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「声を聴いて~エコーズ~」ジャケット昨年の12月1日、GtM (Girls to Men)の記念すべきファースト・シングル「声を聴いて~エコーズ~」が、ついに全国発売となりました。

そして12月4日には、HMV ルミネ池袋店にて、GtM にとっては初のイン・ストア・ライヴ&サイン会が行われました。

もちろん、私も足を運んでまいりました!

GtM のみなさんのホーム・グラウンドである、初台のライヴ・ハウス TheDOORS に比べると、CDショップのイヴェント・スペースはあまりにも小さく、GtM のライヴの大きな特徴の一つであるダンス・パフォーマンスも、動きがどうしても小さく制限されてしまうし、音響の設備も簡素にならざるを得ない。

イン・ストア・ライヴって、たぶんアーティストさんの側からすると、従来のファン以外のかたたちにも歌を聴いてもらえる、大事な機会であるにもかかわらず、パフォーマンス環境としては非常に厳しいものがあるのではないでしょうか。

通常のライヴと比べて何かと制限の多い中で、どれだけ最良のものを見せられるか。TheDOORS の外に出て初めてのライヴということもあり、メンバーのみなさんのプレッシャーは、私が想像する以上のものだったことと思います。実際、リーダーのサクヤさんは、いつもに比べるとMCが、もー、メロメロでした(笑)。

私は GtM のデビュー・ライヴこそ見逃してはいるものの、それよりも後のライヴにはすべて足を運んでいたので、このイン・ストア・ライヴでの GtM のパフォーマンスが通常のスタイルとは違うということが、始まる前からわかっていました。だから、この日はいつもとは違う、友人の晴れ舞台を応援するような気持ちで、GtM のみなさんのパフォーマンスを拝見させていただきました。

もちろん、私は GtM の友人を自称できるほど、メンバーのみなさんの身近にいるわけではないのですが(笑)。

だからこそといいますか。

この日のイン・ストア・ライヴで私がいちばん嬉しかったのは、サイン会でメンバーのみなさんと初めて間近で対面できたことでした。

早い話が、ファン心理まる出しの状態だったわけです(笑)。

「声を聴いて~エコーズ~」ジャケット裏
これがメンバーのみなさんからいただいたサイン!


「声を聴いて~エコーズ~」のジャケットの裏にサインをいただくとき、私が自己紹介をしたところ、Twitter でフォローさせていただいているトワさんが、真先に反応してくださって、他のメンバーのかたに私のことを「ブログに記事を書いてくれた人」と、紹介してくださったのです。

私が GtM について書いたエントリを、GtM のメンバーのみなさんは読んでくださっていたみたいで、リーダーのサクヤさんも、最年少メンバーのレオさんも、

「読みました! すごい嬉しかったです! ありがとうございました!」

とおっしゃってくださいました。

私のほうこそ、感激しました。

私がブログにLGBTアーティスト/ミュージシャンの記事を書いている動機というのは、なにも良し悪しを論じたいのではなくて、そのアーティスト/ミュージシャンのかたたちが作品やパフォーマンスを通じて伝えようとしていることを、言語化したいからなんです。

あえて気取った言い方をすると、そのアーティスト/ミュージシャンのかたの志を具体的な形にする、そのお手伝いを、ささやかながらもできたらいいな、と思っているんです。

だから、GtM について私が書いた内容が、もしもメンバーのみなさんの気持ちを少しでも代弁できていたのであれば、それは私にとってはこの上もなく嬉しいことです。

この日のイン・ストア・ライヴでは、GtM のメンバーのみなさんと間近で対面できたことによって、私自身のモチベーションも再確認できたことが、いちばんの収穫でした。



そして12月18日には、今度は GtM のホーム・グラウンドである初台 TheDOORS にて、レコ発ライヴが行なわれました。

この日のライヴでは、GtM のこれからへと期待が大きくふくらむ新しい展開がいくつも盛り込まれていて、これまでで最も充実した内容となっていました。

まずオープニングでは、なんと、トワさんの自作曲が、いきなり披露されました。

しかも、これまでのようなシング&ダンスのスタイルではなく、メンバーのみなさんが椅子に腰掛けての、トワさんのギターによる弾き語りのスタイルだったんです。

Girls to Men のアーティストとしての側面と、今後の可能性をうかがわせてくれる、まさに「幕開け」と呼ぶにふさわしい、さまざまな期待要因を内に秘めたパフォーマンスでした。

さらにこのレコ発ライヴでは、以前のライヴのトーク中でも既に話題に上っていた、頭脳警察の PANTA さんによる新曲「Hello The Boys」も披露されました(正確なタイトル表記は、これとは違うかもしれません)。この曲の作詞を手がけられたのは、元ゴーバンズの森若香織さんです。

ファースト・シングル「声を聴いて~エコーズ~」はライトなヒップ・ホップ調でしたが、この「Hello The Boys」は、ジェームズ・ブラウンなどに代表される、'60年代末から'70年代前半にかけてのファンク・ナンバーの雰囲気をもった曲です。

しかも、この曲ではラップも取り入れられており、R&B色がより鮮明になり、Girls to Men のクールで骨太な側面が、新たにアピールされていました。

この新曲のCD化も、ぜひ希望します!

そして。

このレコ発ライヴで非常に嬉しかったのは、リーダーのサクヤさんから、次のようなトークを聴けたことでした。

「性同一性障害というものを、より広く、多くのかたに理解してもらいたい、認めてもらいたいという思いで、最初はやっていたんですが、最近は性同一性障害だけでなく、GLBTの人たちのさまざまな考え方を、差別なく、いろんな人に知ってもらえるように広めていけたらいいと思っています。GLBTの人たちのさまざまな考え方を、僕たちもぜんぜん理解できてないところがあって、僕たちは僕たちの問題だけでなく、いろんな人たちの考え方や悩みを、差別なく広めていけたらと思います」


昨年の10月24日付のエントリでも書いていることなのですが、LGBTのかたの大半は、LGBT相互の関わりというものを、実はそれほど持っていないという気が、私はしています。

ミソジニー(女性嫌悪)のゲイ男子のかたや、ミサンドリー(男性嫌悪)のゲイ女子のかたは、決して少なくはない数でいらっしゃいます。また、トランスジェンダーのかたたちのなかには、性同一性障害と同性愛との違いを世間一般のかたたちに正しく理解してもらいたいという思いがあるからこそ、同性愛とは一緒にしないでほしいという嫌悪の念を公言されているかたもいらっしゃるのを、Twitter 上で見かけたことがあります。

同じ性的マイノリティ同士のあいだでさえ、このように嫌悪感をいだき合ってしまっているのだから、ましてやマジョリティのかたたちが、性的マイノリティに嫌悪感をいだくのは無理からぬこと、当然のことだという気がします。

性的マイノリティに対する、マジョリティからの嫌悪をなくしたいと思うのであれば、自分たちの中にもある同じ種類の嫌悪感、つまり、他ならぬ自分自身が他の性的マイノリティに向けてしまっている偏見を無くすことのほうが、実は先ではないのか? と私は感じています。マジョリティの人たちには差別反対を訴えていく一方で、自分たちマイノリティの中にも同じようにしてある偏見や嫌悪感情からは目を逸らす。それは非常にずるいことだと、私は思うのです。

だから私は、自分と同じゲイのかたたちだけではなく、レズビアンやバイセクシュアル、トランスジェンダーのかたたちのような、他の性的マイノリティのかたたちとも交流して、同じ性的マイノリティ同士で共有できるものを増やしていきたいと思っています。

そして、そのように考えている私のような者にとっては、先に引用したサクヤさんの発言は、とても嬉しく、頼もしいものだったんです。

サクヤさんだけではなく、ご自身が FtX でいらっしゃることを大切にされているトワさんも、次のようにおっしゃっていました。

「普通に生きていく中で生きづらいこととか、その人たちじゃないとわからない、だけど共感し得る部分が、すごくいっぱいあると思います。自分はもともと、Girls to Men としてグループに参加させていただくときに、性同一性障害のみではなく、セクシャルマイノリティと呼ばれている、性別もしくは性指向などの面でマイノリティ扱いされている人たちの、ちょっとした部分を掘り下げることで、いろんな人が知っていくことができればいいな、というのが、参加のきっかけでもありました」


トワさんは、Girls to Men のスタート時から一貫して、GLBT という立場からも発言をされているかたです。

GtM のライヴにおけるメンバーのみなさんのトークは、トランスジェンダーの身体感覚を実感できない私に、さまざまな気づきを与えてくれます。それに加えて、GLBT という立場からの発言も多くなさっているトワさんの言葉の中には、同じセクシャルマイノリティ同士として、ゲイの私にも大いに共感できるものが、たくさんあるんです。

そうした共感が、GtM の活躍を通じて、より多くの人たちのあいだに拡がっていってくれることを、私は願い、そして期待しています!


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2011.02.05 Top↑
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