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 新年、あけましておめでとうございます。本年も、Queer Music Experience.と、このブログを、よろしくお願い申し上げます。

 さて、親サイトの Queer Music Experience.のほうでは、昨年の末から、これまではソーシャル・ネットの mixi のみで公開していた過去のライヴ観覧記の復刻掲載を始めています。

 ジェンダー研究やフェミニズム、クイアー・スタディーズといった学術的な関心に基づいて、このブログと Queer Music Experience.を常日頃からご覧になってくださっているという皆様(が、実は読者のかたがたの主流であるらしいということが、ここ数年でようやくわかってきました)におかれましては、海外のミュージシャンの話題や、国内のメジャー級のアーティストの話題のほうが、より関心が高いように、私には思われるのですが、ぜひ、こうした国内のLGBTのインディー・ライヴの観覧記も、ご覧になっていただけると、私は嬉しいです。

 というのも、こうしたインディー・ミュージシャンのかたたちの活動の中から透けて見える、「日本のLGBT事情」というものも、必ずあるはずだと、私は思うので。

 まあ、それはそうとして。

 あまりにも遅れ馳せに過ぎる、それらのライヴ観覧記が、どうしてこれまでは mixi のみの掲載となっていたかといいますと。

 元々は、暫定的な公開のつもりだったんですよね。

 より詳細な内容に後日リライトして、このブログに改めて掲載する、いわば予告篇のような、そういう心積もりだったんですね。

 ところが。

 2011年の夏頃から、本格的に体調が崩れ始め、暫定的な観覧記を mixi 日記に書いたはいいけれど、それを詳細な内容にリライトするだけの体力も気力も回復しないまま、ズルズルと時間ばかりが経過して、やがて2012年が明けるとすぐに、入院という事態となり、退院後も、1年以上はライヴに足を運ぶことすらなく、Queer Music Experience.やブログの更新も、完全にストップしていました。

 結果、それら、予告篇のつもりで書かれた暫定的な観覧記は、リライトされないまま、mixi のみの公開という状態が、年単位で続いていた、というわけです。



 で、どうしてそれを、今さらのように Queer Music Experience.に復刻掲載し始めたのかというと。

 昨年の12月12日にアップロードした、前回の記事の執筆に当たって、私は過去のライヴ観覧記を、いくつか参照したんですが、その作業の中で、このブログの過去記事や Queer Music Experience.以外にも、mixi のみの公開となってしまっていた数々の観覧記も、改めて読み返してみたんです。

 書いた当時は予告篇のつもりだった、それらのライヴ観覧記を、時間が経過してから読み返してみると、覚書程度にしか書かれていないものはともかくとして、ある程度の文章量があるものについては、ほぼそのままで充分に、「日本のLGBTミュージックの記録」になっているな、と思いました。

 そもそも Queer Music Experience.というサイトは、「LGBTミュージックの記録」を1つでも多く残すことを目的として開設したサイトです。そして、結果的には mixi のみの公開となってしまっていた、それらの暫定的な観覧記にも、実は「LGBTミュージックの記録」としての価値が充分にあるのではないか、そうであるならば、それらを Queer Music Experience.に掲載しないのはもったいないだろう、と考えるようになりました。

 ただ、いくら後日リライトして当ブログに掲載するつもりだったとはいえ、それらを書いている時点では、公開範囲を限定できる mixi での公開を無意識のうちに前提としていたせいで、そのまま Queer Music Experience.に掲載するには、あまりにも砕け過ぎた記述や、日記としての性質が強過ぎる記述も多かったので、そこはカットしたり改訂したりした上で、Queer Music Experience.への復刻掲載を開始した、というわけなんです。

 こうした経緯によって復刻掲載した、私が体を壊していた時期のライヴ観覧記は、次のとおりです。



Scissor Sisters Night Work LIVE(2011年2月9日 at Zepp Tokyo )
2011年2月9日 シザー・シスターズ ツアー・パンフ
※インディーどころか思いっきりメジャーな、シザー・シスターズのライヴ観覧記です。当初は、これをリライトしたものを、[ゲイのための総合情報サイト g-lad xx(グラァド)]に寄稿するつもりだったのですが、結局その機会を逸してしまいました(ニュース・サイトは即時性が重要なので)。



藤本大祐 presents スリーマンライブ『Triangle Typhoon』(2011年4月21日 at 秋葉原 PAGODA)
2011年4月21日 藤本大祐&鹿嶋敏行
※この観覧記では、主に藤本大祐さんと鹿嶋敏行さんとの共演について書いています。



とんちピクルス ライブ「やさしい夜」(2011年4月28日 at 中野 カルマ)
2011年4月28日 とんちピクルス
※このとんちピクルスさんのワンマン・ライヴの観覧記については、mixi のほうでも覚書程度の内容しか書いていなかったのですが、実は一度リライトに着手していて、しかし体調が悪くフィニッシュには至らなかったという経緯がありました。その未完成だったリライトの記憶を元に、ほとんど書き下ろしに近いほどの大幅な加筆が、この観覧記には施してあります。



渋谷 de 一軒家 vol.21(2011年5月5日 at 渋谷 gee-ge)
2011年5月5日 柏本 圭二郎
※この観覧記は、柏本 圭二郎(現:keiZiro)さんのライヴについて、主に書いています。これもまた、リライトに着手したものの、体調が優れなかったせいでフィニッシュに至らなかった観覧記で、keiZiro さんのセット・リストの最後に歌われた「Unite for Friends」についての記述から先は、ほぼ書き下ろしです。



Paddy Phield presents『Save tOhoku's Soul』(2011年5月15日 at 新宿 スモーキン・ブギ)
2011年5月15日 パディ・フィールド
※70年代末のロンドン・パンク・シーンや、80年代前半のイギリスのニュー・ロマンティック・ムーヴメントといった、世界のロック史に残るムーヴメントの只中にいた、ただ1人の日本人ミュージシャンであるパディ・フィールドさんのライヴ観覧記です。



ふわぽよ。(2011年6月9日 at 新宿 ArcH)
2011年6月9日 藤井 周
※この観覧記では、主に MARIO さんと藤井 周さんのお二方のライヴについて、話題を絞り込んでいます。



風太郎企画28th『夏空夢人』(2011年7月3日 at 阿佐ヶ谷 NEXT SUNDAY)
2011年7月3日 鹿嶋敏行
※この観覧記では、鹿嶋敏行さんと藤井 周さんのお二人のライヴについて、話題を絞り込んでいます。



Rainbow Arts Final exhibition(2011年7月30日 at 新宿 全労済ホール スペース・ゼロ)
2011年7月30日 Yosuke
※セクシュアル・マイノリティによるアートの祭典、Rainbow Arts の開催期間の最終日に、会場内で行なわれた Yosuke さんのミニ・ライヴの観覧記です。



海の家(2011年8月29日 at 新宿 ArcH)
2011年8月29日 Men⇔dy
※この観覧記では、耳の病気のために音楽活動を休止されていた Men⇔Dy さんの復活ライヴについて、話題を絞り込んでいます。



 さらに、私が体を壊してしまった2011年よりも前に書いたものの中にも、やはり mixi でしか公開していなかったライヴ観覧記が、いくつもありました。

 それらが mixi での公開のみに留まってしまっていた理由は、一つにはデイ・ジョブが多忙であったために、リライトに手が着かず、そのままとなってしまっていた、というもの。

 それらのうちの1つ、2009年9月6日の Living Together Lounge でのさんのライヴ観覧記を、先日 Queer Music Experience.に復刻掲載しました。日記としての性質のほうが強い文章なので、これを最初に書いた当時には、後日に大幅なリライトを施すつもりでいたのですが、こうして改めて読み返してみると、「LGBTミュージックの記録」としては、実はこのままでも充分ではないかと思ったので、明らかに日記のつもりで書いている部分をカットした以外には、「くん付け」を「さん付け」に直す程度の改訂に留めました。



Living Together Lounge vol.57(2009年9月6日 at 新宿 ArcH )
2009年9月6日 灯



 そして、多忙という理由とはまた別に、出演者のプライヴァシーに配慮した関係で、mixi での公開のみになっていた観覧記も、一部あります。

 要は、それらのライヴの出演者がLGBTであるという事実が、はたしてオープンにされているのか、それとも対外的には伏せられているのか、その辺りがわざと曖昧にされていて、判然としなかった場合には、そのライヴの観覧記は、最初から手を着けていないか、あるいは書いたとしても、mixi のみの公開としていました。

 そうした種類のライヴ観覧記も、いま読み返してみると、「出演者がこの顔触れなら、別に Queer Music Experience.に観覧記を掲載しても、たぶんアウティング行為になることはなかろう」と判断できるものが、いくつかあったので、それらも追々、掲載していく予定です。まあ、かなり大雑把な書き方ではあるのですが。



 斯様にして、mixi のみで公開していたライヴ観覧記を遡っていく中で、実はワタクシ、アーティストさんに対して大変失礼な事実誤認をやらかしていたことに、気がついてしまいました。

 2013年1月17日に池袋の鈴ん小屋(りんごや)さんにて開催された『Serious Playground』の観覧記(当ブログの2013年1月19日付のエントリ)の中で、私は、とんちピクルスさんの「湯の花」という楽曲について、CDでは親しんでいたけれどもライヴで聴くのは初めて、という趣旨のことを書いていたのですが。

 実は、私がとんちピクルスさんのライヴを初めて拝見した、2005年8月28日の『とんち 音の波』の中で、私は「湯の花」のパフォーマンスを、ちゃんと観ていたんですよね。その記録が、mixi 日記のほうに、しっかりと残っていました。

 あちゃー。

 その2005年8月28日の『とんち 音の波』の観覧記も、後日アップしますが、その際には、このブログの2013年1月19日付のエントリにも、訂正とお詫びの文言を、追記で入れる予定です。

 もともと記憶力のあるほうではない藤嶋ですが、さすがにこれは、トホホな体たらく。

 とんちピクルスさん、大変失礼をしました。申し訳ありません……。

 やっぱり、記録をきちんとした形で残すのって、大事。

 反省。



 それでは、冒頭の繰り返しとなりますが、本年もよろしくお願い申し上げます。


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2014.01.04 Top↑
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