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4月17日には、二子玉川にある美味しい中国茶と食料雑貨のお店、Lasah にて、この会場では二度めとなる、鹿嶋敏行(かじま・としゆき)さんのワンマン・ライヴが行なわれました。サポートは前回と同じく、メジャー・シーンでも活躍なさっている、ギタリストの久保田浩之さんです。

前回の Lasah でのライヴは、おふたりにとっては5年ぶりの共演でした。今回はそれほど長くは間が開いていないこともあり、前回以上におふたりのミュージシャンとしての呼吸はピッタリだったと思います。

今回撮影したライヴの写真をパソコンでチェックしているときに気づいたことなのですが、前回の Lasah でのワンマンを撮影したときには、鹿嶋さんのお姿と久保田さんのお姿を別々に撮影したもののほうが、圧倒的に数が多かったんですね。ところが今回は、鹿嶋さんと久保田さんのおふたりの姿を1つのフレームに収めている写真のほうが、数が多かったんです。

これというのは、鹿嶋さんと久保田さんが前回以上にひとつのチームとして緊密に結びついていらっしゃる雰囲気を私は無意識のうちに感じ取っていたから、おふたりが1つのフレームに収まっている構図を、より多く選択していたのだな、と思いました。

鹿嶋敏行さんと久保田浩之さん1 鹿嶋敏行さんと久保田浩之さん2


そして今回の Lasah ライヴも、前回と同様、実に多彩なジャンルの曲が取り上げられていましたが、それについて私はこのブログの中で次のように記しました。

「鹿嶋さんも久保田さんも、それぞれのジャンルのカラーに、ご自身をちゃんと染め替えている。それでいて、どんなジャンルにもブレることのない固有の響きが、その声と音色の中にはある」


――これというのは、鹿嶋さんも久保田さんも、それぞれに固有の響きを持っている、ということなのですが、今回のライヴの場合は、おふたりがそれぞれに持っている固有の響きがひとつに溶け合い、「鹿嶋+久保田」という組み合わせでなければ生まれ得ない、固有のトーンが、今回のおふたりのパフォーマンス全体を貫いていたように感じました。



さて、今回のライヴも二部構成。第一部は激しい情念が歌われている楽曲群が、そして第二部ではLGBTテーマを意識した楽曲群が、主に選曲されていました。その中でも特に強く印象に残ったのが、第一部で歌われた、ケイト・ブッシュの「Running Up That Hill」のカヴァー。

鹿嶋さんによるこの曲のパフォーマンスを、私は以前、ライヴ音源で拝聴したことはあったのですが、実際に生で聴いたのは、この日が初めてでした。ケイト・ブッシュの幻想的、かつ激しい情念の渦巻く独自の世界を歌われるにあたり、鹿嶋さんはケイト・ブッシュというアーティストのエキセントリシティの模倣ではなく、「Running Up That Hill」という楽曲の本質である情念の部分に大きくスポットを当て、それをシャンソン風に表現なさっていたように感じました。ケイト・ブッシュの表現が非常にイギリス的で硬質な感触であるのに対して、鹿嶋さんの表現にはフランス的な柔らかさがあるように思います。

鹿嶋さんには、この「Running Up That Hill」だけでなく、ケイト・ブッシュの他の代表曲も、ぜひ歌っていただきたいです!

鹿嶋敏行さんと久保田浩之さん3




ちなみに、この日にふるまわれたお茶は、大震災に見舞われた日本のためにたくさんの義援金を集めて送ってくださった台湾のみなさんへの感謝の気持ちを込めて、すべて台湾茶。鹿嶋さんや久保田さんと同い年の、文山包種の老茶でした。

文山包種1 文山包種2



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2011.05.23 Top↑
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