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 先週(2014年5月26日から5月31日まで)の、私の目に留まった主なLGBTミュージック関連のニュースを、ダイジェストで紹介します。

 先々週分のLGBTミュージック関連ニュースのダイジェストの冒頭では、「次回の掲載があったとしても、今回以上に手を抜いた内容になっている可能性が大」と予告していましたが、結局は、前回と同等か、それ以上のヴォリュームになってしまいました。というのも、大物アーティストに関連した話題が、意外に多かったので。

 とはいえ、このヴォリュームで毎週続けていくのは本気で無理そうなので、次回こそは、取り上げるニュースをもう少し厳選して、自分を追い込まないようにしようと思います。

 それでは、以下からが、私の目に留まった、先週の主なLGBTミュージック関連のニュースです。






■2014年5月26日■

Wurst: ‘I want to change the way people perceive gay men’ (Attitude Magazine, 2014.05.26)

 イギリスのメジャー・ゲイ雑誌『Attitude』誌の最新号には、コンチータ・ヴルストのインタヴューが掲載されています。

 ※コンチータ・ヴルスト バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

 この『Attitude』最新号のインタヴューの中で、コンチータは、ロシアから受けた中傷について、次のように述べているそうです。

“動揺はしなかったわ――ただ、わざわざ好きでもないもののために多くの時間を費やしている人たちがいるのには驚かされたけれど。たとえば、私はマイリー・サイラスのことが好きじゃないんだけど、だからといって彼女の Facebook に誹謗中傷を書き込んだりはしないわ。彼女の曲を聴かなければそれで済むことなんだもの。私についても同じことよ。私の曲を聴くのも聴かないのも、その人の選択次第。強要するつもりなんてないわ。でも、私のことを嫌ってる人たちには、注目してくれてどうもありがとう、って御礼を言わなくちゃね。私のことなんかを考えるのにそんなにもたくさんの時間を費やしてくれているだなんて、明らかにお暇なのね。”


 そして、彼女の音楽のテーマである「寛容と受容」については、次のように述べています。

“人々の意識を私が実際に変革できるかどうかなんて、そんな自信はないわ! 私はロール・モデルなんだっていう確信もない。私は完璧じゃないもの。でも、寛容と受容の啓発のために、私の知名度と話題性を役に立てようとはしているわ。”

“21世紀にもなって、いまだにこのことを話題にしなくちゃいけないだなんて、本当に悲しいわよね。ロシアの恐るべき法律は馬鹿げてる。ゲイ男性への理解を変えるために、私にも何かができたらと思っているわ。”







■2014年5月27日■

Erasure announce new album and UK tour (Attitude Magazine, 2014.05.27)

Erasure’s Violet Flame tour rises this November (Gay Time Magazine, 2014.05.27)

 イレイジャーが、通算で16作目となるスタジオ・アルバムのリリースと、それに伴う全英ツアーの詳細を発表しました。

 ※イレイジャー バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

 新作のタイトルは『The Violet Flame』。本国イギリスでのリリースは、9月22日。全10曲を予定しており、アルバムからのファースト・シングルは7月中旬にリリースされるそうです。

 そのニュー・アルバムを引っ提げての全英ツアー『The Violet Flame Tour』は、全部で15都市、15公演が予定されており、初日は11月12日。12月14日のロンドン公演でフィナーレを迎えます。








■2014年5月27日■

Holly Johnson announces first UK tour since 1987 (Attitude Magazine, 2014.05.27)

 元フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのリード・ヴォーカリストのホリー・ジョンソンが、1987年のバンド解散後ソロとなって初の全英ツアーを、10月に行なうことを発表しました。このツアーは、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのデビュー30周年を記念するものでもあるそうです。

ホリー・ジョンソン
(画像は Attitude Magazine 公式サイトの記事より)


 ※フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

 ツアー・タイトルは、『Dancing With No Fear』。全7日間の日程で、ブリストル、バーミンガム、グラスゴー、ニューキャッスル、リヴァプール、マンチェスター、ロンドンの7都市を回るそうです。

 記事に拠ると、ホリーは次のように述べているそうです。

“長年に渡る僕のキャリアを通じて書かれてきた曲をプレイできることに、僕は一口では言い表せないほど、本当にエキサイトしている。21世紀にソロ・アーティストとして、旧作と新作を共に引っ提げてツアーができるなんて、とても特権的なことだ。”


 この発言にもあるように、今回のツアーでは、フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのメガ・ヒット曲である「リラックス (Relax)」「トゥー・トライブズ (Two Tribes)」、ソロになってからのヒット曲「ラヴ・トレイン (Love Train)」などの他、来たるべき新作アルバムからの楽曲もパフォーマンスされるようです。

 その新作アルバムは、この記事に拠ると、9月15日のリリースが予定されているそう。






■2014年5月27日■

 元ハスカー・ドゥ (Hüsker Du)/シュガー (Sugar)のフロントマンであり、ゲイであることをオープンにしているボブ・モールド (Bob Mould)のニュー・アルバム『Beauty & Ruin』の全曲試聴が開始されたことが、アメリカのゲイ雑誌『Out』誌のサイトでも報じられました。

 このニュースは、日本の音楽ニュース・サイトでは、既に先週に報じられていました。

 ※ハスカー・ドゥ、シュガーのフロントマン、ボブ・モールドの最新作! (HMV ONLINE, 2014.05.25)

『Beauty & Ruin』は、アメリカでは6月3日に、ヨーロッパ方面では6月9日に、Merge Record からのリリースが予定されています。

ボブ・モールド『Beauty and Ruin』ジャケット


 試聴サイトの URL は、こちら。
 http://pitchfork.com/advance/450-beauty-and-ruin/

 この試聴サイトに掲載されていたプレスリリースに拠ると、今作のレコーディングには、2012年の前作『Silver Age』から引き続き、スプリット・シングルのジェイソン・ダーナシーがベースで、スーパーチャンク/マウンテン・ゴーツのジョン・ウースターがドラムスで参加しているそうです。

 収録曲のタイトルは、以下のとおり。

 01 Low Season
 02 Little Glass Pill
 03 I Don't Know You Anymore
 04 Kid With Crooked Face
 05 Nemeses Are Laughing
 06 The War
 07 Forgiveness
 08 Hey Mr. Grey
 09 Fire in the City
 10 Tomorrow Morning
 11 Let the Beauty Be
 12 Fix It






■2014年5月28日■

 虹組ファイツの西日本メンバーのみなさんによる派生ユニット、KANSA!ファイツが、2012年のファースト・シングル「むっちゃ好っきゃねん先輩!」に続くセカンド・シングル「恋愛 Play or Dead!」を、配信シングルとしてリリースしました。

KANSA!ファイツ「恋愛Play or Dead!」ジャケット


 購入ページは、こちら。

 ※iTunes - ミュージック - 虹組ファイツ「恋愛 Play or Dead! (feat. KANSA!ファイツ) - Single」 (iTunes Store)

 虹組ファイツ、および、その派生ユニットの楽曲は、基本的には日本のアイドル歌謡がベースになっていることが多く、それを支持しているファンのみなさんがたの多くもまた、やはり日本のアイドル歌謡がお好きなのではないかと思うのですが、この KANSA!ファイツによる「恋愛 Play or Dead!」は、あのマイケル・ジャクソンが在籍していたジャクソン5の1971年のヒット曲「さよならは言わないで (Never Can Say Goodbye)」からのちょっとした引用も行なわれています。

「さよならは言わないで」は、オープンリー・ゲイとしてデビューしたアーティストとしては初めて、主流のポップスの世界でも大成功を収めたイギリスのシンガー、ジミー・ソマーヴィルも、コミュナーズ時代にカヴァーしていた楽曲です。

 ※ジミー・ソマーヴィル バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

 そして、海外のオープンリー・ゲイのアーティストによる名曲を、日本のゲイ・インディーズのヴォーカリストを起用してカヴァーするという企画で行なわれた、2005年の東京レズビアン&ゲイパレードにおける G-men フロート・ライヴでも、この「さよならは言わないで」は、虹組ファイツのファンのかたにはおなじみのイヴェント、虹組カフェの会場となっている、渋谷 GATE のマスターである、南部直史のヴォーカルによって、パフォーマンスされました。

 ※南部直史 バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

 つまり、この曲はゲイ・ディスコのクラシックであり、もはや定番中の定番曲なんですね。

“Never Can Say Goodbye”
さよならは言わないで
(1987)


 こうしたゲイ・ディスコ・クラシックからのさりげない引用も含んでいる(それが計算に基づくものであるのかどうかまでは私にはわかりませんが)という点からも、KANSA!ファイツの「恋愛 Play or Dead!」は、まさしくLGBTミュージックのど真ん中を行くものであると、私は思います。






■2014年5月28日■

 昨年から今年にかけて、既に3曲のシングルを全英ヒット・チャートの No.1に送り込み、現在はアメリカでもシングル「La La La」がヒット中の、新進ブルー・アイド・ソウル・シンガー、サム・スミスが、記念すべきデビュー・アルバム『In the Lonely Hour』のリリースから2日後の5月28日に、アメリカの音楽誌『The FADER』からのインタヴューに応えて、『In the Lonely Hour』は彼自身の報われなかった男性との恋愛体験にインスパイアされたものであるということを、明らかにしました。

 ※サム・スミス バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

サム・スミス


 この話題についての詳細は、当ブログの前回の記事で紹介しているので、ぜひそちらをご覧になってください。

 前回の記事は、こちら。

 ※サム・スミスが、ゲイであることを(ほぼ)カミング・アウト。 (2014年5月30日掲載)






■2014年5月28日■

New Queen Album Will Feature Unreleased Freddie Mercury Songs (NewNowNext, 2014.05.28)

 クイーンのギタリストのブライアン・メイが、来たるべきクイーンのニュー・アルバムには、フレディ・マーキュリーが遺した未発表曲も収録される予定であることを、BBC ラジオからのインタヴューの中で明らかにしたそうです。

 そのインタヴューに拠ると、フレディがクイーンのメンバーと共にヴォーカルのレコーディングを行なっていたトラックが、新たに2、3曲見つかったのだそうです。それらのトラックは、主に80年代に入ってからのものだそうで、残っていたものは断片でしかなかったものの、ブライアン・メイ曰く、「我々にはその完成形が見えていたから、最新のテクノロジーを用いることによって完成させた」とのこと。年末のリリースを予定しているそうです。

 また、このインタヴューでは、日本でも上演が行なわれた、クイーンのヒット曲によって構成されているミュージカル『We Will Rock You』の続編の制作が、既に水面下で開始されているということも、ブライアン・メイは明らかにしています。続編の内容は「前作よりも少し際どい」と、ブライアン・メイは、いたずらっぽい口調で語ったそう。






■2014年5月29日■

Mykki Blanco’s ‘She Gutta’ Video Interjects Gang Culture With Queerness (Out Magazine, 2014.05.29)

 先々週分のLGBTミュージック関連ニュースのダイジェストでも紹介した、ニューヨークのクイアー・ラップを代表するラッパーの一人、ミッキー・ブランコ (Mykki Blanco)の新曲「She Gutta」のミュージック・ヴィデオが、『Out』誌のサイトで紹介されました。

 ニューヨークのクイアー・ラップは、ギャングスタ・ラップと、日本ではオネエ系と呼ばれているような種類のクイアーネスを融合させた、アンダーグラウンド・カルチャーですが、今回の「She Gutta」のミュージック・ヴィデオは、記事の見出しにもあるように、ギャングスタ・カルチャーの暴力性と、ゲイのセックス・シーンを、完全に並列化して描いているのが大きな特色となっています。

“She Gutta”
(2014)







■2014年5月29日■

George Michael rushed to hospital after collapse (PinkNews, 2014.05.29)

 ジョージ・マイケルが、先週、ロンドン北部の自宅で倒れ、病院に緊急搬送されていたことが明らかになりました。

 ※ジョージ・マイケル バイオグラフィー (Queer Music Experience.)

 この PinkNews の記事は、イギリスのタブロイド紙『The Sun』の記事が元になっているようです。それに拠ると、ジョージ・マイケルが倒れた原因や、彼が入院中なのかどうかなどについて、エージェントからの説明はなく、単に「定期検査のために病院にいる」との声明が発表されたのみでした。

 そして、その翌日には、ジョージ・マイケルは既に快復して、自宅に戻っているということが新たに報じられました。

George Michael recovering at home after collapse (PinkNews, 2014.05.30)

 この30日付の記事の中で、ジョージ・マイケルのエージェントは、次のように語っています。

“新聞での報道を受けて、私たちは今日、ジョージが5月22日に病院に入院したことを確認することができました。彼は週末には退院しており、具合も良く、休息しているところです。彼は、7月のニュー・シングルのリリースを、とても楽しみにしています。”

“これ以上のコメントは、個人的な性質の話になるので控えさせていただきます。”


 この他にも、ジョージ・マイケルの友人のデイヴィッド・オースティンや、匿名の隣人のコメントなども記事には掲載されていますが、いずれも、ジョージ・マイケルは既に快復していると語っています。

 ただ、私が参照した、この PinkNews の記事では、どちらの記事にも、本文の最後に、ジョージ・マイケルの過去のトラブルメイカーぶりがわざわざ列挙されているので、どうやら PinkNews は、ジョージ・マイケルが本当にクリーンな状態であるのかどうか、疑わしく思っている気配が濃厚のようです。






■2014年5月30日■

Hedwig and the Angry Inch Cast Album Sets Release Date (Advocate.com, 2014.05.30)

 映画版も大ヒットした、ジョン・キャメロン・ミッチェルのオフ・ブロードウェイ・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ (Hedwig and the Angry Inch)』

 今年の4月22日からは、オープンリー・ゲイの人気俳優、ニール・パトリック・ハリスをヘドウィグ役に迎えて、ブロードウェイで再演が行なわれていますが、このブロードウェイ版のキャストによる『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のレコーディング・アルバムが、アトランティック・レコードからリリースされるそうです。デジタル・リリースは7月1日、フィジカル・リリースは7月15日。

 これは聴きたい!

ニール・パトリック・ハリス
(画像は Advocate.com の記事より)







■2014年5月31日■

 毎年、名古屋市中区栄の池田公園にて開催されている、無料 HIV 検査会をメインとした、二日間に渡るセクシュアル・マイノリティの祭典、NLGR+が、今年も開催されました。

 公式サイトに掲載されていた、今年度のタイム・テーブルは、以下のとおり。

5月31日

14:00~14:10 オープニング
14:10~14:50 LIFE with ~陽性者が、今語る~
14:50~15:30 虹パレトーク
15:30~16:00 сн∀ма
16:00~16:30 An.Frei
16:30~17:00 DXハンター
17:00~18:30 区立女装高校2014
18:30~19:00 NSM=
19:00~19:15 二丁ハロ
19:30~20:15 silsil ライブアートfeat.Ally

6月1日

12:00~13:00 WING
13:30~13:40 中華南方獅子隊
13:50~14:00 スーパーDXハンター
14:00~14:30 GAR!SH★
14:30~15:30 虹組ファイツ!
15:30~16:00 勉強会
16:00~17:00 同性結婚式
17:00~18:00 バルーンリリース&グランドフィなあも


 このうち、LGBTミュージックをテーマとしている当ブログが注目していたのは、5月31日のсн∀маさんとNSM=さん、そして6月1日の虹組ファイツさんのライヴ。

 сн∀маさんは、この日のライヴで新曲を初披露なさったそう。また、NSM=さんは、かつてはNSM48としてデビューを飾った NLGR+のステージで、オリジナル曲『ニジイロHappiness!!』を披露。

 そして虹組ファイツさんは、なんと、過去最多の32名のメンバーのみなさんが参加。その顔触れを、Twitter の公式アカウントである虹組ファイツ総合情報局のツイートから、そのままコピペ。

【改/NLGR+2014参加メンバー32名】 東日本メンバー17名 岡本・手塚・矢柴・山下・安倍・西村・山城・若林・飯島・青山・下嶋・鈴木・斎藤・卯月・大木・藤枝・柳 西日本メンバー15名 伊藤・青柳・佐々木・山本・天野・安藤・木住・高橋・武井・西川・進藤・三上・八神・宮崎・日向


 私は足を運ぶことが残念ながらできませんでしたが、ぜひ生で拝見したかったです。






■2014年5月31日■

 サーキット・イヴェント『InterFM presents Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014』が、東京・下北沢の13会場で開催されました。

[Power Push] 「Shimokitazawa SOUND CRUISING 2014」特集 (ナタリー)

 このイヴェントのいちばんの目玉は、小林幸子さんと七尾旅人さんの共演でしたが、このおふたりだけでなく、一般にも知名度の高いアーティストが、なんとトータルで140組以上も出演した、この巨大なサーキット・イヴェントに、キムビアンカさんと西野翔さんのおふたりによるユニット、nuDex も、出演なさいました。

nuDex


 nuDex のおふたりが出演なさったのは、31日の深夜3時30分から、下北沢 ReG でのステージでした。







それでは、今週はこの辺で。


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2014.06.02 Top↑
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