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最近は、まえけんウォッチャーになりつつある、Q.M.E.管理人です。

自分は社会人学生をやっているので、テレビを観る時間が、人と比べて少ないんですよね。だから、自分が知っている前田健についての知識は、実はインターネットのニュースで報じられている範囲内に限られていた。実際の映像を目にする機会はほとんどなかったし、ライブに足を運んだこともなかった。

そのように世間一般の流行り廃りにはいたって疎い自分なので、前田健の映像を観たのは、パソコンテレビGyaOのバラエティーChで放映されていた、『カンニングの恋愛中毒』が最初だった。第28回に、前田健がゲスト出演していた。

理想のタイプはカンニング竹山、と公言する前田健が、その当人を相手に、竹山のどういう部分に魅力を感じているかとか、あるいはマスコミが報じたカミングアウトの話とか、そういった話題が語られていた。

もちろん、この番組はバラエティーだから、視聴者を笑わせることを第一としたやりとりだったと思うし、自分も大笑いしながら観てたんだけど、まえけん公式サイトで公開されている幾多のエッセイの内容と併せてみると、この番組での前田健は、けっこう本音トークだったように思う。

共感できたんですよね。会話の端々に表れている、本音の部分に。

その上で、お笑い芸人としての前田健も、自分の笑いのツボにピタリとハマった。

こうして、遅ればせながらファンになった自分は、もっと前田健の映像を観てみたいと思い、「maeda ken」「maeken」をキーワードに、例のYouTubeを検索してみた。

そうしたら。

まー、出てきましたよ。いくつもいくつも。前田健のテレビ出演時の映像が。






で、ですね。

自分が気になったのは、

「これらの映像をアップロードしているのは、いったいどういう人たちなのか」

ということなんですよ。



YouTubeはアメリカの動画配信サイトです。が、どういうわけか、日本のバラエティー番組やTVアニメ、特撮ヒーローの動画や、J-POPのアーティストのヴィデオ・クリップも、かなりの数でアップロードされている。

ひょっとすると、日本在住の日本人の方たちが、YouTubeを利用して動画を配信しているのかな? とも思ったんだけど、必ずしもそういうわけではないらしい。

まえけんの動画をアップロードしている人たちのプロフィールを調べてみると、一人だけ日本在住の日本の方がいらっしゃいましたが、あとはほぼ全員、海外在住の、外国籍の方たち。

まえけんが『ポップジャム』に出演したときの映像をアップロードしている人は、自分が確認しただけで、3人いらっしゃいました。そのうちの1人は、アメリカ在住の、30代の女性でした。

プロフィールを拝読すると、その女性は、いわゆる「otaku」でした。日本のアニメが大好き! という人。そして、コミケでコスプレするのも大好きらしい。

で、たぶん日本のアニメキャラのコスプレから興味が派生したんだと思うんですが、その女性は、LiveJournal.com内のガングロ・コミュ二ティーにも参加していたんだそうです。

日本在住の自分にしてみれば、LiveJournal.comにガングロ・コミュニティーがあるということ自体が驚きなんですが、どうやら「ガングロ」という言葉は、冗談抜きで、世界共通語になっているっぽいです。「もったいない」と同じく、それに類する概念なり風俗なりが、他の国にはない、ということ。

そのガングロ・コミュニティー内で、まえけんのライヴ映像の動画が、どうやら出回っていたらしいんですよね。

件の女性がアップロードしていたまえけん動画は、現在ではサーバから消えちゃってるんですが、その方が付けていたタイトルが、結構可笑しかった。曰く、

「I don't even know what should I call this」
(これを何と呼ぶべきかさえ、私にはわからない)



他にも、『歌笑』出演時のHINOIチームとの共演映像が、いくつもアップロードされてました。MONKEY MAJIKの「Around The World」や、倖田來未の「No Regret」、浜崎あゆみの「Bold & Delicious」など。

それだけではなく、『ものまねバトル』(だと思う)で、松浦亜弥のものまねを演じて原口あきまさと直接対決したときの映像とか、『うたばん』でピエール・ルーベン・松岡に扮してBoAの前で踊った映像とか、「恋のブチアゲ♂天国」のヴィデオ・クリップとか、その振り付けヴァージョンとか、いろいろ。



自分は日本のポップ・カルチャーを、欧米と比べて劣っているとは思っていません。でも、海外への輸出力は決して強くないと思っているので、YouTubeを利用して日本のポップ・カルチャーに少しでも多く触れようとしている海外の人たちが存外多いのにはビックリしました。

かく言う自分も、日本ではオンエアされていないマドンナのヴィデオ・クリップや、アメリカのTVで放映された『ウルトラセブン』の幻の12話を、インターネットを通じて入手したりしているので、「自国にいては接することのできないポップ・カルチャー」への飢餓感は、実感できるんですよね。

自分はこれまで、日本のバラエティー番組に希少価値を感じたことが、さほどありません。たとえお目当ての芸能人が出る番組であっても、他の番組でも姿を観ることができるよなーと思ってしまうから、見逃してしまっても、あまり痛恨には思わない。でも、自分の好きな洋楽アーティストがアメリカのテレビ番組に出演したときの映像は、ものすごーく観たいと思う。なぜかといえば、洋楽のアーティストの映像っていうのは、日本で暮らしている限りは、ヴィデオ・クリップや市販のDVDでしか観られないから。

それと同じことで、海外で暮らしている日本のポップ・カルチャー・ファンからしてみると、日本のバラエティー番組の映像は、たぶん「お宝映像」なんですよね。1回オンエアしたらそれっきりの、非売品映像だから。

日本のポップ・カルチャーを愛好している海外の人たちは、いったいどうやって、日本のTV番組の映像を入手しているんでしょうね? 自分は日本のポップ・カルチャーの海外輸出力を高く評価しているわけではないので、その辺はよくわからないんだけど、YouTubeを見ている限りでは、インターネットを通じて、ファン同士のあいだで盛んにトレーディングが行なわれているっぽいです。



で、ですね。

そうした人たちのあいだで、前田健という存在がどう見えているのかといいますと。

まえけん本人に興味があって動画をアップしたであろうというケースは、実は少ない。

というのも、前田健の芸は、基本的に「模写」だから。

つまり、まえけんが模写しているアーティストなり風俗なりに興味のある人たちが、「こんなのも見つけたよ」というノリで、まえけんの動画をアップロードしている、という雰囲気。

たとえば、ガングロに興味のある海外の人が「ガングロ女子高生に混じって歌っている男性タレントを見つけました」とか、あるいは、松浦亜弥の海外のファンが、「亜弥のものまねをしている男性タレントを見つけました」とか、そういう感じ。

ただ、男性であるまえけんが見事な女声で歌ってみせていることへの驚きは、一様にあるみたい。特に「恋のブチアゲ♂天国」のヴィデオ・クリップや『ポップジャム』のライヴ映像を観た海外の人たちには、そうした驚きがあるらしい。



YouTubeというサイトは、はっきり言ってしまえば、著作権無視の無法地帯ではあるんですよね。NBCからの警告を受けて、一部のファイルが削除されたりもしたそうだし、そのうち規制が入り出すだろうというのが、もっぱらの憶測です。

自分も当然、著作権を遵守しなければいけない立場にいるんですが、ただ、著作権に対する自分の考えは、AllAboutで四方宏明さんが書いていた考え方と同じなんですよね。

以下に、四方さんの文章を引用します。

著作権なんか無視してもいいのだと主張するつもりはありません。しかし、著作権でがんじがらめにしてしまったら、きっと音楽もネットもつまらなくなるでしょう。多くの文化は育たないと思います。良い意味で大目に見るという柔軟な考え方が必要です。


YouTubeのようなサイトがあることで、日本のポップ・カルチャーに興味のある海外の人が、自国にいながらにしてレアな映像に接することができているわけだし、日本で暮らしている自分も、日本では観られないレアな洋楽のヴィデオ・クリップを享受できているわけで。

ビジネスの面から考えても、こうした動画は、海外輸出力を強めるためのプロモーション機能を果たしていると思います。

事実、MTVがYouTubeとの提携を発表したそうです。

とはいえ。

日本語で書かれたブログに、日本のテレビ番組の動画を貼り付けるだけの度胸は、さすがに自分にはありませんでした。

なので、ここではリンクを貼るに留めておきます。



『ポップジャム』での前田健のライヴ映像



このライヴ映像、すごい好きなんですよ。特にソロ・ダンスの場面が。

「恋のブチアゲ♂天国」のヴィデオ・クリップでは、まえけんはソロ・ダンスでもあやや顔を崩さずに踊っているんだけど、このライヴ映像だと、それまであやや風の顔を作って歌っていたまえけんが、ソロ・ダンスでいきなり野郎顔になるんですよね。

たぶん、相当気合が入ってたんだと思う。

自分も一応ライヴ経験のある人間なので、オーディエンスを前にするとテンションがガーッと上がるのは実感としてわかります。

『うたばん』でBoAと共演したときには、BoAから「気持ち悪い」を連発されていたまえけんですが、ドラァグ・クイーンを見慣れてしまっている自分の目には、こうしたまえけんのヴィジュアルは、さほど奇異には見えないんですよね。もちろん、マジな野郎顔と衣装とのギャップによる可笑しさというのはあるんだけど、野郎顔でパキパキ踊りまくるまえけんの姿を観て、自分は素直に「カッコいいなー」と思いましたよ。



このブログは、海外の読者の方もいらっしゃるんですが(アクセス解析を見ると、ウェブ翻訳サーヴィスを使ってこのブログを英語に翻訳しようとした形跡がキャッシュで残っていることがよくあります)、海外のLGBTミュージック・ファンの人にも、前田健の存在を、ぜひ知ってもらいたいです。



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2006.03.29 Top↑
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