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昨年11月3日のエントリーでは、ウィル・ヤングのニュー・アルバム、『Keep On』からの第1弾シングル、「Switch It On」のヴィデオ・クリップについて書いた。

ウィル・ヤングが演じるゲイ版『トップ・ガン』
http://queermusicexperience.blog10.fc2.com/blog-entry-48.html

そのヴィデオ・クリップは、映画『トップ・ガン』をモチーフとしたもので、イギリスの国民的アイドルであるウィルが、初めてゲイ・テイストを前面に出した作品となった。

ところが、そのイメージ・チェンジを、イギリスのゲイ・メディアは、必ずしも両手を挙げて歓迎したわけではないようで、賛否両論があるらしい。






イギリスのゲイ雑誌『Boyz』では、『Keep On』からのセカンド・シングル、「All Time Love」のレヴューが、1月21日付で掲載されている。

Will Young / All Time Love
ウィルの最新シングル「All Time Love」


そのレヴューでは、前作「Switch It On」のヴィデオ・クリップで試みられた、ウィルのイメージ・チェンジについて、忌憚のない意見が述べられている。

そのレヴュー記事の全訳を、以下に掲載する。

いったいウィル・ヤングに何が起こっているというのだろうか? 照れ屋でセックスに無関心の主婦のお気に入りから、彼はまったくの扇情者になってしまった。申し訳ないが、かつてはお相手をしたいセレブとしてケイト・ウィンスレットの名を挙げていたような人物が、ゲイ・ポルノも同然のヴィデオ・クリップでカムバックしたり、ジョー・ウィレーの『Live Lounge』(註:BBCラジオ1の番組)でプッシーキャット・ドールズの「Don't Cha」をカヴァーしたりしても、我々が少々困惑させられてしまうのは仕方のないことだ。悪く取らないでほしいのだが、今の彼が自分の性的指向に居心地の良さを感じているのは素晴らしいことだし、「Switch It On」のヴィデオも大いに楽しませてもらった。けれども、あれが彼の最良なのかといえば、否と答えざるを得ないのが実際のところだ。結果として、彼の最新アルバム『Keep On』は、ミリオン・セラーとなった『Friday's Child』と比べると、ほとんど無視されているも同然の状態だ。間違いなく、彼のレコード会社は、アルバムの売り上げの再活性化を、この穏やかで広大なバラードに託している。傑作「Leave Right Now」(註:ウィルの2003年11月のNo.1シングル)には及ばないけれども、何人かのファンをウエストライフから取り戻して、もう一度レジを動かすぐらいのことはできるだろう。


原文のURLは、以下。
http://www.boyz.co.uk/JJ06/tmPgs/B/singles.lasso

自分にとっては、「Switch It On」のヴィデオ・クリップは、さほど眉を顰めるようなものでもなかったのだが、一般のメディアならともかく、ゲイ・メディアの中からもウィルのイメージ・チェンジに否定的な声が上がっているということは、ゲイ・テイストそのものが否定されているわけではなく、あくまでもウィルの以前のイメージとのギャップが大き過ぎる、ということなのだろう。

事実、「Switch It On」は、ニュー・アルバムからの第1弾シングルだったにも関わらず、全英シングル・チャートでの最高位は5位。もしもこれが平均的なアーティストの場合だったら、充分に成功といえるのだが、なにしろこれまでのウィルは、「出せば1位」という勢いを誇っていただけに、「Switch It On」の成績は、彼の人気が下降線を辿っているという印象を、人々のあいだに植え付けてしまった。

幸いなことに、件の最新シングル「All Time Love」は、1月22日付の最新チャートで初登場3位を記録。転落の一途はどうにか免れている。

ウィルに限らず、アイドルのイメージ・チェンジは、非常に難しい。ファンに受け入れられず、そのまま消えていったアイドルも多い。どうやら現在のウィルは、非常に微妙な位置にいるようだ。

自分は「Switch It On」のキャムプ路線を否定はしないが、ここはなんとか踏みとどまって、末永いキャリアを築いてほしい。



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2006.01.23 Top↑
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