上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- Top↑
これから書こうとしている情報が、日本のゲイ・インディーズ関係者のみなさんのあいだで、どのていど認知されているのかはわからないのですが……。

アメリカには、CD Babyというショッピング・サイトがあります。

このCD Baby、一口で言ってしまうと、インディーのCDの販売を取り扱うネット・ショップです。

ただし、ディストリビュータは介していません。

アーティストから直接送られてきたもののみを取り扱っています。

CD Baby
http://cdbaby.com/


ちなみに、アメリカのゲイ・インディーズのアーティストの大半は、このCD Babyを利用して、作品を流通させています。

CD Babyは、ゲイ向けに限定したネット・ショップではありません。でも、非常にゲイ・フレンドリーです。

アメリカのLGBTアーティストのネットワーク、Outmusicが主催しているOutmusic Awardsでも、CD Babyは協賛として名を連ねているほどです。




CD Babyを通じて作品を販売しているアーティストの中には、日本人もいます。

たとえば、80年代にTVアニメ『超時空要塞マクロス』のヒロイン、リン・ミンメイ役でデビューし、「愛・おぼえていますか」などのヒット曲を出したシンガー・ソングライターの飯島真理は、現在は活動拠点をアメリカに移し、このCD Babyを利用して、作品を販売しています。



そのCD Babyが、いよいよ日本に進出することになり、CD Baby Japan が開設され、CD Babyへの販売登録が、日本語でも行なえるようになっています。

CD Baby Japan
http://cdbaby.com/jp/

このCD Baby Japanのトップページを見ると、当初は2006年1月末からの販売スタートを予定していましたが、延期され、スタートは2006年4月末からとなっています。

CD Baby Japanを通じてCDの販売を登録しても、在庫はすべてアメリカに預けられるらしいので、延期の事情は、おそらくはアメリカ側にあるのだと思います。

ただ、販売登録の受付自体は、昨年の8月からずっと続いています。



このCD Baby Japanで、少々気になるのは、日本にいる購入者が、日本のアーティストのCDを買う場合でも、決済はドルになるのか? という点です。

だとしたら、ちょっと日本人には抵抗あるかも、という気がしないでもありません。

というのも、自分は自作小説の電子書籍のダウンロード販売を行なう際に、支払方法の一つに、ドルによるオンライン決済も取り入れていたことがありました。でも、実際に電子書籍を購入してくださった方たちの決済方法の内訳を見ると、銀行振込の利用者が圧倒的多数でした。

CD Baby Japanは、CD販売の登録料に関しては、ドルと円の両方で支払いを受け付けています。ただ、購入する際の決済がドルなのか円なのか、あるいは両方ともOKなのかは、販売の始まっていない現時点では、まだわかりません。



ただ、アーティストの立場になってみると、CD Babyのシステムは、たとえドル決済であったとしても、いろいろと魅力があるのではないかという気がします。

アメリカのゲイ・インディーズ・アーティストの大半が、このシステムを利用していることを鑑みても、このCD Babyが非常に有益であることが窺えます。



日本のゲイ・インディーズ・アーティストが、CD Babyで作品を販売すれば、ひょっとしたら、アメリカに住むアメリカのゲイ・インディーズのファンが、日本のゲイ・インディーズの作品に目を留めるようになるかもしれない、という可能性もあります。



元来、ネット通販を行なっている時点で、その作品は全世界に向けて発信されているも同然なんですが、やはり言語の壁は大きい。

だから、アメリカに住む音楽ファンが、日本のアーティストのサイトからCDを直接購入するということは、あまり考えられない。たとえ日本語が理解できたとしても、決済方法が銀行振込だったら、アメリカに住んでいる人が日本のインディーCDを入手するのは、ほぼ不可能です。不可能っつーことはないですが、まあ、海外のサイトからの買い物に銀行振込っていうのは、普通はないでしょう。

でも、決済方法がクレジット・カードによるドル清算だったら、CD Baby Japanを通じて作品を販売する日本のインディー・アーティストは、アメリカのインディー・アーティストと同じ、CD Baby.com上で、CDが取り扱われるようになるわけです。

当然、試聴も可能だから、ひょっとしてひょっとしたら、アメリカのゲイ・インディー・ミュージック・ファンが、日本語の内容は理解できないまでも、そのサウンドに耳を留め、興味を持ってくれるようになるかもしれません。



自分は以前から、日本のゲイ・インディーズと、アメリカのゲイ・インディーズのあいだに、何らかの交流が生まれたらいいなあ、あったら面白いだろうなあと思ってました。

だから、Queer Music Experience.というサイトを作って、海外のゲイ・インディーズのアーティスト情報を、日本に紹介しようとしています。

ただ。

海外のゲイ・インディーズに関心を示している人は、ほとんどいない状態なので、手ごたえは皆無です。未整備なコンテンツも多いので、単なる自己満足と言われても仕方のない状況です。

そのうえ、自分は英語を読むことはできても、英語を話すことはできないし、英語で文章を綴ることもほとんどできないので、自分のほうからアメリカのゲイ・インディーズのアーティストに、交流を求めるアプローチをすることができません。日本の英語教育はこーゆー人間しか生み出さないという、典型例みたいなものです。



日本のゲイ・インディーズのアーティストのあいだでは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのmixiを通じて、盛んに交流が行なわれています。一方、アメリカのゲイ・インディーズのアーティストたちのあいだでは、MySpaceというソーシャル・ネットワーキング・サービスが流行しています。

自作曲の試聴も提供できるシステムなので、試聴のコンテンツをMySpaceに移行しているアーティストも、少なからずいます。

MySpace
http://www.myspace.com/

このMySpaceは、mixiとは異なり、招待制ではないので、誰でも簡単にアカウントが取れます。

自分も、MySpaceのアカウントを既に取りました。

だから、もしも自分が、英語で文章をチャチャッと書くことができれば、アメリカのゲイ・インディーズのアーティストに、

「私は日本のゲイ・ミュージックの関係者なんですが、お友達になりませんか?」

という直接のアプローチを簡単に行なうことができるんですが、なにぶん英語能力に自信がないので、そこまでする度胸がありません。

異文化コミュニケーションを望んでいるくせに一歩を踏み出す度胸のない、小心者なんです。

(英語でプロフィールを作成するのも面倒だったりするので、MySpaceはアカウントを取得しただけで放置状態)



とはいうものの。

アメリカのゲイ・インディーズの音楽に接すること自体は、日本にいても容易だ、ということだけは確かなんですよ。

先述した飯島真理の公式サイトでは、CD Baby.comの利用の仕方が、日本のファンのために紹介されています。ここでは飯島真理のCDを買う方法として解説されてますが、どのアーティストのCDを買う場合でも、方法自体は同じです。

http://www.marimusic.com/cdbabyhowto.html



話が逸れましたが。

自作CDを海外に発信するかどうかはともかくとして、ゲイ・インディーズのCDの流通手段として、CD Babyを利用するというのは、一考の価値があるように自分は思います。特に、レーベルに所属していないアーティストの場合は。

CD Baby Japanによると、CD-Rの作品も受け付けているそうです。また、たとえ20年間で1枚しか売れなかったとしても、CD Babyの側で廃盤にしたり、契約を打ち切ったりすることはないそうです。



もちろん、CD Baby Japanの有益性というのは、アメリカのCD Baby側の日本向け運営基盤がどのていど整備されているかによって、直接に左右されてしまうので、実際の運用が始まっていない現段階では、無条件で有益性を保証することはできないんですが、

とりあえず、いろいろな可能性を秘めたシステムである、ということだけは言えると思います。


スポンサーサイト
2006.02.08 Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://queermusicexperience.blog10.fc2.com/tb.php/76-372369e8
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。