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イレイジャーのヴォーカリスト、アンディー・ベルの初めてのソロ・アルバム『Electric Blue』が、10月3日に、イギリスで発売された。

Electric Blue


アンディーの公式サイトを見ると、どうやらこのアルバムは、イギリスとドイツ、U.S.A.のみの発売のようで、輸入盤が入荷されるのをずっと待っていたのだが、ようやく先日、TOWER RECORDSの新宿店で購入できた。

一足先に購入していた先行シングル「Crazy」を聴いた限りでは、それほど大幅にイレイジャーから路線変更しているようには感じなかったのだが、アルバムを通して聴いてみると、イレイジャーにはない曲調の作品も多く収録されている。

特に、シザー・シスターズのジェイク・シアーズと共演した「I Thought It Was You」は、ジェイクのイメージを充分に意識したディスコ・ミュージック調で、こういうタイプの曲を、ヴィンスはまず書かない。

ジェイクのソロ・パートが大サビだけなのが少し物足りないが、楽曲全体はまさにイレイジャーとシザー・シスターズの融合といった雰囲気で、期待に違わぬイメージ。

デビュー20年目にして初のソロ・アルバムであり、今が旬のシザーズとの共演という話題性もある『Electric Blue』だが、しかしどういうわけか、世間の反応は鈍いようだ。

このあとに紹介するインタヴューの中でも、アンディー自ら「オンラインでの反応をまるで見かけない」と述べている。

ヒット・チャートの成績も、シングル「Crazy」が全英35位、アルバムのほうは全英119位と、アンディーのこれまでの実績を考えると、ちょっとあり得ない数字である。

原因はいろいろあるだろうが、1つには、レーベルの宣伝不足が考えられる。アルバムのクレジットを見ると、「Andy Bell appears courtesy of Mute Records」とあり、そうした契約の仕方が、販売戦略には裏目に出たのかもしれない。



国内盤の発売はない上に、イレイジャー自体が日本では決して知名度が高いとは言えないので、『Electric Blue』発売にあたってのアンディーのインタヴューが、日本で活字になることは、ほとんど期待できない。

そこで、Gay.com UKに10月10日付で掲載された、『Electric Blue』についてのアンディーのインタヴューを、全文翻訳してみた。それを以下に掲載する。


その声。そのサウンド。スパンコールと宝石に覆われた、その衣装。イレイジャーのアンディー・ベルは、ソウルとキワどさをさらりとミックスして、いつでも僕たちを楽しませ続けてきた。

そして今、音楽のパートナーのヴィンスが休養しているあいだに、彼はソロの道を歩んでいる。

彼をつかまえて、ソロ活動の理由を聞き出してみた。



――ソロになってみて、どんな感じ?

「うーん、よくわかんないよ! うまく言えないな。既にいくつかDJモノをやったんだけど、すごく良い出来でね。仲間と一緒にやってるから、1人でやっているような気がしないんだ。ただしインタビューだけは、ヴィンスと一緒にやっているときでも、僕が1人でこなしてたけど。彼はアメリカ暮らしだからね。だもんで、インタヴューには困惑しちゃうんだ。もちろん、このインタヴューは別だけど。」

――でも、メチャクチャ神経質になってるんじゃない?

「そうなんだよね。普段イレイジャーの仕事をしてるときは、いつでもバタバタしてたから、こうもイライラしないんだけど。普段だったら、僕らはじっとしてないんだ。ツアーに出るか何かしてるから。」

――イレイジャーは解散、ってこと?

「全然そんなことないってば。僕たちは、2年ほど前にレコーディングしたアコースティック・アルバムを、ずっと温めてるんだ。僕たちの他のアルバムからのお気に入りの曲を集めたものなんだけど。でも、ヴィンスには赤ん坊ができたばっかりで、彼は当分バタバタしてるだろうから、『よし、何かやってみよう』って思ったんだよ。」

――あなたが期待していたような反応はありました?

「正直なところ、オンラインでの反応とかそういうのを、まるで見かけないんだよね。僕はソロが出来て嬉しいし、出来たのを聴くのが大好きなんだけど。ホントにさ、ちゃんと話題にしてよ。どうやったら広まってくれるのか、僕にはよくわからないからさ。 」

――ヴィンスの反応はどうでした?

「彼は本当に気に入ってくれてるよ。(去年の)11月に彼のところに送ったんだけど、しっかり聴いてくれて、いくつかの批評とありがたい指摘をくれたよ。彼のお気に入りは『Crazy』と『The Rest of Our Lives』で、僕らのためにミックスをしてくれたんだ。 」

――そうそう、その話は聞いたことがあります。それは、イレイジャーの解散はない、とファンを安心させるのには良い方法ですよね?

「そうだね。解散を危惧しているファンは実際にいると思う。それと、真剣には受け止めずに僕のソロをアルバイト感覚に思ってるファンもいるだろうね。僕たちは何が起ころうとも、いつだって一緒にやっていくつもりだよ。だから、安心してくれていいよ。」

――新しいアーティストやスターと仕事をして、どうでしたか?  ジェイク・シアーズと仕事したそうですが、彼はイレイジャーが大好きだそうですね。どんな気分ですか?

「僕はシザー・シスターズの大ファンでね。確か1年前、僕が大好きなニューヨークのThe Cock(註:ニューヨークのゲイ・クラブ)で彼らの曲を聴いたんだけど、そのときは彼らの曲だってわからなかったんだ。その後アルバムを手にして、その曲を見つけて、ようやく彼らだってわかったんだ。2つが全く結びつかなかったんだよね。正直な話、彼らがハマースミスでのライヴに僕らを招いてくれるまでは、彼らがどのくらい素晴らしいか、僕はわかってなかった。そのとき彼らは、僕に1曲捧げてくれたんだけど、そんなの初めてでさ。とってもイイ気分だったよ。」

――彼らとは会ったんですか?

「ちゃんとバックステージで会ったよ。みんな興奮して、キャーキャー言ってた。12歳のときに初めてイレイジャーを見て、以来ずっと好きだったって言うんだ。すっかり仲良くなっちゃったよ。」

――新しいバンドに大きな影響を与えたとして引き合いに出されるのを、どう感じますか?

「本当にイイ気分だね。イレイジャーでは、当然のことながら下積みをしてきたからね。ずいぶんアメリカをツアーしたよ。いつもそっちにいるみたいに思われてた。実際、ライヴ・チケットもそっちで多く捌いたし、レコーディングもそっちでやってると思われてたし。

最初のツアーでは、デュラン・デュランのサポートもやったんだけど、僕がステージから下がると、途端に女の子たちが黄色い声を張り上げるのには笑っちゃったね。まったく、いい引き立て役だったと思うよ。」

――そうした経験が、あなたを「ポップのゴッドファーザー」にしたんでしょうか?

「ホントのところは『ポップの叔父さん』だと思いたいけどね。僕は新しいバンドをごっちゃにしちゃうことがあるからさ。名前がごっちゃになっちゃうんだよね。あるときなんか、フランツ・フェルディナンドとカイザー・チーフスがごっちゃになっちゃって。もう、そのあたりの連中が一緒くたなんだよね。でも、ホワイト・ストライプスとは本気で一緒に仕事をしてみたいな。彼らは好きだよ。 」

――ソロのライブも、イレイジャーのように魅惑的な、突き抜けたものになるんですか?

「いやいや、そうはならないよ。できるなら、飾りっけのないものをやりたい。いつものイレイジャーだったら、僕たちは2人しかいないわけだから、空きスペースを飾り立てなきゃいけないような気にもなるだろ? でも、希望としては、バンドを入れて、もっとすっきりしたものにしたいね。 」




原文のURLは以下の通り。

"We're pop-uncles"
http://uk.gay.com/article/4047


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2005.10.26 Top↑
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