歴は、Queer Music Experience.本編に簡単にまとめてあるので、ぜひそちらも併せてご覧ください。

トム・ジャドソン バイオグラフィー(Queer Music Experience.) ←読んでね。



さて、かつてはゲイ・ポルノ・スターとして著名だったミュージシャンには、トム・ジャドソンの他にも、現在では主にクラブ・シーンで活躍しているコルトン・フォードの名が挙げられます。

コルトン・フォード バイオグラフィー(Queer Music Experience.) ←読んでね。

コルトン・フォードは、ゲイ・ポルノ・スター時代からのファン層を意識してか、そのCDジャケットやミュージック・ヴィデオの中で、現在でも衰えることのない鋼のような肉体美をたびたび披露していますが、トム・ジャドソンも、やはり『Canned Ham』のパブリシティ・フォト(上の画像)で、その見事な肉体美を披露しています。そして『Canned Ham』本編の中でも、ケツ割れサポーター姿の場面があるようです。

この点について、トム・ジャドソンは今回のインタヴューの中で、次のように語っています。

あなたのワンマン・ショーは、実に多くの領域を押さえていますが、ガス・マトックスとしての名声があることで、チケットを購入した多くの人たちは、淫らな一夜を期待――少なくとも予想ぐらいは――していたのではないかと思うのですが?

「プロモートにはポルノ的な側面を確かに利用してはいる。これ以外に効果的な宣伝方法を、僕は知らなかったからね。でも、そうしたセクションは、ほんの20分程度に過ぎない。一連の体験談の一つでしかないんだ。ショーは、次から次へと変貌していく僕の人生を、年代記的に表しているんだよ。」

音楽と笑いとエロだけではなく、非常に感動的な場面もいくつかあります。それについて少し話していただけますか。

「僕は、1996年にパートナーのブルース・バーンバウムをエイズで亡くしている。パフォーマンスの全体が、僕たちの関係に始まって、僕たちの関係で終わっている。だから実際のところ、作品のテーマはブルースなんだ。彼の死がきっかけとなって、僕はさまざまに異なったたくさんの方向性を探求することができたんだからね。」


また、このインタヴューの中では、「何か怖いものはありますか?」との質問に、「ダンスが怖い」と、トムが答えています。ミュージカル俳優としての経歴があるにもかかわらず、ダンスが非常に苦手なのだそうです。

あなたはブロードウェイのステージに立っていたんですよね。踊れない人が起用されるはずはないでしょう。あなたも踊らなければいけなかったのと違いますか?

「『42nd Street』ではリハーサル・ピアニストの役だったし、『キャバレー』ではステップを学んだけれど、全くもってぎこちなかったね。」

少なくとも『Canned Ham』では踊る必要はありませんが、ケツ割れサポーター姿で動き回らなければいけません。あなたのご家族は、それについてどうお考えですか? ショーはご覧になられたんですか?

「妹は大したもんだよ。両親も観に来てくれて、ショーの後でハグしてくれた。でも、絶句してたね。」

それは可笑しいですね!

「僕の家族って、そうなんだよ。僕がポルノに出ることを家族に話したときにも、母からは『これ以上ポルノに詳しくなんてなりたくないわ!』って言われたよ。」

これはまた可笑しい! あなたはポルノに出演したことや――他にもこれまでやってきたことを――後悔したことがありますか?

「後悔なんてないよ。たとえ失敗した出来事であってもね。これまでにやってきたことの全てがあって、僕は今ここにこうしているんだし、それで幸せなんだから。」


ミュージカル俳優からゲイ・ポルノ・スターへの転身という、振幅の激しいその経歴。その全てを糧に、いつでも笑顔のトム・ジャドソン。その後悔しない生き方に、私は魅かれます。

もしも私がアメリカ在住だったら、ゼッタイにこの『Canned Ham』を観に行くんだけどなあ……。

嗚呼、どこでもドアが欲しい! ドラえもーん!(声:小原乃梨子)



※この夏に行なわれた『Canned Ham』プロヴィンスタウン公演にあたっての、
トム・ジャドソンのメッセージ・ヴィデオです。



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2010.11.18 Top↑
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